第1回は「故国タイランドが見える!」
大ケーブルカーと山頂つり橋をご紹介しました。
今回第2回は、山から海へ。
北海岸で日本の人がやっている
「マングローブ・エコツアー」
をご紹介しましょう。
前回お伝えしましたように、
開発後15年のランカウイ島は、いまだ自然が残っています。
北海岸のタンジュン・ルー(西洋松岬)には、
豊かなマングローブの入江があります。
ツアーは、85馬力の屋根付きボートで4時間。
島のエコロジーを堪能できます。
我々二人を含めツーカップルの4人、
これに日本人の浅沼君というガイドがついた。
彼もランカウイが好きで動物や植物をよく勉強しているので 楽しかった。
干潮で現れる浅瀬に上陸.
木の芽が砂の上に頭を出し、並んでいる。
マングローブの木が呼吸するための根っこだそうだ。
マングローブの干潟に行くと
小さな片手爪のカニである「潮招き」が、
穴から出たり入ったり・・。
水中には小さな小さな透明な小エビがたくさん。
空には、カワセミがいてきれいなカラーの鳥。
コウモリが、洞窟の中だけでなく、島の木々にぶら下がっている。
大空には、この島の名前ランと呼ばれるイーグル(正確には
とんび)が輪を描いている。
イーグルは、眼球をぎゅーっと絞って水中の魚や
陸上のミミズを見つけ、急降下で食べるそうだ。
コウモリは哺乳類4000種のうち1000種を
数え、我々の見えないところで虫を捕ったりして、
エコロジーの主役を担っているそうだ。
ランカウイの入江はあくまで鏡のように平らであり、
豪州からのヨットなどが帆を休めていた。
あっ、大事なことを書くのを忘れました。
マングローブとは、固有名詞でなくて、集合名詞。
なぜ、塩水で育つのか?
二つの方法があるそうです。
ひとつは葉の表面をなめるとしょっぱい。
表面から塩分を出しているもの。
もうひとつは、一本の木の葉のうち数枚が黄色く枯れている。
つまり、数枚の葉に塩分を集め、犠牲になってもらい、
生息する。
マングローブは、破壊が続く地球の
エコロジーの回復の主役です。
第3回最終回は、ゴルフとシーフードについて・・。