と言うより、15ヶ月間まともに振れなかった間、
あれこれ考え、試みたことがようやく実ってきたと思いたい。
2010年11月末に背中と腰を痛めて、
リハビリに入ったが、痛みをそう感じずに、クラブが
振れるようになるまで、なんとあれこれ1年以上もかかった。
そして、ストレッチやジムで体を整えるのはできたが、
ゴルフそのものは、10~20年前のスイングに戻ってしまった。
コースへ出ても、すぐに100近辺を叩いてしまうので泣けてしまった。
ことにアイアンショットが当たらず、飛ばないのが情けなかった。
ことに3番、4番がまともに飛ばなくなった。
今使っているスティールのSのシャフトを、カーボンのRに変えようかとさえ思った
(そうすれば良くなるものではないですが・・・)。
苦節(?)15ヶ月目、今月になって光明が見えてきた。
まず、背中・腰の痛みがラウンドしてもほとんど出なくなったこと。
そして、スイングのまずさをあれこれ考え、やっているうちに、
これと言ったヒントがつかめてきた。
2年前の平均87点の頃より、今はむしろ良くなったという感じがする
(ゴルフはポジティブ心理のスポーツです)。
「転んでもただでは起きないぞ」という執念が実ったか。
きょうも、パー70のコースだが、81点で回り、ショットを確認できた。
主なクラブの振り方の改良点は、以下の通りだ。
・ドライバーは、右脇と左脇がいやでも締まり、思い切り
振り切れるスイングの形ができた。距離も出るようになった。
縦振りとか横振りとか、テークバックの大きさや速さにこだわっている
うちはダメだった。
・懸案のアイアンは、困り果てた時、ふと昔の改良点が浮かんだ。
手首が先に下りてきて、ヘッドが後から降りて来るスイングだ。
距離と方向性が良くなったし、打感が好ましくなった。
・短いアプローチは、ともかく頭を残しゆっくり一定のリズムで
振ることに尽きる。これが崩れるとピンに寄らない。
・パッティングは、ボールの後方に立ちスイングして、距離感を
掴むことを励行。パッティングラインに立ったら、もう素振りせず、
迷わずゆったりと打つ。
こう書くとすべてが良くなったように見えるが、もちろんそんなことはない。
スタンスを作ってテークバックに入ったとき、キャディのおしゃべりなどで
ショットが乱れ、心も乱れることが続けてあった。
良くない時はスタンスし直す勇気と、失敗した後の心の切り替えを
スムーズに行なう技術が足りない。
これを磨いていかなくては・・。
ゴルフは何年やっても、新発見と、課題がつきまとうスポーツだ。
そこにむきになれるから、いつまでも面白いのだろう。
数ぃん具やスコアは横に置いてゴルフができる幸せを感じてニコニコとやって欲しいね。