洪水のなかったタイ東部の工業地帯で水枯れの心配
昨年10月のタイ中央平原部工業団地での洪水の際は、
ラヨーンやチョンブリの東部の工業団地が
水害もなくうらやましがられたものだ。

そのラヨーン東部沿岸には、マプタ・プート工業団地など
5つの工業団地(147社)があるが(5月5日には化学工場の爆発で
12人の死者を出したが・・)、
この時期、洪水とは逆に、水枯れの心配が膨らんできた。

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長い乾季が終わるが、この地域の貯水池の合計水量が、
5月はじめには1.4億㎥と、貯水率51.1%まで下がってきたからだ。
満タンだと2.75億㎥の容量である。

このまま7~8月頃まで雨が少ないと、
2005年以来7年ぶりの水枯れとなり、
石油化学プラントはじめ、工業団地に影響が出ようと懸念されている。

2005年には、30年ぶりの水枯れとなった。
水量は、2005年なかばに48%と5割を切り(当時で1.2億㎥に)、
年末には貯水率20%(5千万㎥)まで落ち込んだからだ。
バンコクから船での水の輸送や循環水の再利用などを行ない、
また工場の操業率を50%に落とすなど苦労をした。

現在の基準では、
1.6億㎥(貯水率58%)・・・警戒レベル
1.2億㎥(貯水率44%)・・・クリティカル・レベル
としているが、
すでに、警戒レベルを超し、クリティカル・レベルとの中間にある。

水不足は、工業団地の操業に影響を与えるだけでなく、
近隣の農家との争いにもつながる。
現在、マプタ・プート工業団地周辺では、
ラヨーン貯水池の一日60万㎥利用のうち、工業団地が
37%の22万㎥を使っている。

一方で今年も水害の心配があれば、
他方で水枯れの心配。
タイは広いというか、天の神様も意地悪である。

旱魃は、5月初めで、南部のスリンや中部のパトゥム・タニ、北部の入り口の
ピサヌロークなど、タイ全土77県のうち50県に広がっているという。
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by ucci-h | 2012-05-08 17:53 | アジア的な生活 | Comments(0)

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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