東西にうまく水を分けれないバンコク洪水の行方は?
10月25日時点での報道によれば、
北からの水を東西に分けて流し、バンコク市街を
洪水から守る作戦は、うまくいかないようだ。
そうこうするうちに、アユタヤ方面からのプミポン・ダムの
満水量の3割にあたる40億㎥の水は、明日にもバンコクに到達しそうだという。
もっとも高低差の小さいタイの平原のこと、ひたひたと少しずつやってくる。

バンコクにおける1日の排水量は、以前見たように、せいぜい
4億㎥だから、その10倍の水の処理は容易ではない。

d0159325_21383447.jpg

バンコクの西側を見れば、昨日お伝えしたように、
市の北西のノンタブリからさらに西のナコン・パトムに
水は広がりそうだ。ノンタブリの南のタウィ・ワッタナーの運河に
流れ、チャオプラヤ川と西のタチン川に流れ込み、海に出てくれれば
いいが、タウィ・ワッタナーにあるバンコク市内を守る2.7Mの高さの
鉄道盛り土が、浸水が3mとなれば、超えられる恐れがあるという。

頼みは、タチン川に流れ込む3つの運河の浚渫が終わったところだが、
平らな土地のため、まだ水がうまく流れ込まないと言う。
水量が増えたとき、うまく流れ込んでいくことが期待される。

チャオプラヤの水位は昨日10月24日、海抜2.3Mの史上最高
となっている。1995年の洪水の時は、2.27Mであったという。
すでにチャオプラヤの上流にあるバン・プラでは堤防から水が入り、
街に浸水している。

d0159325_2136173.jpg

(地図は、バンコク・ポスト紙より)

北のランシット(パトゥム・タニ)の運河の水流は強く、高く、
水門を超えて流れていると言う。
タウィ・ワッタナーなど西側は、3mの水深になりそうだと言う。
バンコク南の低地やトンブリも水面下になる危険があると
インラック首相は警告している。

東側に流す水も思い通りにはいかないようだ。
東側は、運河を伝わり、バン・パコン川に水が流れ込み、
海に出ることが理想だが、ポンプが足りないと言う。
つまり、南にずっと下がっていく地形なら良いが、水流の
登りの箇所も数多くある。ポンプが足りないと流しきれない。

また東には、ボトルネックになっている運河もあるという。
草や藻が密生していて、水の流れを妨げると言う。
まだ藻の除去作業は行なわれていない。

大量の水がなお北から迫っている中で、
東西への水の分岐は、思ったほどには行かない。
バンコク洪水は、市内の浸水もさりながら、
トンブリや南の低地、バンコクの南サムート・プラカン
までも飲み込むことになるのか。

サムート・プラカンには、バン・プリ、バンプーの
2つの工業団地(合わせて550工場、従業員9万人)、
そしてスワナプーム国際空港がある。
[PR]
by ucci-h | 2011-10-25 21:40 | アジア的な生活 | Comments(0)

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
by バンディ
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
検索
ブログパーツ
ファン
ブログジャンル
海外生活
時事・ニュース