‘帰ってきてしまった’と言うのは、
チェンマイの3月は、1年中で一番空気が汚れている
スモッグの空が続く最悪の月だからである。
飛行機は、チェンマイ上空までは順調に来たが、
視界が悪く、降りられない・・・。
@@@@@
機長の説明によれば、スモッグのため視界が
2000mしかなく、最低基準の4000mに届かないため、
視界が良くなるまで、上空でホールディングするという。
「そんなに早くよくなるのかな?」と思った。
窓の外を見ると確かにスモッグで景色がよく見えない。
しばらくして、アナウンスがあった。
視界は2500mまで見えるようになったが、なお不良であり、
なお待機を続けるという。
「チェンマイじゃなくて、チェンライかどこかへ降りるかな?」と思った。
しかし、北タイは全般に空気が汚れているはずだ。
@@@@@
しばらくして、視界が良くなったので、ランディングするとのアナウンス。
やれやれ。でも無理しないでね。
ところが降下に入ったが、再び上昇、降りなかった。
なお視界が悪いらしい。
そして、またしばらくして、ランディングするとのアナウンス。
さて?
今回は、見事降りたった。
機内からは拍手。
結局、上空で30~40分待機したことになる。
「飛行機会社は余分な燃料を使ったな」と余計な心配をした。
@@@@@
空港で、離発着便の案内版を見たら、
「DELAY」(遅延)の表示が多かった。
出発地のバンコクに戻った便もあったようだ。
空港から我が家までタクシーの窓から眺める空も
スモッグに覆われている。
3月初めにチェンマイを発った時は、帰る頃には
空気は少しは良くなっているかなと期待したが、
そうはならず、今が最悪の時期らしい。
というわけで、3月のチェンマイに帰ってきてしまった。
でも翌日は、季節はずれの雨があって、少~しばかり
空気は良くなったかな。
チェンマイは、いよいよ夏。
早いもので、来月は、タイ正月、水掛祭りを迎える。