「そう言えばそうだな!」と思う。
今後20年、航空機のパイロットが
不足状態になりそうだというニュースだ。
ボーイング社の調べだと、
今後20年間(2011-2030年)で、
世界で、パイロットが46万人、整備士が65万人
必要になろうという。
現在のパイロット数は24万人、整備士数は
30万人だ。
とりわけアジア地区の旅客需要が大きく伸びてきている。
今後20年間、アジアの航空需要は年平均7%の高い伸びをすると見られる。
全世界の需要のうち、パイロット18.23万人
整備士24.74万人(ともに世界需要の4割近く)はアジアからの需要だ。
20年後には、世界の航空旅行の48%はアジア地区
絡みとなると見られる。
アジアの国々の一部、インド、インドネシア、フィリピン等では、
すでに人手不足から、便の欠航や、航空機の待機といった
事態が出始めていると言う。
航空機についても、今後20年世界で、33500機(1機約1.2億ドル)
の需要が見込めるが、その34%の11450機は、アジアの航空会社
からのものとなろう。
アジアの今後20年のパイロット需要18.23万人、
整備士需要24.74万人のうち、
中国がパイロット7.27万人(シェア40%)、
整備士10.83万人(同じく44%)と最大のシェアを占める。
東南アジアが、パイロット4.71万人(26%)、
整備士6.06万人(24%)を必要とする。
世界は、今後20年、年平均23000人のパイロットと
32500人の整備士を獲得していかなければならないが、
昔と違って、35歳以下の技術者は、多くハイテクや
ソフト開発、メディカル分野に向かっており、人材の
獲得が厳しくなっていると言う。
パイロットも昔日の花形職種のイメージが薄れたようだ。
昔、ダグラスの飛行機がよく落ちた時は、
飛行機に乗る時、航空便の機種をチェックしたものだが、
今後アジアの空を飛ぶ時は、パイロットの腕を
チェックしなくてはならなくなる・・・というのは、冗談です。
マイクロソフトの「フライト・シミュレーター」で
時々遊んでいるけど、いつか役に立つかなあ。
立たないね。