日本からチェンマイヘの帰路、
マレーシアはクアラ・ルンプールの
「ゲンティン・ハイランド」に寄って来た。
ゲンティンの名は、古く1970年代初めに知ったものだ。
アジアの有力企業を調べているときに、
今後の成長株として注目された会社だ。
ゲンティン・リゾートが開業したのが、1971年。
今年で開業43年になる。
しかし、行ったことはない。
今回初めて行ってみたが、予想より面白い
リゾートだった。
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クアラ・ルンプールの‘馬小屋’空港(LCCTのこと)から
直行バスで2時間だ。
出発時間の9時になっても、運営するエアロバスは6番停留所に
来ない。お客もわずか3人しか待っていない。
不安になって聞きに行こうと思ってもいささか遠い。
近くの従業員に聞いても、ここに来るという。
結局9時13分頃に来た。
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バスの運転手は、運転ロボットみたいだ。
車体内への荷物の積み下ろしは手伝わないし、
出発時も、途中で停まった時も、一言も口を利かない。
派手な壁面の、頂上1700mの「ファースト・ワールド・ホテル」
のロビー前に来ても、通過してしまう。
「このホテルに泊まるのだよ」と言うと、
初めて、「下のバスターミナルで停まる」と言われた。
バス乗客の少なさにもかかわらず、
6,118室と、世界第3位の客室数を誇る大ホテルのロビーは
中国人客中心に混んでいた。
ちなみに世界1位は、4つのタワーから成るモスクワのイズマイロボ・ホテルの
7,500室。第2位は、ラスベガスのMGMグランドの6,852室である。
日本で一番客室数の多い品川プリンスホテル(3,680室)は、
世界16位にあたるようだ。
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この大ホテルのロビーのチェックインは面白い。
まるで大きな駅に来たようだ。
まず受付に並んで番号札をもらい、それからレセプションでチェックインする
(帰りは、キーカードをスロットに投げ入れれば終わりで簡単だ)。
6000室もあるから部屋は狭いかと思ったら、十分広い。
設備も悪くない。
25階の客室からは、山々と雲海が見える。
天井のファンだけで十分涼しい。
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ただ古くからの大きなホテルだから、LANケーブルもWI-FIもない。
最初はロビー階のスターバックスでコーヒーをたのみ、遅い
WI-FIを使ったが、あとでショッピング・モール内の電話機屋で
2日間使えるSIMカード(インターネット専用)を見つけ、
パスポート提示で21リンギ(630円)で手に入れ、
快適にインターネットに接続できた。
このホテルは、カジノだけでなく、ショッピング・モール、レストラン、
遊園地などが屋内にあり、歩くだけで30分やそこらはかかる。
マイナス7度のスノー・ランドもある。
また先週は、イギリスの男性4人のコーラス・グループ「イル・ディーボ」の
コンサートもあったようだ。
レストランは中華系が多いが、海南料理店など安くておいしかった。
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2泊滞在したが、ホテルに泊まり、一歩も外へ出なかったのは
昔行ったラスベガス以来、初めてではないだろうか。
大人も子供も楽しめる施設になっているが、
屋外のテーマパークは取り壊し中。
ここに2016年に「FOXワールド」が出来る予定だ。
「FOXワールドで活を入れるマレーシアのゲンティン・ハイランド 2014-2-21」
http://uccih.exblog.jp/20382491/