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クリントン米国務長官の歴史的ビルマ訪問のインパクト
2011年11月30日(水)から12月2日(金)まで
クリントン米国務長官が、歴史的なビルマ訪問をはたした。

クリントン帰国後の翌週には、ラングーンの不動産価格が、
ある所では150万ドルから180万ドルに跳ね上がった
というから、そのインパクトは大きなものだった。

クリントンの訪問の目的は、“開放路線への勇気付け”だった。
そして、アメリカの“段階的援助”方針は、うまく伝わったようだ。

ビルマは、中国の属国化から逃れるために、開放路線を敷いた。
開放路線は西側の投資への開放だから、民主化がキーになる。
情報機関を開放し、選挙法を変え、新しい労働法を導入してきた。

しかし、政治犯の不十分な釈放、少数民族への弾圧といった
政治・軍事問題が残る。
アメリカは、この点でビルマがカードを切ってくるための、アメを示した。
一挙に経済制裁の撤廃とは行かないが、ステップ・バイ・ステップで
ビルマに大使を送ったり、ミャンマーの呼称を認めるなど、示唆したようだ。
また、アメリカはビルマの北朝鮮との関係を切ることも条件にした。

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ビルマの方は、これでトンネルの向こうに光が見えたわけだから、
段階的に宿題をつめていくことだろう。
また、このクリントン訪問によって開放路線の後押しを得たので、
欧米、日本、インド、アセアンからの資本を、競わせて、導入するだろう。

日本は、12月6日の会談で、条件付でビルマにODAを供与することを
表明している。
クリントン訪問とあわせて、ドイツの財界はビルマを訪れ、インドや
ベトナムはラングーンでトレード・ショウを開催している。

ビルマの開放路線は、テイン・セイン新大統領一人の革新ではない。
大立者のタン・シュエの承認があるはずだ。
開放路線の最大の理由は、中国の属国化の排除だが、
その他にも、2つほど理由があると、東南アジアの研究に詳しい
アーネスト・バウワーは見ている。

タン・シュエは、ここまでの軍事化路線を見てきて、
このまま行くと、さらに強権を行使する人間が出てきて
自分の身も危ういと感じたと言うことである。

もうひとつは、マレーシア、ベトナム、シンガポール、フィリピン、
インドネシアといった周辺国で起こっている、経済のみならず
政治面での民主化、革新の進行である。
かつての大国ビルマはひとり取り残されている。

クリントン訪問後の変化については、また追っていきます。
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by ucci-h | 2011-12-08 21:20 | ミャンマー・ラオス・カンボジア | Comments(0)

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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