バンコクに流入、流出する水の量はどうなっているのか
タイの洪水はいまだ収束していない。
雨季明けが早く来て欲しいところだ。
首都バンコクを守るために、東西に
水を流し、水を多く排出する努力が
続けられている。

洪水をもたらす水量は、今どうなっているのだろう?
チェックしてみた。
以前、インラック首相も言っていたように、
アユタヤには80億㎥、80億トンの水が襲い掛かった。
上流のプミポン・ダムからの水、そして大雨で降り溜まる
雨を合わせた量だ。

巨大なプミポン・ダム(容量135億㎥)は満杯になり、
一日6千万㎥の放水量を1億㎥に増やし、ピン川に流し続けた。

比較のため、琵琶湖一杯(水量は275億㎥といわれる)
の水量と比べると、琵琶湖の3分の一ほどの水が何日かで
襲ったわけだ。
ナコンサワンもアユタヤの古都も、5つの工業団地も
水没した。

アユタヤまでで68億㎥ほどの水が吸収というか溜められたというから、
長さ300kmにわたるナコンサワン、アユタヤの中部大平原は、
琵琶湖の4分の一の水が溜まったことになる。

d0159325_2256423.jpg

(10月20日付けバンコク・ポスト紙に載った水の流れの図)

そして、残る12億㎥の水が、バンコクの北のパトゥム・タニ、ランシットを
襲ったといわれる。12億㎥と言われても見当がつかないが、日本の
黒四ダム(容量2億㎥)の6杯分の水量に見舞われたことになる。
これにより、パトゥム・タニのタイ最大のナワ・ナコーン工業団地も
水浸しとなり、ランシットの住宅街も水に浸かった。

そして、ここで4億㎥を費やした水は、8億㎥の水量をもって、
バンコクを狙っている。

一方、プミポン・ダムの方は、相変わらず満杯状態が続いている。
北部ではなお雨が降っており、ダムへの水の流入量はなお一日1億㎥
に達していると言う。従って、放水量も、一日5千万㎥~1億㎥と減らせない。
なお、雨だけでなく、ダムの放水が南への水量を増やしている。

バンコクは、北から来る水を東と西に流し、首都を守る構えだが
相変わらず予断は許さない。
チャオプラヤ川自体は、一日2億㎥の水を海に流しているが、
東西の運河を使って排水を進めるのも、一日8600万㎥であるという。
8億㎥の流入量に対して、3億㎥弱の流出量。
あとは、堤防や防水壁で食い止め、溜めて待つことになる。

去年の前半の乾季は日照りが続き、雨季入りした5月に、
はじめて雨が降ったときは欣喜雀躍したものだ。
その自分はどこへ行ったのだろうか。

 「雨ってこんなにうれしいものなのか 2010-5-11」
  http://uccih.exblog.jp/11310950/

いまは、早く、雨季が終わって、日差しにより、中部平原の
水が引いてくれるのを祈るばかりだ。
[PR]
by ucci-h | 2011-10-20 22:59 | アジア的な生活 | Comments(2)
Commented by 鎮守様 at 2011-10-20 23:34 x
今週末から来週にかけて日本から来る人たちが来れるのか心配ですよ。
スワナプームが冠水さえしなければいいのだが。見通しはどうなのか?
Commented by ucci-h at 2011-10-21 15:53
鎮守さん スワナプームの機能が一番心配ですね。政府や議会や裁判所よりも。ドンムアンとパタヤの空港ではカバーできませんからね。

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
by バンディ
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
検索
ブログパーツ
ファン
ブログジャンル
海外生活
時事・ニュース