ゴルフをはじめ屋外活動を増やそうと思っていた矢先、
新年から病院に入院した。
5日の夜に久しぶりにムーガタ(豚野菜ジンギスカン鍋)を食べ、
焼酎を飲んだが、焼酎に当たったのか、
翌朝2時ごろから、お腹が下り、朝方までトイレに2~3度行く
はめになった。
焼酎が犯人とは決め付けられないが(焼酎を飲まなかった相手は
平気だった・・)、何かでバクテリアが消化器に入ったのだろう。
薬を飲んで家で寝ていれば直っただろうが、
万一、バクテリアが血液にまで入るといやなので、チェンマイの病院に
行ってみることにした。
チェンマイの外国人向けの病院(つまり高くて待ち時間の少ない大きな病院)は
いくつかあるが、最近は行っていないので、Mさんなどの話を聞き、
街の南のピン川沿い、ホリデー・インホテルの隣りの「ラチャウェー病院」に
行ってみることにした。
以下の病院はある程度のイメージがある。
・お堀の北西角、センタンの隣りの「チェンマイ・ラム病院」は、
いつもすいているが、何でも高いという話ばかり聞くので、
健康チェックにしか行かない。
・スーパーハイウェイ北側の「ランナー病院」は、以前家族に薬の
処方が3倍も出され、その結果薬疹になり入院したことある。
以来行っていない。
・お堀の東側、アーケードへ行く通りの「マコーミック病院」は、
タイ人の入院見舞いに行ったことがある。キリスト教系の落ち着いた
病院だ。
・お堀の西側、チェンマイ大学の先生が来るスアンドーク病院には、
通常の公立病院と並んで、「シーパット病院」がある。
昨年腰を痛め、行ってみたが、長く待たされた上、あまり診察もされず、
注射と投薬だけ。金儲けだけが目に付いたので、行かない。
・北へ行く107号線、ランナー・ゴルフ場の北にある
「ナコンピン病院」は、これもタイ人の見舞いに行ったが、
タイ人向けの質素な総合病院だった。
以上から、消去法で、行ったことのないラチャウェー病院へ
行ってみた。
受付も早く、待たされない。日本語サービスもある。
ついでに、入院してみることにした。
これには伏線がある。
タイでの滞在が年の大半と長くなったため、
昨年10月住民票を移すと共に、こちらの医療保険に入ったのだ。
こちらの医療保険は、以前書いたように、入院と事故が中心の
保険である。
日帰り診療はカバーされない(されているのもあるが、ほぼ実費を
上乗せされているだけで、意味がない)。
「タイの医療保険の違い 2011-10-23」
http://uccih.exblog.jp/14808544/
同じような診察、治療を受けても、日帰りは保険でカバーされないが、
入院すると(室料等は余計かかるが)カバーされる。
実態的にどう違うのだろう?
腹くだしなど、普通は病院に行かないし、まして入院などしない。
医師に「入院します」と言うと、当然のようにそうしてくれる。
「病室が混んでいるので、この程度なら家に帰って薬を飲んで
横になっていればいいですよ」などと、ショーバイにならないことは言わない。
ロビーから差し回しの車椅子で病室まで運ばれるのは、
ちょっとしたVIP気分。
一泊2000バーツのVIP病室は角部屋で、
ホテルの大きなスタジオ・タイプより広い(もっともがらんとして殺風景だが)。
それでも、もちろん個室で、冷蔵庫、風呂、無線ラン付きだ。
採血と点滴を手の甲に射される時は、痛かったが、
あとはベッドで休むだけ。食事と、看護婦の検温、血圧測定が
ときどき来るだけ。夜はベッドでインターネットにつなぐ。
しかし、医師はその日は往診に来なかった。
血液、便検査でたいしたものでないことがわかったのだろう。
翌日午前中に、「退院しますか?」と確認に来てくれた。
請求書を見て、医師が黙って入院を受け入れた理由が
良く判った。入院したことで、その時間分、点滴や、看護婦の
働きが多くチャージできるからだ(考えれば当たり前のこと)。
入院したことで、費用は日帰りの倍ほどにはなっているはずだ。
医療保険は、最初の6ヶ月は、自分で払って、
保険会社へ行って支払い手続きをしなければならない。
2週間後に、限度を超えた分だけ引かれ、小切手が送られてくるはずだ。
医療は、入院してやる。
大げさに見えるが、ある意味では十分管理の下で
医療すると言うことになるか。
もっともそれも、病室に余裕があってのことだが・・。
医療保険の件、勉強になりました。
82歳の父がチェンマイにいるので、ほんととても参考になりました。
ありがとうございます。
ラジャベーの外国人入院部屋は無駄に広いですよね。
眼下にピン川を見ながら遠く望むネオンの瞬きを肴に一杯やるにはいいところだと思いましたよ。
腹痛も大過なくて何よりでした。
予後も大切になさってください。