いろいろあげてきたが、
最終回の10回目、
何にしようか迷う。
言葉のこと、振る舞いのこと、
考え方の違い、生活習慣・・
いろいろある。
最終回は、そうだ、
今日、明日という時間への
意識が一番違うかもしれない。
タイ人は、「今日を生きる」
「明日は明日の数が吹く」。
だから明日のことを聞いても
「マイ・ルー(知らない)」。
その通りだ。
日本人は、明日のことを思い煩う。
明日のために今日は我慢して働く。
でも、歳をとって、働かなくなっても、
老後の不安が、明日への不安で続く。
かたや能天気、
かたや心配性といった
性格の違いだけでもないだろう。
タイ人は、明日のことをあまり考えないから、
高いクルマも買える、そして途中手放す。
明日は明日の風が吹くから、
あまり先の約束はしないし、
その日の朝の気分で、約束もキャンセルできる。
また、亡き人や過去のことは振りかえらない。
お墓もないし・・。
日本人は細かく心配性だ。
明日のあれはどうやろうと、リハーサルが好きだ。
心配だから。
行き当たりばったりは、日本人の資質を欠くとも見られかねない。
タイ人からすると、
「ヤー・キット・マーク」(あまり考えるな)という
アドバイスをいただくことになる。
まあ、極端な対比をしても意味はないが、
少し、いい加減に、ちゃらんぽらんに
生きてもいいんじゃないの、御同輩。