異様に脳が大きくなったヒトのその副作用
前回触れたように、人間のオスは弱き動物である。
人間の基本仕様は女性だから、これから改造して
出来て来た男は、つぎはぎ部分や足りない部分も
多いようだ。
 「弱き者汝の性はオトコなり 2011-10-12」
  http://uccih.exblog.jp/14742237/

オトコだけでなく女性も含めて、人間全体も、
長い歴史の中で、書き換えられ、改造されて
現在に至っている(進化論を否定しなければ・・)。

しかし、これも「人体・失敗の進化史」(2006年、光文社新書)の
著者で獣医学の遠藤秀紀さんによると、
設計図はいろいろ書き換えられ、改造の結果、
ひずみが出たりしながら、今日の私たちに至っていると言う。

最大の変化は、2足歩行だが、これにより、
ヒトは指を器用に使い、文明を開いた(ゴルフもできるようになった!)が、
骨盤の垂直化と背骨のS字化の負担で、股関節や腰痛の疾患が増えた。

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(百万年前に棲息していたと見られるジャワ原人の頭蓋骨。脳の容量は900cc。ウィキペディアより)

2足歩行以上に、一番大きな進化は、脳の巨大化のようだ。
人間の脳の容積はほぼ1400cc。体の大きな馬の倍以上、牛の3倍あるという。
エチオピアで発見され、はじめて2足歩行したと推測される400万年前の
‘ルーシー’こと、アウストラロピテクス「アファール猿人」の脳が、今の
チンパンジーと同じ400ccほどだったから、400万年という、陸上動物の
歴史3億7千万年から見れば、短い期間に、3倍以上の巨大化
をなしたことになると遠藤さんは言う。

この巨大な脳を持ったおかげで、人間はいろいろなことを、
どうでもいいことや有害なことも含めて、考えるようになったようだ。
私が、これを書いているのも、脳の本能的な命令かもしれない。

この自然界から見れば、異様に発達した脳は、人間の叡智の源だが、
同時によけいなことを考える過剰な物かもしれない
(そのくせ、ろくな知恵しか出てこないのはどういうわけだろう?
量より質?)。

何かを考えていると、タイ人からよく、「ヤー・キット・マーク」(あまり考えすぎるな)
と言われる。ある意味、その通りである。
大きな脳の割には、出てくる答えが、考え違いだったり、的外れだったり、
先見性のなさだったりすることが多いからだ。

大きな脳を抱えて、的外れなことに悩む、弱い人間。
どうしよう?
そうだ!だからこそ、仏教の生きる知恵があったのだ。
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by ucci-h | 2011-10-13 12:03 | アジア的な生活 | Comments(1)
Commented by muga at 2011-10-13 14:04 x
しかし考えてみるとゴーダマブッダも出家する前は、王侯貴族の栄華を極めたんですよね。そして「これじゃないと」思ったんですよね。
ということは、若い時からストイックな修行僧って、ブッダと同じ境地に至る事は不可能ということになりますね。
難しい話で頭痛くなります。

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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