何カ国と国境を接しているかご存知ですか。
そうです、ミャンマー、ラオス、カンボジア、マレーシアの
4カ国ですね。ベトナム、中国とは接していません。
国境線の長さから言えば、ミャンマー、ラオス、カンボジア、マレーシアの
順になります。
それでは、国境の検問所「チェック・ポイント」は全部で何箇所あるでしょうか。
全部で、46箇所あるようです(ほんとうにそんなにあるのかなあ)。
ミャンマーとは国境開放の動きが進んでいることは、前回お伝えしました。
http://uccih.exblog.jp/12565924/
それでは、チェックポイントは何時から何時まで開いているでしょうか。
そうです、チェンマイから近いメーサイへ行ったことのある人なら、
夕方6時には国境が閉じられ、帰れなくなることをご存知ですね。
このチェックポイントを24時間通れるようにしようという
動きが出始めました。
日本のJETROの100社調査の結果を受けて、物流の効率化のために
タイの副首相が是非を検討することになりました。
現在、国境のチェックポイントで朝6時からよる10時までと
もっとも長く開いているのが、ラオス南部との国境ムクダハンと、
ラオスの首都ビエンチャンとつながるノンカイの2箇所だけです。
その他44箇所は開いていても夕方6時ごろまでです。
商品の流通の取引額ですが、マレーシアとつながる南タイのソンクラの
サダオ・チェックポイントが、
流通金額が2,000億バーツにのぼると言われます。
先のノンカイ、ムクダハン、そしてカンボジアへの入国路であるアラヤプラテート、
ミャンマーのミヤワディへ入るメーソットが、それぞれ、380億から290億バーツの
交易額となっています。
24時間オープンのメリットは、もちろん、人と物の流れを活発にすることです。
ことに、自動車部品や印刷物など配送を急ぐ商品には、
24時間いつでも行き来できるメリットは大きいものです。
しかし、国境ですから、麻薬の持ち込みや不法労働者の入国、
治安の維持など、厄介な問題も広がります。
2015年のアセアンの市場統合に向けた動きともいえますが、
係官や治安要員の配置なども含め、解決すべき課題は多そうです。
ハイウエイ道路が整備され、国境が通過しやすくなったら、
クルマで日本からチェンマイまで来れないかなあ。