値上がりするアメリカ中西部の農地価格
世界のニュースを見ていると、「おや、これは?」と思う
ニュースが時に出てくる。
世界経済はひとつになり、連動することが多くなったのだが、
部分的に“逆流現象”が起きる(日本の根強いデフレもそうかな?)。

アメリカの農地価格が上昇している。
アメリカの景気も芳しくなく、世界の商品市況は、4月をピークに
下降トレンドにあるのだが・・・。

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(ゴールデン・チャート「CRB指数」より)

11月15日に発表された米国の連銀調査によれば、
今年第3四半期、米国の穀倉地帯の農地価格は、ここ30年来の
高値で取引されるようになっていると言う。
中西部のコーンベルト地帯では、小麦や畜産ブームで
ここ1年で25%跳ね上がっているという。

この春から穀物価格は下がってきているのだが、
農家は、農地価格がここ10年で10倍近くになったので
喜んでいるそうだ。
連銀は、バブルの破裂を心配している。

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(ウィキペディア「アイオワ州」より)

80年代のブーム時とは違い、買い手はクレジットではなく
キャッシュで買っていると言う。売る農民はローンの債務から
開放されてやれやれだ。
ということは、アメリカでは金融緩和で、金が田舎に出回っている
ということだろうか?

ネブラスカ州の農地の値上がりが一番大きく、1年で40%も
上がっていると言う。旱魃のあったオクラホマ州は、10%という
小さな値上がりだった。
コーン生産の中心地アイオワ州の農民はびっくりしている。
州都デモイン郊外の農地が先月1エーカー当たり16200ドルで
80エーカー売れたが、10年前の価格は1エーカー1892ドルだった。

世界人口が70億を超え、中国がせっせと米国の穀物を買い、
またバイオ燃料の拡大で、米国産コーンの4割がこれに使われると
なると、米国の農地価格の上昇を長く支える要素があるということか。
アメリカの農地だけでなく、南米やアフリカの未開発の農地にも
資金が流れているようだ。
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by ucci-h | 2011-11-23 18:25 | 一次産品の市況 | Comments(1)
Commented by くんたれ at 2011-11-24 17:46 x
ドル安・・・通貨からタンジブルアセットへ。その動きのなかでの動きでしょう。世界の穀物在庫は戦後最低水準です。ドルより農地の方がずっと良い!

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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