ポピー記念日に英国式ゴルフ・コンペ
11月11日(金曜日)、チェンマイのローイ・クラトンの最終日に、
ランプーンのゴールド・キャニオンGCで、英国在郷軍人会
チェンマイ支部が主催する「ポピー・ゴルフ・トーナメント」に
日本人4人で参加した。

11月11日は、欧米の記念日。1918年のこの日、
第1次大戦が終結。負けたドイツには記念日はないが、
英国は「リメンブランス・デイ」(戦没者追悼日)、アメリカは
「ベテランズ・デイ」(退役軍人の日)である。

ポピー・トーナメントもこれを記念してのチャリティー・ゴルフだ。
RBS(ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド)などもスポンサーに
なっている。

戦没者追悼のポピー(ひなげし、フランスではコクリコ、イタリアや
スペインだとアマポーラ、いずれも可愛らしい語感だ)については、
最近国際サッカー界でひと悶着あった。
イギリスのチームが、11日のスペインとの国際試合に、
このポピーのマークのついたユニフォームで出ようとしたが、
FIFA(国際サッカー連盟)からダメだと言われたのだ。

ユニフォームに、政治的、宗教的なシンボルをつけることは、
禁止されている。英国のキャメロン首相は、「政治的・宗教的なシンボル
ではない」と反論したが、FIFAは、「一度こういうことを許すと、
どこかの国が、どんなマークをつけて出てくるか判らぬ」と怖れている。

その後、結局、ケンブリッジ公ウイリアム王子の「ポピーはユニバーサルな
シンボルなので例外的な取り扱いを」との要望もあり、
イングランド・チームは黒い腕章の上にポピーの刺繍をつける方法で
許された。
今回のゴルフ大会参加賞のゴルフシャツには、胸に赤いポピーのマークが
ついている。

d0159325_14221717.jpg

ゴルフ大会の方だが、出場者は79名。各ホールからのショットガン・
スタートだ。合理的でよい。ほとんどの出場者がイギリス人を中心とした
ヨーロッパ人だ。東洋人は、タイ人が少しと日本人の我々4人。

2011年11月11日11時11分スタートというのが面白い。スタート前の
各ホールで、90年以上前の戦没者をしのんで1分間の黙祷。

プレー後、レストランで夕食&表彰式。
ここでの、ハンディキャップ算定がアジア・パシフィック地域で多く
行なわれているといわれる「システム36方式」、そして順位の決定が、
英国式の「ステイブルフォード」だった。
システム36もステイブルフォードも、我々には初めてだったので、
十分理解できなかったので、帰ってから、ネットでチェックしてみた。

システム36方式は、1日ハンディを決めるやり方に「キャラウェイ方式」や
「ペリア(Peoria)方式」があるが、これと同様に事後にハンディを決めるやり方だ。

各ホールごとに、パー以上なら2点、ボギーなら1点、ダボ以上だと0点と
獲得点数を弾き、これを合計する。たとえば、パー7つ(14点)、ボギー9つ
(9点)、ダボ1つ、トリ1つ(いずれも0点)なら、獲得ポイント合計は23ポイント。
これを36から引いた13が、その日のハンディとなる。
この場合だと、グロス90で回ったケースだから、ネットが77となったことになる。

ちなみに、我々4人は、難コースに挑み、みな90台をキープ。
ネットは70台だった(詳細秘密)。

そして順位だが、このネット順というわけでなない
(イギリス人はいろいろ計算するのが好きな様である)。
順位は、リバプールのドクター・ステイブルフォードが考案し、
英国で1932年から使われているというステイブルフォード方式でやる。

この方式での順位決定のいいところは、
加点方式だから、大叩きしてもくじけずにスコアを積み上げられるという点だ。
思い切りリスクをとって打てる醍醐味がある(後から知ったのだが・・・)。
各ホールの獲得ポイントを自分のハンディに基づいて計算していくのだ。

たとえば、先ほどのハンディ13と決まった選手なら、
ホールの難易度1~13までのホールについては、パー+1が自分流のパーに
なる。難易度14~18の比較的易しいホールは、コースのパーをそのまま使う。
ハンディ込みでイーグルなら4点、バーディなら3点、パーなら2点、ボギーでも
1点獲得する。ダボ以上は0点(自分のハンディ込みでです)。

d0159325_14231889.jpg

合計36点、ないしそれ以上の獲得を目標にがんばるわけだ。
正式には、ダボ以上(自分のハンディホールならトリ以上)になりそうなら、
ホールアウトしなくてよいから、スピードアップにもなるという
(ハンディ決定のシステム36も加点方式だから、大叩きは捨てられる)。

先ほどのハンディ13、グロス90点のプレーヤーを例に取ると、
仮に、ハンディも加味して、バーディが4、パーが10、ボギーが3、
ダボが1つと‘格上げ’されたとする。すると、ステイブルフォードの獲得点数は、
12+20+3+0=35点となり、目標の36点に近づいている。
この獲得35点が、順位を決める点数になる。

ステイブルフォードは、不運にも大叩きしたプレーヤーを
救済し、チャレンジングなプレーを讃えてくれる。
コンペの順位決定で使われなくても、自分のスコアの
管理に面白い。

今回のトーナメントは、こういう2度にわたる細かい計算を
したせいか、よいプログラムがなかったせいか、
手際の悪いせいか、結果がまとまるまで、2時間以上もかかった。
「こんな手際の悪いイギリス軍に日本は負けたのか」
と、待っている間、ぼやいてみた。
しかし、面白い経験だった。
[PR]
by ucci-h | 2011-11-12 14:25 | ゴルフの工夫 | Comments(7)
Commented by hashi at 2011-11-13 08:58 x
ゴールドマウンテンGC戦略性に富み、難コースでしたね
その上ホールアウト後に2時間とは、、、、お疲れ様でした。
Commented by ucci-h at 2011-11-13 11:06
hashiさん だいぶコースの芝付きもよくなってきました。
ただし、フェアウエイの見えないホールが多く、11番で左からの会心のショット(残り60ヤード)が左側の左に傾いたカート道に落ち左へ跳ね、石ころだらけの修理地から打たされたのには参りました。そこらも直すといいコースになりますね。
Commented by 摂津屋 at 2011-11-14 10:26 x
長い長い池越えショートを思い出します。
それにしても順位計算に2時間かかるとは・・・ビール代がかさみましたね。

アイランド終了以来ご無沙汰してます。
皆様お変わりありませんか?

ところで、連絡遅れましたが、下記にて訪チェンします。
時間が合えば、飲み&打つ・・・ご一緒下さい。
18日金曜 チェンライ IN
22日火曜 チェンマイ IN
30日水曜 帰国

摂津屋 拝
Commented by ucci-h at 2011-11-14 20:27
摂津屋さん お待ちしています。ようやくフルスイングできるようになりましたので。お泊りはどちらですか?
Commented by 摂津屋 at 2011-11-16 21:51 x
ホテルは前回と同じ、知りまへんカラジャン通りのグリーンパレスです。
今回はチェンライで長居するのであまり時間が無く、寂しい限りです。
Commented by まるまる at 2011-11-16 23:25 x
先日はありがとうございました。
この日もありがとうございました。
タフなコースでしたね。
うーさんだけでもラッキードローがあたって、遅くまで待った甲斐がありました。

難しい、算定法なのですね。
Commented by ucci-h at 2011-11-17 09:56
まるまるさん チェンマイに居ると、日本で経験できないいろいろなことが経験できますよ。

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
by バンディ
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
検索
ブログパーツ
ファン
ブログジャンル
海外生活
時事・ニュース