5月以来、この5ヶ月で19本ほど書いた。
もう書くほうも辟易してきた・・。
最低賃金70%引き上げにタイ工業連盟最後の抵抗
[ 2011-10-06 19:37 ]
最低賃金300バーツ、まず8県で承認される
[ 2011-10-04 21:09 ]
10月1日より国営企業で最低賃金300バーツ採用始まる
[ 2011-10-03 09:55 ]
落ち着くべきところに落ち着きそうな新政権の政策
[ 2011-09-14 00:38 ]
「今のポピュリスト政策は統合された成長戦略を欠く」
[ 2011-09-13 11:34 ]
スビット氏、タイ政治・経済の行く末を‘斬る’!
[ 2011-08-27 17:47 ]
はやくもタイの企業、国外脱出!?
[ 2011-08-23 17:16 ]
最低賃金引き上げは強制ではない!?
[ 2011-08-22 12:28 ]
アジア諸国の最低賃金の見取り図はどう変わるのか?
[ 2011-08-11 17:43 ]
最低賃金平均70%引き上げの影響度を査定すると・・
[ 2011-08-06 20:11 ]
新政権の最低賃金大幅引き上げへの内外からの応援団
[ 2011-07-29 16:39 ]
最低賃金大幅引き上げを支持する異色の経営者
[ 2011-07-25 18:35 ]
新政権の賃金大幅引き上げ策によるレイオフ増加の予測
[ 2011-07-25 18:24 ]
広がるタイ新政権の賃金大幅引き上げ案の波紋
[ 2011-07-25 18:16 ]
タイ貢献党の最低賃金300バーツに修正の動き
[ 2011-07-19 00:19 ]
タイにおけるビルマ人労働者の最低賃金の実態
[ 2011-07-13 00:26 ]
1日300バーツの最低賃金案に経済界から反対の合唱
[ 2011-07-11 12:34 ]
どうなるの?最低賃金70%引き上げの約束
[ 2011-07-08 11:45 ]
タイの評論その2.将来を危うくする選挙公約、最低賃金の大幅引き上げ
[ 2011-05-10 12:08 ]
最新の状況は、来年1月からの300バーツ全面実施を
すすめる新政権に対し、経営者側から少しゆとりを持たせてくれ
との懇願が出たところまでだ。
そして、いつ決まるんだと思っていたら、さすがに10月も中旬に近づき、
これを決定をする中央賃金委員会の方から、
10月17日(月)に最終決定するとの意向が出た。
そして現在、政府・使用者・労働者3者から成る
中央賃金委員会は、2つのオプションを有力視しているという。
現在の最低賃金の高いプーケット(221バーツ)や、
バンコク(215バーツ)など高ブラケットは、2年間で4割ほど上げて、
300にもって行く。
そして、チョンブリ(196バーツ)、アユタヤ(190バーツ)以下、
その他の普通・低ブラケットのところ(カンチャナブリが181バーツ、
チェンマイが180バーツ、ソンクラが176バーツ、ウドン・タニが171バーツ、
ランプーンが169バーツ、コンケーンが167バーツ、
チェンラーイやナコン・サワンが166バーツ、ランパンやスコタイが165バーツ、
ピサヌロークやメーホンソンが163バーツ、タークとスリンが162バーツ、
ナーンが161、パヤオの159バーツまで)は、
平均70%以上の賃上げとなるが、これは、4年間かけて上げて行こう
とのプランである。
今まで、政府や労働省(ソムキアート労働次官が中央賃金委員会の会長)から
順次引き上げの話は何も出てこなかったが、最後の切り札として
隠し持っていたのかもしれない。
もし、この2年&4年引き上げが実現するならば、
年間18%程度ずつの引き上げ率となり、それでも高いが、
ショックは軽減されよう。
10月17日の会合で決めたいようである。
その他、中小企業への支援策も検討される。
やはり、タイランド。以前書いたように、落ち着くべきところに
落ち着くのだろうか。
そして地域差は、いずれまた考慮されるのかしら?