時代遅れの東海道・関西・山陽本線の旅②
      芭蕉の旅に思いを馳せ、西に向かう
ーーー時代遅れの東海道・関西・山陽本線の旅②ーーー

2日目。3月26日(土)
伊賀上野の「和蔵の宿」。朝起きて窓を開けると、
小雪が舞っている。春の牡丹雪だ。3月下旬なのに・・。
朝食を済ませ、ホテルで傘を借り、近くの「伊賀上野城」へ散策に行ってみる。

夕べの伊賀牛といい、けさの和食バイキングといい、日本の食事はうまい。
ごはんがうまい。3杯食べる。

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伊賀上野城。江戸初期に、築城の名人藤堂高虎が、家康に依頼され、
西への守りを強化するために拡充した城。堀の高さが15mある。
上から堀を覗き込むと、敵勢が近寄れそうもない(裏の山から来るかな?)。
春の牡丹雪の中、枝垂桜が一本咲いていた。

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お城の敷地には、「伊賀流忍者博物館」も。
手裏剣投げゲームは、時間がないのでやらなかった。
また、当地で生まれた松尾芭蕉にまつわる「俳聖殿」と「芭蕉翁記念館」もある。

  月日は百代の過客にして、 行き交ふ年も又旅人なり。
  舟の上に生涯を浮かべ、馬の口捕らへて、老いを迎ふる者は、日々旅にして、旅を栖(すみか)とす。
  古人も多く旅に死せるあり。

松尾芭蕉が、弟子の曽良と深川の地を後にして、那須を手始めに、
東北の地に出立したのは、1689年(元禄2年)、芭蕉45歳の時であった。

帰着地大垣までの68日間の奥州への旅。
出発した日が3月27日と言われる。ちょうど明日である(旧暦だろうけど)。
歳の割りにあまりに足が速かったので、芭蕉=伊賀忍者説がある。

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自分より500年以上前の漂泊の歌人、西行法師にあこがれた芭蕉は、
旅での死を覚悟して出かけたようだが、
それには、開けていない陸奥(みちのく)が最適だったのか。
今回の震災地石巻にも行っている。
  願わくば 花の下にて春死なん その如月の 望月の頃 (西行)
  ひとつ家に 遊女も寝たり 萩と月 (芭蕉)

芭蕉は、山岳信仰の出羽の羽黒山にも行っている。
芭蕉が実際亡くなったのは、奥州への旅の5年後、御堂筋の旅宿でだった。
享年51歳だった。
私も、渡り鳥人生かな?


10:38。伊賀上野発。雪はやんだが、はれたりくもったり。
関西本線1両立てで西に向かう。11:15、京都府の加茂到着。
ここからは、大和路快速で大阪へ。
途中、奈良を通過したが、駅の周りはビルばっかり。イメージと違った。

大阪駅で、播州赤穂行きに乗り換え。
建物ばかりの路線風景だが、明石で海が見えほっとした。
姫路で乗り換えて、岡山に着いたのは、15:31。
はるばる西の街まで来たのに、外は冬のように寒い。
最低気温は零下とのこと。

夜は、チェンマイでのゴルフ仲間のSさんにおいしい店に連れて行っていただいた。
きょうは264km。5時間の旅程だった。

あす朝は、謎の「鬼の城(きのじょう)」にSさんに連れて行っていただく。
鬼が出るか蛇が出るか?
その後「播磨徳久」(どこでしょう?)に行く予定だ。
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by ucci-h | 2011-03-29 10:47 | アジア的な生活 | Comments(6)
Commented by 鎮守様 at 2011-03-29 15:06 x
読んでいる内、時代遅れどころか時代の最先端の旅のような気がしてきたよ。
Commented by あんあん at 2011-03-29 21:34 x
学生時代、夜小倉から寝台特急のブルートレーンで東京へ向かう途中、朝方右手に姫路城が見えたことを覚えてます。
今は改装中とか。山陽本線には思い入れがあります。
Commented by ucci-h at 2011-03-30 09:06
鎮守様 ありがとうございます。「ふるきを訪ね、新しきを知る」なんちゃってね。
Commented by ucci-h at 2011-03-30 09:07
あんあん様 陽光さんさんたる山陽路、吉備路はなかなかいいですよ。
Commented by 銀ちゃん at 2011-03-31 07:57 x
ご無沙汰しております
全く知らなかったが我が家の近くを通ったのですね~
姫路など直ぐ傍ですよ。。
私の祖祖父が持ってたのですが維持費が掛かるので売ってしまったとか・・・・
播州赤穂は祖祖父の嫁の実家で塩田は全て所有していたとか・・・
あぁごめん「私と上沼恵美子とごっちゃになっていた」
年は取りたくないね~~(涙)
Commented by ucci-h at 2011-03-31 08:47
銀さま お元気そうで何よりです。姫路は、行き帰り通りましたよ。
5日間といっても、関東からだと往復に2日取られました(チェンマイ行き
みたいですね)。チェンマイでお待ちします。ご連絡ください。

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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