タイの医療保険の伸びが高い。
タイでは、公務員や民間企業の従業員などはそこでの健康保険に
入っているが、多くの自営業者や農民は、ユニバーサル・ヘルスケアの下、
いわゆる“30バーツ医療”で医療を受けている。
しかし、より良い医療を受けるために、高所得者層は、民間の
医療保険を買っている。
「タイの医療保険の日本との大きな違い 2011-10-23」
http://uccih.exblog.jp/14808544/
業界トップで、タイでの民間医療保険のシェア8割を占めるといわれる
「BUPA(タイランド)」(ブーパ)は、2011年、保険料収入は前年比25%伸び、
20億バーツを超えた。利益もこれに連れ、6千万バーツを超えてきた。
BUPAは、1947年に英国の民間保険機関が集まってできた民間医療保険会社
だが、現在では世界200カ国で、1,100万人の契約者を持ち、国際医療保険を
展開しているという。
BUPAは、今後3年、タイでの医療保険の保険料収入は年25%以上の
高い伸びを示すと見ている。市場の伸び年10~15%を上回ろうと企てている。
そのために、今後3年間1億1千万バーツを投資し、インフラ、顧客サービス、
コールセンター、オンラインセールス、病院との電子請求の充実に努めるという。
BUPA(タイランド)は、2,000社以上の企業の従業員、家族、それに個人の
契約者を持っている。
また、生涯入り続けられる保険を持っている。
タイ人の所得が上がり、保険に入る人が増えてきたことに加え、
昨年の大水害のような災害が保険意識を高めていると言う。