ーー同じ10ドルのハロン湾への足も雲泥の差ーー
ハノイからハロン湾行きのミニバス。
結果から言うと、これがひどい運ちゃん、つまり
運送会社だった。
西洋人、中国人、韓国人など、ホテルを回って
拾うのはいいが、定員以上に詰め込んだようだ。
街を出るまで、1時間近くかかるだけでなく、
自分の隣の補助席まで使って客を乗せた。
幸い隣に座ったのは若い西洋人の女性だからよかったが・・。
途中、ガソリンスタンドに寄り、給油。
隣の女性が「トイレに行かせて」と運ちゃんに頼むが、「ノー」の
一言。たぶん、途中の休憩所(お土産屋)でとまるだろうから、
すぐだと思ったが、ノーの一言はないだろう。
「車の中でさせちゃうよ」と言ってやりたかったが・・。
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そのあと、自分からも「次、早めにトイレへ停まって」と
言ってやったが、休憩所でもひと悶着。
下ろした場所とバスが待っている場所が違うことは
往々にあるが、もちろん、この北島三郎似の運ちゃん
「20分」というだけで、どこで待ってるとも言わない。
土産屋で用を済ませ、待ち合わせ時間にバスを
裏側で見つけたが、運ちゃん汗を流し怒ったような顔で
バスの窓ガラスをたたいたりしている。
どうやら、バスの中にキーを忘れたらしい。まったく!
結局、予定よりさらに2~30分遅れて、なんとか出発。
もちろん乗員数の確認などやらない。
なんとか無事着ければ、良しとしよう。
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なんとか無事に、ハノイの東170kmのハロン湾へ
つごう4時間かけて、クルーズ船の出るトゥアンチャオ島の
船着き場まで到着した。
たいていの客はクルージング込みのツアー客である。
ホテルを別に取ってある自分は、
たまたま同じホテルへ行くカナダ人カップルと
タクシーの相乗りで、
東部ホンガイのホテルまで行った。
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交通の様子を長々書いたのは、
ハロン湾への足は、ローカルバスか、ツアーバスか
選択が難しいからだ。公共バスはターミナルまで行き、時間が
不安なので、結局ホテルの紹介によるツアーバスを足にした。
帰りの足はどうしよう?
ツアー客の帰りのバスに同乗するので、
ホテルでは、翌日の帰りは、午後の便しかないという。
昼にはハノイへ戻りたいので、帰りのバスは予約しないで行った。
午後しかハノイへ戻るバスがないないってことはないだろう。
どこかに午前便があるはずだ。
結局これが正解。
帰りにホテルで呼んでくれたバン(11人乗り)は、近代的で豪華、快適。
同じ10ドルで雲泥の差。
翌朝の出発時間9時は、30分ほど遅れたが、
3時間ほどで、ハノイの中心部へ戻れた。
途中、市内から80km地点から60kmほどは、片側3車線の
ハイウエイができており、4時間でなく、3時間で帰れた。
街の中心部の大劇場の前で降りた。
この日の午後は、ツアーで回れなかった博物館めぐりをするために。
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ハロン湾での観光と食事については次回に。
(その5に続く)