タイの旧正月はなぜ一番暑い時期になったのだろうか?

前回、タイと日本・中国の旧暦にズレがあることを述べた。
同じ太陰太陽暦なのだから、ポイントは、いつを新年とするかにあるわけだ。
同じ陰暦(太陰太陽暦)といっても、日本や中国の陰暦と
タイの陰暦では、スタート時点が違うことになる。



日本の陰暦を見てみよう。中国と一緒だ。
中国の旧正月(春節)が、西暦の1月後半から2月前半に来るように、
日本・中国の年の始まりは、立春前後だ。



中国の陰暦だと、戦国時代にできたと言われる「二十四節気」中の、
雪が雨に代わり春の訪れを告げる「雨水」を含む月が1月だという。
雨水の24分の一の前の節気が立春だから、立春前後が新年となる
(必ずしも立春が正月ではなく、旧正月が春節と別に呼ばれるわけだ)。
雪が解けて春が来る。イメージしやすい。



またもっと古く、中国での紀元前の夏王朝時代から、
太陰太陽暦は、もともと寅の月を正月にした。
つまり、十二支の最初である子の月は、夜が一番長い
冬至を含む月とし、その2か月後の寅の月を正月とした。
なぜ、十二支の一番手である「子の月」を正月にしなかったのだろうか。



子の月や丑の月を正月とした王朝もあったようだが、
寅の月=正月で落ち着いていった。
やはり、その後に出てきた二十四節気で見られるように、
冬至を含む月より(そのあとに大寒、小寒がやってくる)、
それから2か月経た雨水の月の方が、北支では春がやってくる
気分で、年のスタート月にふさわしかったのだろう。


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これに対し、タイの旧正月は新暦の4月なかばだ。
ほんとうは日にちは毎年ずれるのだが、タイの合理性(?)で、
今は4月15日に固定されている(ソン・クラーン水掛け祭り)。
前回見たように、日本・中国と旧正月の時期が3か月近く違う。



タイの新年は、なぜこんな暑い時期になったのだろう?
タイの方が、日本や中国より、3か月近く季節の巡りは速いから、
本来なら、一番寒い(涼しい?)新暦12~1月ごろに
旧正月が来た方が、季節感は合う感じがするが・・・。



なぜタイは一番暑い時期を正月としたのだろう?


(続く)
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by ucci-h | 2017-02-19 00:17 | アジア的な生活 | Comments(0)

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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