7月24日、火曜日のチェンマイは
ほぼ一日中雨が降り続いている。
雨季でも、夕方シャワーが来るのが普通だから、
ゴルフに行けないほどの雨は珍しい。
洪水のあった昨年、初めて‘ゴルフに行けない雨’を
2~3度経験したが、今日の雨は昨年を思い起こさせる。
もっとも、今年は、5月雨季に入ってから、
琵琶湖の水量の半分を蓄える北タイの巨大ダム
「プミポン・ダム」の水位は、昨年と違って下がってきて
いるので、下流バンコクの洪水の心配は去年より少ないが・・。
ようやく、20ヶ月ぶりに、腰の痛みを気にせず、
ゴルフのスイングができるようになってきた。
マッサージよりも、ジムや自宅でのストレッチ運動が効果的だった。
体を鍛え、練習場に通った分、ショットは良くなってきた。
もっとも、ゴルフは、コースでの実戦の場数が大事だから、
ハーフ40ほどで回れば、まだ50近くのこともある。
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{ゴルフのスコアを5つ減らす3種のショット}
インターネットを見ていたら、アメリカのゴルフ・インストラクター、
ディーン・ストリックラー(レボリューション・ゴルフ)が
ゴルフ・ゲームのスコアを5点ほど減らす方法について
興味深いことを言っていたので、紹介しておこう。
スコアを減らす実際的な方法は、ドライバーをもっと
飛ばすことでも、ミドル・アイアンでピンに近く乗せることでもなく、
ゴルフ・プレイの75%を占める3つのショットを改善する方法だという。
ひとつは、ドライバーをフェアウエイに落とすこと
(ラフの浅いコースがどこも多いのでいい加減になってはいけない)。
その際のコツが、今自分がやっている方法と同じなのでうれしくなった。
いわく、「フェアウエイの幅を2倍に使え」だ。
まっすぐ真ん中に落とそうとするから、ひっかけたり、スライスしたりして
はずれる。左右に振れるのは最悪だという。
アマチュアのフェアウエイ・キープ率はせいぜい3分の一。
ショートを除く14ホール中、平均9~10ホールでフェアウエイを外しているという。
いつも同じ打ち方で、右利きならフェアウエイ右をねらう。
狙い通りドロー気味のボールでフェアウエイ・センターに行く。
まっすぐ押し出し気味でも、フェアウエイ右側に。
腕の回転が速すぎてひっぱり気味のボールになってもフェアウエイ左に。
安心して打てる分、フェアウエイ・キープ率が上がる。
二つ目は、アプローチ、チッピング・ウエッジだ。
アマチュアのパーオン率は、コースの長さにもよろうが、18ホール中3つだという。
つまり、残りの15ホールでピッチング、チッピングの巧拙が、
スコアを左右する。
この際、いかにピンから6フィート(183センチ、長身の人の背丈)以内
に寄せられるかだ。
プロでも、6フィート・パットの成功率は50%。アマチュアだと半分の25%。
これが、倍の12フィート(3.65m)だと、
カップインの確率はプロでも20%、アマだと10%に落ちるという。
コツは各自工夫してみてください。私のコツは3つほどあります。
仮に15ホールのアプローチで、6フィートに寄せられる人と、
12フィートで止まってしまう人とをスコアで比べると、
確率的に、前者がパー4個ほど取れるのに対し、
後者は1~2個しか取れず、3打ほどスコアが開くことになりそうだ。
最後の3つめは、もちろんパッティング。
自分も今は練習の6割をパッティング練習にささげているが、
本番となると、十分自信がないので、なおスコアをまとめられない。
アマチュアのスコアの43%ほどがパッティングだという。
90で回れば、パッティング数は36~38ほどとなる。
ハーフで18~19、そんなに打っているのかと思うと、
40~50フィート(12~15m)の長いパットを3パットしたり、
3フィート(90センチ)以内の短いパットをはずしたりして、
かさんでしまう。
パットのドリルはいろいろな方法があるが、
今は、4、6、8フィート(1.2m、1.8m、2.4m)四方から
連続4つ入れ繰り返しをやっている。
4つめを入れないとまた最初からのプレッシャーに耐えている。
スコアメイクの最後はやはりパッティングだ。次のホールへ気分も後を引くし。
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{アーニー・エルスの奮起}
パットの話で、先の全英オープンの逆転劇を思い出した。
最終日14番ホールでトップのアダム・スコット(豪、32歳)が
バーディーを決め、ガッツポーズ。4ホールを残して、2位の
アーニー・エルス(南ア、42歳)に4打差とした。
こちらのテレビも、日本のテレビもたまたま見れない中で、
インターネットのキーホールのテレビ朝日の画像を15番から見た。
アダム・スコットは、これで勝ったと思ったことだろう。
その後は、4連続ボギー。18番でバーディをとったアーニー・エルスに
まさかの逆転負けを喫してしまった。
アーニー・エルスもこの春には、マスターズへの出場も逃し、
自分をばかだと思ったようだが、新たな気持ちでパッティングの
訓練に励んだという。
最終ホール、エルスは、15フィート(プロの確率5.5回に1回ほどか)を入れ、
追い込まれたスコットは、それより短い8フィート(平均確率40%ほど)を
左にはずした。
メジャーで優勝を逃した豪州のグレッグ・ノーマンになぞって、
スコットの負けがクローズアップされたが、
その影に、エルスのがんばりがあった。