米国大手証券リーマンの破たんのニュース
(リーマンって言っても、サラリーマンのことじゃないよ)。
リーマンは資産運用でのし上がり、もうけすぎて破たんした。
昔は着実な証券会社だったけど・・。
もともと、サブプライムローンなどという際物ババつかみの
商品が闊歩する市場主義がもてはやされるところがおかしいん
だけれど・・。
アメリカは市場主義、自由主義をお題目に何でもありだ。
昔、ウォール街では毎日のように証券会社が
つぶれていたことがあるし(手数料自由化、古いなあ)、
アメリカの地方銀行は月に何行も今でもつぶれている。
金融機関は平気でつぶれるのだが、
ただ、今回は大手で、保険会社等も巻き込み規模は大きい。
アメリカの市場主義、自由主義は、タイ人も顔負けの
刹那主義、その場主義だ。
今が良ければあとはどうでもいい。
ウォール街で働く連中は、年にうん十万~100万ドル以上
かせいで早めにリタイアーが目標。
自分の会社がつぶれても、仲間をたどって
他の会社へ移るだけ(多少は淘汰されるが)。
段ボール箱をもって引っ越しする社員の絵は
毎度おなじみだ。
ウォール街で働く連中は自業自得だが、
よく知らずにローンや金融商品が焦げ付いた
人たちは・・・。
ことが住宅価格の下落にレバレッジがかかっているだけに
影響は拡大しよう。
だからと言って、アメリカの金融当局は
ウォール街で日夜行われているレバレッジのかかった
新たなあぶない金融商品の開発努力に水を差そうとは
しないだろう。
我が国の金融当局が釘をさす話もきいたことがない。
自分の資産はますます自分で守るしかない。
なぜならますます危ない商品がもっとも顔で出回るからだ。
毎月分配型などというミューチャル・ファンドも
へたをするとたこ足食いである。
うまい話は100%まゆつばである。