スピード・バンプである。日本語ではなんと言うのかな。
タイには「スピード・バンプ」(ルーク・ラットナート)と呼ばれる、
道路を横切り、車のスピードを抑えるためのこぶ、段差が、日本より
多くあるように見える。
この前も、ムバーンへの進入路(ソイ)の舗装工事がされたら、
スピード・バンプが、1キロ足らずの道に6つも出来てしまった。
しかもゴムでなく、コンクリートで作ってあるので、
ガタン、ガタンと車やバイクを走らせるとき衝撃を受ける。
住民の安全を守るための主旨はわかるが、正直言って、嫌いである。
バンコク・ポスト紙の「GURU」の‘有害無益面へそ曲がり論’では、
このこぶをたくみに乗り切る時、運がよければ、
同乗の女性の胸が上下するのを眺められると、からかっている。
英国の全英運転者協会(ABD)は、このこぶに対し、
数々のマイナス面をあげて、噛み付いている。
① より多くの排気ガスを出す。コンスタントな速度で行ける所をブレーキをかけ
そのあと加速するため。
② より多くの騒音を発する。がたんと音がするだけでなく、スピードを抑えきれないとき、
車の底がこすれる。
③ 車やバイクの運転者の健康に悪い。暗くてバンプを見損なうと、その衝撃を背中に受ける。
毎日バンプを乗り越えているうち、背中を痛めた高齢者もいる。
④ そして何よりも、安全性がかえって損なわれる。
2005年、ロンドンのバーネットでスピード・バンプを取り除いたら、半年間で事故は
15%減ったという。理由は、ふつう運転者はいかにバンプを乗り切ろうかということに
気をとられ、かえって周りの注意すべき歩行者や動物などに目が行かなくなるからだ。
バンプがなくなると、運転者は周りにより注意深くなる。
⑤副作用として、救急車や消防車の遅れが挙げられる。
ほぼバンプひとつ当たり10秒余計にかかるといわれる。
米国コロラド州ボールダーでは、バンプがなければ、救急車の遅れで亡くなった
85人に一人は助かったろうと見られる。
テキサス州オースチンでは、スピード・バンプのせいで、
救急車の到着時間が倍に増えたといわれる。
まあ、これらデータの真偽のほどは別にして、
あの地面の突起、減らしてもらいたいものだ。
バイクにしても車にしても よけて斜めに入るし
通常の車でも 底がつくほど高いところもある
あるの忘れて そのままの速度で侵入したときは 凄いショックだよね
無くしてもらいたい
http://media-rc.cocolog-nifty.com/blog/2005/03/post_3.html
私はあった方が嬉しい。タイで2年,インド,バングラデシュで1年ずつ暮らしたが,住宅・商業街区や施設構内に設置されているのが自然に感じられました。むしろ日本ではなぜないのか,その方が不思議に思えるようになりました。
バンプ不要論には歩行者の視点が欠けているように思いますが,いかがですか?