震災で疲れた心を癒してくれるキャメロン高原
マレーシアに来たが、マレーシアはわかりにくい国である。
昔、企業の調査でシンガポールとあわせよく来たが、
今でも、よくわからない。
マレーシアで、日本車をしのぎ、一番乗られている国産車2つの名前を
すぐには思い出せないのと同じである(答えは、プロトンとプロドゥア)。

面積は日本に近い33万平方kmあるのに、人口は2,750万人しかいない。
タイの4割しかいない。
そのくせ、経済の発展レベルの指標である一人当たりGDPは
タイをはるかに上回り、7,000ドルほどある(国は、早く1万ドルに乗せたいようだが・・)。

半島部はタイの南にあり、一番東端はタイの東部国境よりも西なのに、
時差は、日本と1時間で、タイより早い。ので朝日の出が遅い。
シンガポールの日本との時差1時間につられているのだろう。

国教はイスラム教。ご婦人がチャドルを着ている保守的な回教国で、
アラブの石油資源国を除けば、一番の経済水準ではないだろうか。
と思ったら、同じくムスリムの国トルコが少し上にいた。

それにしても。近隣のタイやインドネシアに比べて、
なぜ経済発展が高かったのだろうか?
ゴムや錫といった資源が多かったのは理由にならない。
インドネシアだって石油が豊富である。

答えはどうやら華人の存在にあったようだ。
かつてマレー人を優遇するブミプトラ政策が取られたほど、
この国は華人(主に南方の華人)が経済を引っ張ってきたのだろう。

インド・マレー系のマハティール首相の80年代の「ルックーイースト政策」
にも経済成長の要素を求められようが、やはり華人の活躍の中華圏だったからだろう。

人口は、マレー人が3分の2、華人が4分の一、残る1割弱がインド系だ。
民族間の非融和、所得格差を抱えながらも発展してきている不思議な国だ。

d0159325_2255590.jpg

大地震と計画停電、そして原発という問題で、
春になったがなおうすら寒く暗い日本から、ここマレーシアにやってきた。
クアラルンプールでの飛行機の乗継が悪いので、
日本でのいろいろな疲れを取るために、キャメロン・ハイランドにやってきた。
キャメロンは、ご存知のように、イギリスの測量士ウイリアム・キャメロンが見つけた
高原避暑地だ。

d0159325_230863.jpg

古い旅行書には、空港からK/Lの市街までは鉄道があると
書いてあったので、聞いてみたが、ない。
バスで25分ほど行けばあると言われた。
乗り換えは、面倒なので、KLセンター行きのバスで、1時間半かけて
市内へ。K/Lの景色は行く度に変わる。
空港から街まで遠いのが難だ。

KLセンターからキャメロン・ハイランド行きのバス乗り場へタクシーで。
これも、近くのブドゥラヤ・バスステーションから出ていると出ていたが、
タクシーの運ちゃん、そこにはないという。プケジャナとかいう所へ方向転換。

マレー半島の西側を北進するキャメロン行きのバスは快適だった。
最後は40kmあまりジグザグに山を登るので、
結局K/Lから200kmだが、4時間かかった。35リンギット。ほぼ1000円。

d0159325_231444.jpg

チェンマイは今一番暑い時期なので、さすがにキャメロンでも日差しが強いかと
思ったが、とんでもない。やはり1,800mの高地。この時期でも、長袖長ズボン、
靴下をはかないと寒い。

d0159325_2331439.jpg

少し奥のブリンチャンに宿を取ったが、ちょうど志賀高原のようなたたずまい。
雪と温泉がないだけだ。
静かですいていて、保養にはもってこいだ。
東北の大津波の惨状の焼きついた眼と、首都圏のあの停電の寒さでやられた
風邪が癒される。2日滞在し、チェンマイへ向かう。


マレーシアは、タイと違って、うまい料理が少ない(知らないだけかも)。
せいぜい、ナシゴレン(焼き飯)とかチキンライス程度である。
チェンマイに、イスラム料理屋はあるが、マレー料理屋はあまり見かけない。

そうだ、この宿、朝食だけでなく、夕食もついている。
ご存知、「スチーム・ボート」の火鍋。
寒いからちょうどいい。
ムスリムなので、ビールはない。

ここのチキンスープの味が秀逸。
以前、ランカウイ島のしゃれたホテルでも食べたが、
ここのは、粗っぽいけどもっとうまい。
5皿ほどの魚肉野菜を全部平らげた。

d0159325_2344316.jpg

発見したことは3つ。
スープの味もうまいのだが、
小皿にしょうゆと胡椒を少し入れ、これに少しつけて
食べる。味が引き立ちうまい。

卵が2つあった。割って入れるかゆで卵にするか?
少し割れ目をつけてゆでる。最後にスープの中で
割って味を染み入らせる。うん、このやり方うまかった。

後ろの方に野菜と春雨があったので、最後は春雨を。
ついでにプチトマトがあったので、これも
スープの中に。熱くなったプチトマトの酸味を
口の中で味わうのも、イタリアン風というか変化が出て味なものだ。

さあ、これで疲れが取れそうだ。
風邪を治して、チェンマイに入ろう。
[PR]
by ucci-h | 2011-04-08 23:05 | アジア的な生活 | Comments(2)
Commented by Hashi at 2011-04-09 10:24 x
聞く所によると、LCLタミーナルからイポー行きのバス~キャメロンへのルートも有る見たいです。
束の間の避暑地ライフですね、暑いチェンマイがまっていますよ(笑)
Commented by ucci-h at 2011-04-10 22:43
Hashiさま エアアジアですから、LCCターミナルに着いたと思うのですが、イポー行きまで思い当たりませんでした。帰りは、キャメロンはホテル前から、K/Lはセンターに着き列車で28分、空港まで。そこからシャトルバスで、空港近くのコンコルド・インに来れました。明日は、朝5時前起きで7時のチェンマイ行きです。日本、キャメロンと寒かったので、暑さが恋しいです(笑)。

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
by バンディ
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
検索
ブログパーツ
ファン
ブログジャンル
海外生活
時事・ニュース