22日2時から陸軍の建物で、プラユット陸軍司令官の
仲介の元で行なわれた、両派の会談は合意に至らなかった。
最終的には、現政府は辞職するか問われたのに対し、
政府を代表するチャイカセム司法大臣はノーと答え、
軍の全権掌握になったと伝えられる。
会議決裂後、「UDD」(政府支持の赤シャツ隊)の代表
ジャトゥポーン達は軍の車で拘束、また反政府派「PDRC」の
代表ステープ等も同様に別の車で連行されたという。
クーデター後、18名の現閣僚に対し、ただちに
「NPOMC」(軍の作った国家平和秩序維持協議会)に
出頭するよう求められた。
また、その後深夜になって、タイ貢献党及び
タクシン派の政治家23名に対して、23日午前10時に
NPOMCへの召喚が求められた。
この中には、インラック前首相、ソムチャイ元首相(タクシンの義兄弟)、
ヤオワパ(タクシンのもう一人の妹)、チャラーム等
タクシン派の主要人物が含まれている。
タイの状況は緊迫感を増している。
23日(金)朝、プラユット司令官が暫定首相に就く旨が発表された。