セルビアと
スロベニアと
スロバキアが出ている。
国名が似ていてややこしい。
いずれも東中欧の旧社会主義、南スラブ人の国家である。
で、良くわからないので、Wikipediaなどで調べてみた。
旧所属国 独立年 国土面積 人口
セルビア ユーゴスラビア 2006年 88千㎢ 985万人
スロベニア ユーゴスラビア 1991年 20千㎢ 200万人
スロバキア チェコスロバキア1993年 48千㎢ 540万人
面積でみると、
セルビアは北海道よりちょっと広く、
スロベニアは四国よりちょっと広く、
スロバキアは九州よりちょっと広くなっている(笑)。
セルビアは、例の第1次大戦の発火点。
国民男性の半分以上が死んだと言うからすさまじい。
また、第2次大戦中でも、ドイツ兵一人に対し100人が
虐殺されたという。
ユーゴから分離独立後も、コソボ独立など紛争が残る。
スロベニアは、イタリアの隣で西欧に一番近く、
いち早くユーゴから独立。
一人当たりGDPはセルビアの3倍近く、南欧諸国に匹敵する。
NATO,EUに早く加盟している。先進国である。
スロバキアは、スロベニアと同じく、スラブが語源とか。
チェコの東側。
面積も、人口も、一人当たりGDPも、
スロベニアとセルビアの間だ。
かつてのユーゴスラビアは、サッカーが強く、
「東欧のブラジル」とも呼ばれた。
1930年の第1回大会では3位、62年にも4位となっている。
その他ベスト8が3回だ。
ストイコビッチや惜しむ、じゃない、オシムの名は日本でも知られている。
きょうのワールドカップでは、セルビアが旧敵(?)ドイツを破り、スロベニアも、アメリカをリードしている。
小国の活躍は、ワールドカップの面白いところだ。
中国もインドもロシアもワールドカップに出ていない。