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時代遅れの東海道・関西・山陽本線の旅①
  東海道を列車は走り、忍者の里へ
ーー時代遅れの東海道・関西・山陽本線の旅①ーー

日本に来たのに、大地震で予定はほぼすべてキャンセル。
余震、計画停電、原発放射能と、長引く首都圏を後に、思い切り
予定通り、「青春18きっぷ」なるものを買って、
西日本5日間の鈍行列車の旅に出ました。

第1日目。
第1日は、横浜から疲れない範囲で行ける所まで・・。
いちおう三重県あたりを目安に(結果論から言うと、京都・大阪までは
楽勝ですね)。きっぷは、1日以内で行ける所まで5日分ですから。

横浜駅。
西口の駅ビルが閉鎖していてびっくり。
1961年の開店だというから、ちょうど50年。
自分が立野の丘の中学校へ通っていた頃、出来たんだなあ。

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横浜駅は、西口にもビルが迫っており、息苦しい街並みだ。
東海道線のホームにはベンチもない。
ディーゼル機関車ももちろんいない。
とても無機質で味気ない。

横浜を8:00に出発。
小田原行きの電車は、計画停電のせいもあり混んでいる。
立って車窓を眺める。戸塚あたりまで、家が山の上まで混んでいる。
藤沢、茅ヶ崎で降りる人が多い。小田原までは海が見えない。

小田原で、熱海行きに乗り換え。
結局この日は、関西本線、忍者の里「伊賀上野」まで、9本の
列車に乗り換えたが、思ったより疲れなかった。

ちょうぢ1時間くらい乗ると乗り換えになり、跨線橋を渡るか、地下道を
くぐって別のホームから乗り換えるのだ。
これがちょうどいいフレッシュアップ。
しかも、立つ期間、座る期間が混ざってちょうどいい。

小田原を過ぎ、根府川、早川あたりでようやく海。
この海が東北に押し寄せたとは思えないほど静かだ。
今年は寒い。早春2月の趣だ。

d0159325_9113463.jpg

熱海発富士行きの電車からようやくボックス席になった。
旅は、ボックス席の方がいい。弁当も買えれば食べられる。
旅気分。隣を新幹線が走り抜けている。
仕事で忙しいんだろうな、ご苦労様!

伊豆半島をくぐる丹那トンネル。小さな頃、トンネルに入ると窓を閉めて
時間を数えたなあ。長かった。今回は5分弱。
鈍行といえども、今の列車は速い。

三島あたり、線路端の小さな畑は若草色。
右手には、真っ白な富士山。
こんなにつくづく景色を眺めながら列車に乗るのは
何十年ぶりだろう。いつも書類や本を読んでいたものだ。

「片浜」、「原」なんていう駅があるのを、なじみの東海道線なのに
憶えていない・・。
駅の前にはアパートが建ち、小さな畑やお墓も並んでいる。

富士→島田間。静岡までは混んでいる。
ローカル色が出てくるのは静岡以西。


島田乗り換え、浜松まで。
母の田舎の菊川、隣の掛川は深蒸し茶の茶所。
先が長いので、途中下車せず(きっぷはどこでも下車できる)。
磐田から浜松にかけ、工場が多い。きれいな工場がたくさん。
タイとはちょっと違うなあ・・。

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この鈍行乗り換えの旅。接続も5分程度と待たず、リズムが良い。
トイレは乗り換えの浜松駅で。あと列が出来ていた。

問題は、弁当だ。昔のように駅で駅弁を売りに来るわけじゃない。
しかも首都圏の電車のような長椅子の座席だと食べにくい。
最悪の場合、名古屋か、そのあと関西線の亀山まで我慢する腹を決める。

ところがラッキー!13時に豊橋で名古屋行きに乗り換える時、上の売店に
お弁当が売られていた。好きな「ちくわ稲荷ずし」を買った。
しかも、豊橋発の列車はボックス席。楽しく食べられた。

