韓国ドラマと日本料理
タイでは韓国ドラマやKポップスが盛んである。
まあ、Kポップスは韓国の‘文化輸出戦略’の
一環かもしれないが、韓国ドラマは、北タイの山岳民族の
家庭でも見られているほど、タイ人は韓国ドラマが
好きである(日本でも韓流の人気は根強いようだが)。

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テレビでも、日本のドラマは日中韓のドラマが
交互に登場する「アジア・チャンネル」で少し顔を
出す程度だが、韓国のドラマ、ポップスの専門
チャンネルは、ケーブル局の「ツルー・ビジョン」の
中に、3つ、4つとある。
日本のNHKは別途970バーツ(3000円近く)払わないと
見れないのに・・。
チャンネルを回すたびに、彼我の差にがっくりくる。

昔は、「おしん」や「一休さん」といった日本のものが
タイでは人気だったが、今は、「ポチたまペットの旅」
(先代のだいすけ君は食べ過ぎて死んじゃったけど)や
「欽ちゃんの仮装大賞」が、地元局に組み込まれて、
時折タイ語で見れる程度だ(おしんと一休さんは根強く今もやっている)。
日本がどうということでなく、世界に共通する面白さが受けている。

タイ人に聞いてみた。
「日本のドラマは見ないで、どうして韓国ドラマを見るの?」と。
すると、「日本のドラマは、はっきりしないで、ぐちぐち展開する。
じれったい。物足りない。韓国ドラマは、喜怒哀楽がはっきり
していて、シャープで快い」という答えが返ってきた。
タイのうらみやいさかいの多いソープドラマに韓流ドラマは似ている。

ふと、これは食事にも似ているなと感じた。
日本料理は、ふだんの生活レベルではタイ人には
あまり受けない。味が「チューチュー(うすい、はっきりしない)だ」と
言われる。タイ料理は、「甘い、辛い、しょっぱい、酸っぱい、にがい」の
5つがはっきり入っているのが、うまいということになる。
もっとも、タイでは、今やすしを筆頭に日本食がはやっているが。
‘旨味’は意識されない国だが、イノシン酸のうまみが受けてきたのか。

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ドラマや食事なら、「物足りない、あいまいだ」と言われても、
文化の違いだからいいだろう。
しかし、これが政治やコミュニケーションの国際交流だと困る。
日本人の多くは英語を話さないのではなく、
はっきり物事を表現する外国語が苦手なのだろう。
国内の身内同士では、ほのめかしを言って、その場の空気や
気持ちを汲み取ってもらえばいいのかもしれないが、
国際舞台ではそうはいかない。
言葉は短くても、はっきり言わないと理解されないし、嫌がられる。
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by ucci-h | 2013-03-17 23:48 | アジア的な生活 | Comments(4)
Commented by charlieshimo at 2013-03-20 13:43 x
韓国ドラマ 勿論 内容等も重要ですが日本ドラマの製作費の問題ではと思います。C作成時にあまりのスタッフ人数の多さに何故か尋ねたら過去の映画製作方法によっているとのことでした。あれではコストもかさみ、日本の番組でもドラマ非常に少なく、阿保芸人ばかりの番組で
これではハードのTV自体が売れなくて当たり前。電気メーカーが一斉にCMの提供を辞めない限りTV局は反省しないのでは?今年の日本アカデミー賞作品賞は若い方の作ったものとのこと、多分少ない人数で製作されたのではと思っています。韓国ドラマは脚本家も若く少人数で作られているとの認識ですが?

後半のコミニケーションの件は全く同感ですが、今の日本ではまだ問題がありますよね
Commented by ucci-h at 2013-03-22 11:30
インサイトのあるコメント、ありがとうございます。制作費の問題には目が行きませんでした。人間の多さは、かえって起伏の少ない、常套的なドラマを作らせるのでしょうね。タイ人も評価するドラマが欲しいですね。
Commented by muga at 2013-03-22 13:08 x
[韓国ドラマは、喜怒哀楽がはっきりしていて、シャープで快い」

食べ物もそうですが、意見や気持ちを伝えるのも薄い日本人って話ですね。 
ハッキリ話せば話したで、総攻撃を受けたりします。
正しい事を強く主張すればイイって事でもなさそうです。
要するに、言えるような環境を作りこんでからじゃないと、薄く行った方が無難かと‥それともタイのドラマにありがちな、泥沼対決を覚悟で正論打つのか、そのどちらか。
言えるような環境とは、バックに恐ろしい人物や組織があるってのも一つです。華僑は長年そういう環境を練り上げてきてますね。年季が違いますね。
Commented by ucci-h at 2013-03-22 14:15
「和僑」は、出来ないですね。日本人は、まとまった組織の中では協力する力を強く発揮しますが、その組織化が苦手ですね。太平戦争時の組織のばらばらさがいい例ですね。

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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