トーモー(イミグレ)は、税務署みたいなもので、
この国に滞在する限り、折に触れ行かねばならない。
こちらもだんだん知恵がついてきて、
こなし方が巧みになるものの、敵は変幻自在のトーモー。
さて、今回はこちらの思惑通りすーっと行くだろうか?
まず、1年のノン・イミグレビザに必要な書類は?
銀行残高の証明書、これは間違いない(80万バーツ以上)。
いっしょに通帳も持って行ったな。
住居証明と健康証明は必要だったっけ?
免許の更新とこんがらがっているな。
マンションのマネージャーに聞いたら、住居証明いるという。
じゃあ、作っといて!
イミグレへ電話して聞いてみる。
ようやくつながった。
住居証明、いらない!
健康証明もいらない(それはそうだろう。病気じゃだめって
ことはないはずだ)。
銀行残高証明だけね。
念のためマンションで作ってくれた住居証明を持って、
きょうは午後出発。
銀行で残高証明書を作ってもらう。
バンコク銀行の中が模様替え。
相変わらず、時間をかけて作ってくれた(100バーツ)。
空港のそばのイミグレーションへ。
雨の後、まあまあのこみ具合。
まずは戸惑う。
手順がないからだ。
申込書は言わないとくれない。
でもこれをもらって安心してはいけない。
2番の窓口の台帳に名前を書いておかないと、
いつまでも呼ばれないからだ。
申請理由は、「ゴルフをプレーするため」と書けばいい。
申込書に記入し、どうせなので、パスポートも3ページ
コピーしておいた。
実際は、通帳も5ページ分コピーさせられたし、
パスポートは古いビザのページも2ページ、コピーさせられた。
しばらくして呼ばれ、1900バーツを支払い、
奥の署長室に通される。
署長は、去年までのこわもてさんとは代わっていた。
「この国に居させていただくということかな?
それとも、お金を使ってこの国にタンブンしてやるということかな?」
などと考え、頬笑みをたたえて、署長さんの仕事ぶりを見る
(まあ、いさせていただくのだ。署長さんはこちらを見ないよ)。
100バーツのおつりがホチキスで留まった
領収書とともにビザをいただく。これであと1年OK。
おっと忘れていた!
ついでに、マルチプル・リエントリーの手続きも
しておかなくちゃ。
ビザというものは、いったん出国するとみな無効になっちゃうからね。
3900バーツを払って、これで1年間出入り自由。
シングルエントリーは1000バーツだから、
年に4回以上出国するならマルチの方がいい。
面倒くさくないし・・。
全部でかかった費用が5900バーツ。
まあ税金みたいなものだ。月あたり500バーツだ。
以上、今回の顛末。
過去の分も、参考になる。
なにせ、タイにいると、キー・キアット(面倒くさがり屋)の
キー・ルーム(忘れん坊)になるもんで、備忘録がいい。
いや、もうタイにいなくても、キーキアットのキールームだ。