どのくらい金がかかるものなのか?
ニッポンとタイランドを概算ですが、比べてみた。
1.クルマの償却費
2.税金
3.保険料
4.車庫代
5.ガソリン代
6.高速代
の6つ。
1.クルマの価格は1.5Lで、どちらも170万円ほど。
装備その他の違いは無視。
違いは、中古価格。
4年5万キロほど走れば、クルマの状態に
よるが、日本はせいぜい2-30万。
中古市場が中心のタイは半値に近い価値が残る。
そこで、4年間の償却費は、日本が年36万円ほどに対し、
タイは25万円ほどとなる。
2.日本のクルマは税金の塊(装備品やガソリン税は除いても)。
買った時の自動車取得税、低燃費車でも6万円ほど。タイはゼロ。
角栄が導入した重量税1.2トンのクルマで年18,900円。タイにはない。
そして自動車税。1500ccで年34,500円。
タイは2,250バーツ=6,750円。
当初にかかる取得税を除いても、毎年の自動車にかかる税金は、
日本53,400円対タイランド6,750円。
3.保険料。
これは物価水準が違うし、人の命の値段が違うから一概に比較はできないが、日本は自賠責13,850円プラス任意保険が、内容によって違うが、年8万から24万円ほどかかる。中位数の16万円としよう。
タイも内容によって違うが、強制保険800バーツ(2,400円)ほどに加え、9,000バーツから2万バーツ超の任意保険がある。ほどよい12,000バーツ(36,000円)をとろう。
日本計17万3,850円対タイランド計3万8,400円。
4.車庫代。
日本は場所によるが、年10万円から24万円。
月1.2万円の年14万4,000円としよう。
タイは土地が広いのでほぼゼロ。
5.ガソリン代
リッターあたり日本はレギュラーで122円くらい。
こちらは、32.4バーツ(97円)ほど。ガソリン代はタイでも高い。
満タン42Lでリッターいずれも12キロ走れるとして、
年間1万2千キロほど走れば、
年1,000リッター消費。
月に2回ほどはテンタン(満タン)にする。
年間のガソリン代は、日本12万2千円。タイランド9万7千円。
6.高速代
日本は値下げこそすれ高~い。
月に2回ゴルフなど遠出ドライブするとして、
月に5-6千円はかかる。年間6万6千円ほど。
タイランドはほとんどゼロ。
以上、6項目を合計すると、
年間のクルマにかかる費用は、
ニッポン タイランド
1.償却費 36万円 25万円
2.税金 5万3,400円 6,750円
3.保険料 17万3,850円 3万8,400円
4.車庫代 14万4,000円 0円
5.ガソリン代 12万2,000円 9万7,000円
6.高速代 6万6000円 0円
以上合計 91万9,250円 39万2,150円
本体償却費に対する倍率 2.55倍 1.57倍
月当たり 7万6,600円 3万2,700円
走行100キロ当たり 7,660円 3,268円
ほぼ同じ価格の1.5Lのクルマを持っても、
日本では、月当たり7万6千円もかかるが、
タイでは半分以下の3万3千円ですむ。
と言っても、タイでの月1万1千バーツは月収に近い。
クルマを買っても払いきれなくて手放す人は多い。
それにしても、日本のクルマにかかる費用は本体償却費の2.5倍にもなるとは驚きだ。
タイは1.5倍である。
おっと、日本では頻繁に車検費用もかかりましたっけ。