久しぶりにやっていた。
「役に立たない」、「どうでもいい」知識というのが、好きだ。
で、これをまねて、
「トイレット・ペーパーの紙幅と、ゴルフのカップ(ホール)の
径は、世界ではげしく競っている!」
日本へ帰ると、トイレット・ペーパーの紙幅の
広さが気になり落ち着かない。
そこで、ネットで「トイレット・ペーパー・ポータル」に聞いてみた。
> 海外、今はタイに住んでいますが、日本に帰国するたびに気になることがあり
> ます。それは日本のトイレットペーパーの紙幅です。規格で(JISか何かの規格
> ですか?)114ミリとのことですが、タイなどでははるかに狭く、かえって使い
> やすいものです。日本の規格はなぜ幅広なんでしょうか?由来を教えてくださ
> い。また省エネの時代、規格変更の動きはあるのでしょうか?以上よろしくお
> 願いします。
数日して、担当のAyakoさんから、ていねいな返事をいただいた。
日本のトイレットペーパーの紙幅についてですが、日本で販売されているトイレットペーパーの多くは114mmの幅となっています。
これは、JIS(日本工業規格)で規定されたもので、国家標準の一つとなっています。JISは基本的に任意標準ですので、これに適合していないからといって禁止されたものではありませんので、日本でも幅の狭いトイレットペーパーは販売されていますし、省資源の観点から幅の狭いトイレットペーパーを使用することが望ましいとも考えられています。
そもそもJISではなぜ114mmという紙幅が標準として規定されたのかというと、日本がトイレットペーパーを製造する際、アメリカのトイレットペーパーをお手本にしたためであるようです。
日本では中途半端に思える数値でも、 紙幅4.5インチ(114mm)とインチで考えるとすっきりしますね。
また、世界のトイレットペーパーの展示を見に行った際、とても小さなトイレットペーパーのロールを見たのですが、紙が貴重な地域ではトイレットペーパーが小さなものであるとのことでした。
そういったことからも、省資源を考えると幅の狭いトイレットペーパーを使用するのは大変望ましいことだと思います。
しかし、数十年間(トイレットペーパーのJIS制定は1962年)この規格を標準として使ってきましたので、それを変えるにはやはり時間がかかるのではないでしょうか。
トイレットペーパーの幅となると、製造機械やパッケージの見直しなどもありますが、何よりも私たちが使用してるトイレットペーパーホルダーを見直す必要があります。
1本の軸を通すタイプのホルダーでしたら、紙幅が狭くなる分には問題ないのですが、アームが両側から出ているタイプ(ワンタッチ式)ですと、芯の引っ掛かりがあまく、ペーパーを引き出す際に引っ張るとペーパーが
はずれてしまう可能性があります。
私たち消費者側が紙幅の狭いトイレットペーパーを選んで使用する、ご家庭のホルダーを見直すなど、もう少しトイレットペーパーについて意識することで、規格の見直しも促せるのではないでしょうか。
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なるほど、ホールダーの問題があるのか。
アメリカからの規格の持ち込みか。
たしかに、アメリカ人のお尻は大きいな。
でも、最近は、アメリカでも紙幅は狭いと思うよ。
むかしの規格かな。
たしかに、日本でも幅狭のものも出てきている。
そこで、本題に戻って、クイズを。
次のうち正解が一つだけあります。
どれでしょうか。
①日本の紙幅もタイの紙幅も、カップの幅(径)よりは広い。
②日本の紙幅もタイの紙幅も、カップの幅(径)より狭い。
③タイの紙幅が、ちょうど、カップの幅に一致している。
④タイの紙幅は、まさに紙一重の差で、カップ寄り狭い。
⑤日本の紙幅が、ほぼカップの幅に一致している。
⑥日本の紙幅は、カップより広く、タイの紙幅はカップより狭い。
ちなみに、ゴルフのカップの径は、スコットランドの水道管の
直径です。
正解は:
日本のトイレットペーパーの幅 114mm > カップの径 108mm >
タイのトイレットペーパーの幅 98mm
なので、正解は⑥でした。