タイ語読み書き60時間集中講座(2) ーー自然な発音を文字で表すと?--
タイ語読み書き60時間集中講座(2)
ーー自然な発音を文字で表すと?--


読み書き講座の最初は、7つの中子音と
3つの長母音(アー、イー、ウー)を
組み合わせたものだが、これが巧みなスタートだった。
というのは、自然にタイ語の音に入れるからだ。


タイ語には、日本の「あいうえお表」のような
「ゴーガイ表」がある(母音は除く42字の子音表である)。
不思議なことに日本のあいうえおと順番が似ている。

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日本のあいうえお表は、横に「(あ)かさたなはまやらわ」(K,S,T,N,H,M,Y,R,W)
の順だが、タイ語のゴーガイ表に出てくる子音は、ほぼ
K,G,Ch,S,D,T,N,P,M,Y,R,L,Wといった順で42子音が出てくる。
日本語の濁音は点が付くのであいうえお表には出てこない。
また、タイ語は母音なしの子音だけだが、同じ音に複数の文字がある。


同じアジアの言語なので、どこか起源的に共通点があるのか?
サンスクリット語やパーリ語の構造についてはよく知らないが・・・。
でも、このタイ文字ゴーカイ表に沿って最初から丸暗記するのでは、面白くない。


この42の子音のうち、7つ(普段あまり使わない2つを加えると9つだが)の
「中子音」を基本的なアー、イー、ウーの3つの長母音と組み合わせ、
まず「ガー」とか「ディー」とか「プー」とか読んで、書いて、覚えていくのだ。


@@@@@


このやり方は、うまくできている。
7つの中子音(他には、10の高子音と、23の低子音があるが)を
使い長母音と組み合わせ、基本的な音を繰り返しのリズムで、
覚えていく。しかも声調は平声なので、音の上げ下げを気にしなくていい。
言葉は音である。
読み書きは、発音が正しくあってのものだ。
というか、もともと音である言葉を、字で正確にバックアップしていくのだ。


タイ語を始めるとき、タイの小学生が習うような
ゴーガイ表を前にして、動物などの名を例にした覚え方は
わかるが、これを頭からやるのでは面白くない。
「ゴーガイ↓(鶏・ガイのゴーก )、コーカイ↓(卵・カイのコーข )、
コークワイ(水牛・クワイのコーค )・・・」と、覚えてゆくのだが・・・。

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おとなは系統だった覚え方の方が良い。
まず、基本的な7つの「中子音」に出演してもらう。
ก/k จ/j ด/d ต/dt บ/b ป/bp อ/oh

ところでゴーガイ表を見たとき、42の子音が、
なぜ、「高子音」、「中子音」、「低子音」と3種類に
分かれているのかとまどう。
赤緑青で色分けしてあるが・・・。


そもそも、母音じゃあるまいし、子音に高いも低いも
ないだろうと思う。


タイ語のいろいろな教材を見ても、この子音の3種類の
高中低という区別を合点させてくれるものはない。
先生も含めタイ人に聞いても、要領を得ない
(いつかわかったら記したい)。

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あえて、解釈を試みる(こじつける)なら、
中子音グループは、g,j,d,t,p,といった空気が一緒に出ない「無気音」グループ。
開いた母音で発音される限り、スタンダードな平声で発音される。
だから、中子音グループ?


高子音グループは、k,ch,p,f,s,tなどの音だが、
「有気音」グループ。ことにk,t,pといった破裂音は、空気を伴って
発音しないと中子音グループのg,t,pと間違われ、直される。


例えば、同じ‘ペット’でも、「アヒル」のペットは、中子音(無気音)のป (d)pなので、
空気を伴わずに、低声で発音される( เป็ด )。
「からい!」のペットは、高子音の พp(h)なので、
空気を伴って低声で発音される( เพ็ด )。
ふつう日本語風にそのままペットと言ったら、からいに近く聞こえるだろうか。

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もうひとつtの音もそう。
同じ‘タオ’でも、「亀」のタオは、中子音の ต (d)tなので、空気を伴わず
タオเต่า と低声で発音されるが、
同じタオでも、「タオライ(いくら?)」のタオは、有気音t(h)なので
(低子音グループのทtだが)、空気を伴って発音される( เท่าไร )。
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@@@@


高子音グループは、開いた音で行くときは、有気音が尻上がりとなる。
カー⤴ ขา(脚)、ハー⤴ หา(探す)、ピー⤴ ผี(お化け)、フ―⤴ หู(耳)、ホア⤴ หัว(頭)、
カーオ⤴ ขาว(彼、彼女)、トゥー⤴ ถือ(持つ)、マイ⤴ ไหม(新しい)など、
みな尻上がりの言葉である。
従って、高子音グループ?

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同じカーでも、カー⤵と落ちれば、下にある「価格」になるし、
ハーも落ちれば、数字の「5」(ハー⤵)になる。
ピーは、これも落ちれば、ピー⤵(年)になるし、
カーオも落ちれば、「入る」のカーオ⤵に、
マイは落ちれば、「否定」のマイ⤵へと変わる。


ついてに、低子音グループ。
このグループは、長母音が付いて閉口音(k,t,p)で終わるか、または
声調記号の一つであるマイエーク記号(|)が付くかすると、音が落下する。
たとえば、プー(ト)⤵ พูด(話す)、カー⤵ ค่า(価格)、ピー⤵ พี่(年)、ポー⤵ พ่อ(父)、
チュー⤵ ชื่อ(名前)、チャイ⤵ ใช่(はい)、タオ⤵ เท่า(等しい)など
いずれも落声の言葉である。


従って、低子音グループと覚えるか?


のちのち、タイ語の5種類の声調(平声→、低声↓、落声⤵、高声↑、昇声⤴)
の学習へ行くと、同じようなつづりでも、また同様な声調符号のつきかたでも、
この3つの子音グループごとに、上がり下がりが違うことが
わかる。事後的にグループを確認できるわけだ。
いまはタイ語の子音は3つのグループに分かれるという
ことだけ覚えておけばいいだろう。


タイ語の読み書きを覚えること、
なんとなくパズルを解いていく気持ちになる。


(その3に続く)



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by ucci-h | 2017-09-29 14:23 | アジア的な生活 | Comments(2)
Commented by takeshi_kanazaw at 2017-09-29 21:03
うーん・・。 マイカオチャイ・・・。
これでも初歩程度でしょうね。難しいな・・・。
子音の上げ下げと言われても、耳で幽かに覚えている程度。
15年前買ったTPA(泰日協会)のテープがやっと見つかりましたが・・。
本が何処に行ったのか・・・。
Commented by ucci-h at 2017-09-30 20:35
文字を文法的に(構造的に)構築していく作業ですから、
よくわからない部品を積み上げていくようなもので、
けっこうとっつきは難しいと思いますよ。

タイ語を少しやって(しゃべったり、読んだり)、
あとからなるほどと思うことかなと思います。

まあ、最初はわかる部分、とっつきのいい部分を
つまみ食いしていただけばと思います。

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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