気をつけなくてはいけない。
ATMのカード差込口に磁気読取装置を
仕掛け読み取ったり、車をリモートでロックする際、
それを妨害する電波を送ったり、タクシーが
故障したふりをして、お客だけを外に置き去りにしたり、
いろいろやってくれるものだ。
@@@@@
最近では、スワナプーム空港で、ベルトコンベアで
出てくる荷物が盗まれるというケースが何回か起った。
これは台湾人の窃盗だが、狙われたのは
日本人の高級旅行カバンだ。
ベルトコンベアで自分の荷物が出てこないと
航空会社の配送手違いだと思うし、
泥棒に持っていかれたとは思わない。
カバンが空港のドアを出るとき、いちいち
荷物タッグと照合されないので、持ち出しは容易だ。
犯人は、荷主が入管で長時間かかったり、
トイレに行ったりして、同じ荷物がくるくる回っているのを見て、
持ち出すのだろう。
犯人は捕まったが、台湾で高級カバンを
転売していたという。
ベルトコンベアから出てくるからと
ゆっくりと取りに行くとなくなっているかもしれない。
もっとも旅行カバンはなるべく薄汚れた
物にしておいたほうがいいかもしれない。
@@@@@
もうひとつは、しばらく前のことだが、
タイらしい手口で、車で旅行して、ガソリンを
給油した後、検問所でヤーバー(麻薬)所持で
罰金を取られるケースだ。
ガソリンスタンドの従業員が検問所の警官と
つるんで、給油した後、給油口のすきまに
ヤーバーの袋をはさんでおくのだ。
本人は知らないが、検問所でヤーバー所持が
見つかり、数万バーツの罰金を取られるのだ。
旅行中の幹線道路でのスタンドと検問所だが、
仮に戻ってスタンドの従業員を問い詰めても
証拠がないので、知らぬ存ぜぬで逃げられてしまう。
そう長く続けられる手口ではなさそうだが、
やられたほうは痛い。まさかである。
スタンドで給油した後、給油口が閉められるのを
確認した方がいいかもしれない。