修正の世論が興ってきている。
昨年5月に触れたが、立憲君主制のタイ王国において、
王様の存在は絶対的であり、これを敬わない行為はきびしく
罰せられる。
「タイにおける不敬罪とは? 2011-5-26」
http://uccih.exblog.jp/13653373/
王様を敬い、君主制を大事にするのは良いのだが、
この不敬罪(リーズ・マジェスティ)が近年
政治的に乱用されているからだ。
政敵の行動を誰でも不敬罪として訴えることができ、
法執行の明確な手順もなく、今や最高15年まで牢屋に
送ることができる。
王制に対する事実に基づく直截的、建設的なコメントさえ
不敬罪と捉えられがちだ。
欧米からも、中進国タイランドにあるまじき言論の圧迫に
つながると、批判を浴びている。
進歩的な学者グループ「ニティラット」(啓蒙法律家)などが
刑法112条の改定を求めているが、不敬罪を守れという
意見もこの国には根強い。
最近は、王制・王室に対し公然と批判する者も出ており、
このままだと、タイの王室を守れないという危機意識だ。
厳しい不敬罪が、王制批判の防波堤の役目をしてくれている
と見ている。
従って、議論はかみ合わない。
守旧派は、不敬罪改定は、王室への尊敬をなし崩しに
崩して行こうという試みだろうと疑う。
改革派が、運用に問題があると言ってもかみ合わないわけだ。
インラック政権は、どちらかというと改革に近い赤シャツ隊を
背景にしているものの、政権党として要らぬ騒ぎは起こしたくない
からか、インラック首相は、「刑法112条を尊重する」と言っている。
また、運動の盛んなタマサート大学は、キャンパスでのこういった
運動を禁止し、「言論の自由の圧迫だ」と物議をかもしている。
教授、学生の間でも改革派と擁護派に割れている。
プミポン国王はこういった動きを憂慮されているようだ。
国王ご自身は、厳しい不敬罪の適用を心よしと思っていないと言われる。
この政治的闘争につながりかねない、不敬罪闘争に一番
悩まれているのは、国王かもしれない。
このタマサート大学をベースにした不敬罪を巡る闘争は、
早くも1976年10月6日にタマサート大学で起こった
「血の日曜日」虐殺事件を思い起こさせている。
当時の学生に対し、国家警察が無差別に発砲、
46人が殺された。
今回の対立も、タイが通らねばならない道だろうが、
赤シャツ・黄シャツ対立が一段落したこの国に、
新たな社会的不安の火種とならないか心配される。
プラムももう年ですよね。
君主制なんて問題外です。まず、優れた君主がでる保証がない。だめなときはあきらめるしかない。君主をチェックするシステムがタイにはない。不敬罪が存在すること自体が中世のレベルです。ヒマラヤの国では君主みずから立憲民主制に政体を変更しました。君主制がだめだと認識できるだけの知能があったからです。管理人さんが君主制がすぐれていると発言されるのには驚きました。歴史からもっとまなびましょう。
現国王は、共産主義のドミノから国を守っただけでも名君なのかもしれません。(後は想像におまかせします)
タイに真の自由があるのか?
他のASEANよかある。でも日本よりはない。
国民は、日本人と明かに違う。宇宙人と付き合っている感覚に、時々おそわれる。
でも、ベトナム人やベンガル人に比べれば遥かにやり易い。
私の感覚はそんな感じです。
https://youtu.be/0-PHAszxmlY
https://youtu.be/ELn_hUc-WTg
https://youtu.be/ZusoeiK51hw
「ムッソリーニ万歳」
こういっただけで逮捕される国があったら、その国末期。
どういう体制で、どういう政策をしようが、その国の終わりは近い。
枢軸国のどの国よりもひどい。
事実上の不敬罪が、既に存在する我が国に無関係の話ではない。