いろいろな人からいろいろなコメントをいただいてありがたい。
それはそれで、うれしく面白いのですが、
ときどき、はてな?と思うコメントにも出会う。
よくあるコメントに、「それはアメリカの謀略である」とか、
また「そろそろ対米依存から脱却すべきだ」といった
昔からの見方も散見する。
たとえば謀略論だが、原発事故までアメリカの謀略でできるほど、
アメリカは神様ではない。いろいろなところに顔を出す
アメリカ謀略論は、物事の因果関係を究めるのを放棄する
‘さぼりのレトリック’だと思う。
よく物事の流れ、因果関係を見つめて欲しい。
「ノーと言える日本」という本が出て、20年以上になると思うが、
裏返った対米被害者論もあまり変わっていないようだ。
「アメリカは自分勝手なルールを押し付けてくる」とも言うが、
国際外交上、自国の国益に合った要求を、たとえ相手が不利益になっても、
まずは出してくるのは、古今東西、当たり前のこと。
国際スポーツ・ルールの変更の歴史を見るといい例だ。
スキー・ジャンプなど多くが、自国にできるだけ有利なように変えてきている。
「そうは言っても、世話になっている(多くの利益をもらっている)アメリカの
要求だから・・」といった‘しょうがない論’もある。
これまた被害者意識ではないだろうか。
外国の要求に対して黒か白かではなく、それに沿った形を見せつつ
自国の要求を通すのが、ネゴシエーションというものだ。
その外交官のプロフェッショナリズムに対して、我々は税金を払っている。
最近ちょっと気になっていることを書きました。
皆さんは、どうみているのかなあ?
私のような無知な一般人が、その話の全てを鵜呑みにして信じ込むのは、例えて言えば信仰宗教の教義に疑いを持つことなく信じ込むのに似ているように思います。「ムッ、絶対そうに違いない!」なんてなると、それこそ‘さぼりのレトリック’でしょうね。
しかし十冊ほど読んだ身としては、ガセ情報として一刀に切り伏せるのも危険であるとの結論に達しました。
それほど、中には「さもありなん」的な因果のはっきりした話もあるのですね。(もちろん「アポロは月に行っていない」等の信憑性のない話しも多いようです)
しかし、どれも確かめようのない内容である事には違いないので陰謀論のカテゴリーなのでしょう。参考程度が賢明なスタンスだと考えます。
「不都合な真実」のウソが暴かれてからの福島原発事故(事件とも言える数多の状況証拠)~グリーンエネルギーの推進。福島原発事故のあと中国、米国、フランス(許容値を日本並み500ベクレルにUP)の度重なるの原発放射能漏れの連鎖。親中タクシン政権復活直後に、日系企業工場を総舐めしタイの農業を破壊した洪水と日本の米相場新設、TPPの恫喝と円高。
大東亜敗戦間近に名古屋の航空機工場に大被害を出した南海・三河地震じゃないけど「次は何をお見舞いしましょうか?」の米軍ビラを信じたくなる気分です。
陰謀論者のイチオシとしては、FRBが存続期限を迎える来年のアメロ移行構想は欠かせませんw。
でも色々と推理を巡らせて楽しむことができますよね。
かたや、実際の現象と数字だけからジャーナリスティックに切り込みを入れるucci-hさんのスタンスは、大変誠実で好感が持てます。安心して読むことができる内容だと思います。