悪化が続く北タイの街のスモッグ対策に、政府も躍起だが・・・
2月28日に記した北タイのヘイズ(煙害)問題が尾を引いている。
気象庁の2月末降雨予報に反して、ちっとも雨も降らないため
(今はまだ乾季です)、チェンマイはじめ北タイの主要都市の
スモッグはいっそうひどい状況になっている。
外へ出ても、朝から空は濁っており、のどが心配になる。これが一日中続く。
 「北タイの大気汚染5年前を超えて最悪 2012-2-28」
  http://uccih.exblog.jp/15497121/

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北タイ出身のインラック政権も黙って見ているわけではない。
3月1日には、「降雨・農業飛行センター」が国王のアドバイスもあって、
空中より、人口雨を招く“フォーミュラ3”と呼ばれる化学剤を散布することにしたが、
折からの40%と言う乾燥した空気に邪魔され、雨雲の形成にまではいたらなかった
ようだ。

3月1日には、チェンマイ県庁前の「PM10」の計測値は、安全基準の120を
大きく上回る201の最高値を記録した。
翌3月2日北タイ・トップのチェンラーイ県メーサイでは、ついに323と、
3日続けて300を上回る事態となった。

大気汚染管理省の人間は、「3月末には良くなろう」とか、
「あと2~3日で雨が来そうだから良くなろう」と、役人らしい気休めの
発言をしている。

大気汚染の主因はこの季節の山焼きと野焼きだが、
今年は、ミャンマーのタイ国境地域での山火事が状況を悪化させている。
この山火事は、タイのタークにも飛び火して、
3つの国立公園の500ライ(80万㎡)の面積を燃やしたと伝えられる。
この時期、空気が乾燥しているので、メーソットに近いカレン族避難キャンプからも
2月23日に続いて、3月4日にも火災が発生している。

今年は、冷気が居座り、かつ昼間の乾燥した空気の温度上昇が急なので、
山間地や盆地の街のスモッグが近年で最大となっているようだ。

そして、業を煮やしたインラック政権は、3月4日、「山焼きをやっている者を
逮捕するように指令を出した」と発表した。
地方の官憲が、昔から平気で山焼き、野焼きをやっている連中を
本当に取り締まれるか疑問だが、躍起になってきたことは確かだ。

その前に、山焼き、野焼きが、都市化した北タイの町々の大気汚染の
主因になっていることを、どこまで教宣出来ているのだろうか。

なお新聞の投書欄には「煙害は貧者の復讐だ」という面白いコメントが
載っていた。
「貧しい山の人は、燃やす以外に雑草を刈る手段がない。燃やした後
雨が来れば、街で2000バーツで売れるきのこが生えてくる」というものだ。

3月6日夜も、チェンマイ郊外の林に囲まれた我が家には、
雨の訪れを告げてくれるという「メーン・マオ」と呼ばれる羽虫が飛来してきたが、
いまだ雨は降らない。
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by ucci-h | 2012-03-06 23:36 | アジア的な生活 | Comments(2)
Commented by くんたれ at 2012-03-07 17:25 x
メーンマオって食べる羽虫でしたっけ?管理人さんは食べれますか?私は進められたが無理でした。TT
Commented by ucci-h at 2012-03-08 01:01
イサン地方中心に食べますね。私は食べません。我が家の犬も食べませんね。集めて市場で売っても、キロ200バーツほどで高く売れないようですね。

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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