北タイの二つの村のダムに取り組む明暗
雨季の洪水、乾季の旱魃に昔から悩まされるタイだが
(いや、むしろ近年の方が被害が多いか?)、
この時期でも旱魃に瀕している所と雨季の洪水が心配されるところが
共存している。

3月3日付のバンコク・ポスト紙に、北タイの2箇所における
対照的な水との交わりの様子が載せられていたので
紹介しておこう。

d0159325_95488.jpg

チェンマイの南のランプーンに近い「ホット村」に、1964年タイで
初めて出来た水力発電ダムだという「バン・ドン・ダム」がある。
それ以来、ここの3400人の住民は、毎年のように
洪水と旱魃に悩まされているという。

このダムの貯水池の近くにある村は、雨季にどこよりも早く
5~6ヶ月間水が溜まるという。
また乾季には、ダムは放水してしまうので、逆に旱魃に悩まされるという。
毎年の旱魃・洪水のサイクルに村の予算は多く食われてしまう。

村民は、ダムを管理する「Egat」(タイ電源開発社)に対して、
ダムの水位を知らせてくれるよう要請している。

一方、チェンマイの東、チェンラーイとランパーンの間のパヤオ県の
中ほどのポーン郡に「ナム・プック村」がある。
この村にもダムはあるが、それは120年も前に作られた木造のダム
(堰)である。

ここでは、ダムの調整がたやすいので、洪水も旱魃もなく、
水利がいいので米は年に2回出来、コンクリートのダムと違って、
砂が貯まらないので、魚やカニやカタツムリが自由に行き来しているという。

世界でメガ・ダムの悪影響面は知られてきたが、
この北タイのふたつの村は明暗を分けている。
[PR]
by ucci-h | 2012-03-08 09:54 | アジア的な生活 | Comments(1)
Commented by muga at 2012-03-10 18:19 x
ダム運営も一筋縄ではいかないってことですか。

やっぱり、バンコク地方の排水網を整備しないと洪水問題は解決しないのでしょうね。蛇口管理だけでは限界ありそうです。

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
by バンディ
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
検索
ブログパーツ
ファン
ブログジャンル
海外生活
時事・ニュース