名古屋からさらに東海道線で行くか、それとも関西本線で大阪まで横切るか?
この旅は、そこへ行って何をするではなくて、乗っているプロセスが目的なのだ。
自由気ままな鈍行列車の旅。
乗った記憶のない関西本線に決めた。

名古屋から、シャープの液晶テレビ工場で有名な三重県の亀山までは
50分。天気が泣きそうになってきた。今年は寒いので、桜など見えない。
四日市は、ほんとうに工業地帯だ。線路の左右に大きな化学工場が並ぶ。

亀山で40分待ち。今日初めての長めの待ち時間。雨になった。
亀山から忍者の里「伊賀上野」までは、2両編成のディーゼル車。
もちろん単線。そうか、関西本線て、単線、1-2両編成のディーゼルだったんだ。
この路線は選んだかいがあった。木々に囲まれた山の中を列車は進む。
しかも、タイの列車などに比べたら、よっぽど力強い。
関西本線を選んでよかった。

木々の芽は赤く、早春の色だ。
途中、加太(かぶと)という名の駅がある。たくましく、いい名前だ。

「伊賀上野」で降り、忍者電車の伊賀電鉄のかわいい2両編成に乗り換え、
上野市で宿を取る。「和蔵の宿」。落ち着いていていい。
ところで、伊賀と甲賀は流儀がどう違うのだろう?

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そう言えば、3年ほど前、マイミクの人達と、信楽にゴルフに来たっけ。
あれ「タラオ・カントリー」は、信楽だから、滋賀県の甲賀だな。
多羅尾は、甲賀忍者の名だし、伊賀忍者といえば、忍者はっとり君だ。

ここ伊賀上野市には、松尾芭蕉の生家がある。三重で生まれた芭蕉がなぜ、
45歳の年に、奥の細道へ行きたくなったのだろう?
また、石垣が高さ15mもある伊賀上野城がある。
7度主君を代え、そのたびに石高を加増され、秀吉にも家康にも認められた戦国武将、
築城の名人でもあった藤堂高虎が江戸初期に作った城だ。
今年でちょうど400年。

きょうは、計460km乗った。
東海道本線なら、彦根あたりまで行った距離だ。
通常なら7000円強が、2300円ですんだ計算だ。

あすは、岡山まで行こう。
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by ucci-h | 2011-03-28 16:52 | アジア的な生活 | Comments(8)
Commented by あんあん at 2011-03-28 18:41 x
とても楽しいです。最近はこういう旅に興味を覚えます。地震の時岡山にいて、後楽園、岡山城、林原美術館に行ってきました。
Commented by 鎮守様 at 2011-03-28 20:25 x
うーさんにはぴったりの旅だな。
どう見ても新幹線のグリーン車は似合わないもの。

でもこういう旅をしようという気力はえらい。
40年前は車窓が旅の楽しみだったものね。うらやましいな。
Commented by hashi at 2011-03-29 07:08 x
今回は予定が合わず残念です
明日で引っ越しも一段落致します
ゆっくりと旅を楽しんで下さい。
Commented by ucci-h at 2011-03-29 09:18
あんあん様 岡山で、Sさんが言っていましたよ。地震の日、彼は東京に行き、あんあんさんは岡山に来て、すれちがったと・・。2人とも無事で何よりでした。
Commented by ucci-h at 2011-03-29 09:20
鎮守様 今でも移り変わる車窓の景色はきれいですよ。昔と比べ、広告看板が減ったかな。それと、駅弁をホームに売りに来ないけどね。
 
Commented by ucci-h at 2011-03-29 09:22
Hashiさま 声をかけていただいたのに残念でした。次回こそ、四国にまで行きます。またチェンマイでお会いしましょう。
Commented by 摂津屋 at 2011-03-31 11:37 x
忍者の里 一度行ってみたいですね。
桜の季節がよさそう・・・
Commented by ucci-h at 2011-03-31 18:45
摂津や様 桜の頃、いいですねえ。黒装束で行ってください。
今回はちと早すぎました。

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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