タイ小学1年生タブレットPC導入物語
タイ貢献党の公約「学校生徒一人に1台のタブレット・コンピュータを!」が
いよいよ実現の運びになった。

タブレットは、まずは公立の「プラトム」(小学校)1年生対象に90万台配られる。
生徒に86万台、先生及び予備に4万台である。

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そして、3月5日に、メーカーの発表が、教育省からあった。
4社の中から(いずれも中国のメーカー)、深センの「スコープ科学開発」社が
1台81ドル(約2400バーツ、6700円ほど)で応じた「スコーパッド」で選ばれた。
もちろん教育ソフトウエアのプレロード付きだ。

その経緯は知らないが、これは政府間取引で、中国政府の推薦する
4社に応じてもらったと言う。
他の3社は、TCL社(89ドル)、ハイエール情報技術社(105ドル)、
ファーウェイ技術社(135ドル)だった。
なぜか、価格差がほぼ倍ずつになっている!

このあと、タイ政府は、64万人の「マタヨム」(ハイスクール)1年生にも、今度は
スペックの高いタブレットPCを、1台1万2千バーツほどで入れて行きたい様だ。
来年には、新しいプラトム1年生に入れるとなると、ずっと続くことになるのか。

これで決まりかと思ったら、1週間後の3月13日に再入札となった。
理由は、「この価格はFOB価格で、運送料や保険料が入っていなかったので
やり直し」ということだったが、これはどうもおかしい。
CIF価格なら、そう初めから指定したはずだし、その差は、1台数ドルに過ぎないし、
各社ほぼ同じはずだ。

実際2回目のビッドでも、スコープ社がCIF価格82ドルで落札した。
うわさによると、最下位となったファーウェイ社を応援する政府高官がいて、
ファーウェイにチャンスを与えるために2回目は仕掛けられたとか・・。
ファーウェイは、2回目には73ドルと言うスコープ社を下回る価格を出したが、
締め切った後だったので挽回できなかったという。

ちなみにスコーパッドのスペックは、次のように、カッコ内の入札要件を上回った。
・ディスプレイ 7インチのタッチスクリーン(同様)
・CPU     1.2ギガヘルツ(1ギガヘルツ)
・RAM    1ギガバイト(512メガバイト)
・記憶容量  8ギガバイト(8GB)
・OS      アンドロイド4.0(アンドロイド3.2)
・保障期間  2年(1年)

81ドル(2400バーツ)という価格については、
「スコーパッドは、中国でネットで1000バーツの廉価で売られている
代物だ」といううわさもあったが、このスペックで8000バーツほどで
国内では売られているようだ。

90万台で22億バーツに達するが、タイ政府は、今年度19億バーツの
予算を講じている。不足分は、来年度の予算から使うと言う。

また、教育省は、マタヨム1年生向けに70万台、76億バーツを
予定している。1台当り10857バーツの予算だ。
小学校とハイスクールの1年生向け合わせて160万台、
約100億バーツとなる。

スコープ社は、日産24000台の生産能力があるというから、契約後
90日以内での納品は可能となるという。

5月半ばからのタイの新学期に、タイの公立小学校1年生は、中国製の
タブレットで勉強することになるのだろうか。
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by ucci-h | 2012-03-23 09:09 | アジア的な生活 | Comments(3)
Commented by くんたれ at 2012-03-23 12:53 x
PCってやすくなったんですねえ。ちょっと高い計算機ってかんじですね。
Commented by muga at 2012-03-23 15:23 x
小学校2年生は、ダメなんですか?
Commented by ucci-h at 2012-03-23 18:03
1年生から入れるようですね。1年生が2年生になったら、新しい1年生にあげるのかな?それともそのまま持っていく?いずれ全生徒をめざすのでしょうが。

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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