近年経済発展をなし、かつ風光明媚な街としても知られる。
ここに‘ダナンのキング、ディクテーター’として知られる
ダナンのグエン・バー・タン党書記という実力者がいる。
近着のバンコク・ポスト紙は、グエン・バー・タン氏を中心に、
ダナン市の躍進振りを伝えている。
ベトナムが市場経済化入りしてほぼ四半世紀になるが、
中部の中心都市ダナンは、ここ15年大きく躍進してきた。
アメリカの「国際開発庁(AID)」の指数によると、
ベトナム63の市、地域のうち、ダナンは、ホーチミンやハノイを
抑えて、外国から投資しやすい都市のNo1に挙げられるという。
ちなみにホーチミン(サイゴン)は23位、ハノイは43位である。
市場経済入りし成長が著しいベトナムとはいえ、
他のアジア諸国と比べ、昨今経済成長に齟齬をきたしている。
①極端な官僚主義、②役人の腐敗、③質の高い労働者の不足、④貧困なインフラが
外資の流入の促進を抑えている。
このなかで、ダナン市の強権的とまで言える開発促進が
経済開発の流れを作り出しているようだ。
安く土地を買い上げ、業者に高く売っているといううわさもあるが・・。
共産党幹部でありながら、強力なレッドテープ破りのグエン・バー・タン書記の
実力が評価されている。
彼は58歳。グエン・タンドゥン首相や軍にも近いと言われる。
将来はダナンを新シンガポールにしようと言っていると言われるが、
そうならずとも、ホーチミンやハノイがもたもたしていると、ダナンがベトナムの
ハブ都市となってくるかもしれない。
今度行って見よう。