タイ語読み書き60時間集中講座(14) ーー5つの声調をどうやって覚える?--

タイ語読み書き60時間集中講座(14)

ーー5つの声調をどうやって覚える?--



タイ語の読み書きの学習も、

5つの声調(トーン)の発声練習から

いわゆる“二重母音”に母音の範囲が広がっていくにつれ、

難しくなってゆく。



でも、その前に、前回「マイ」を例に見てみたが、

5つの声調をもう一度実際の言葉で確認してみよう。



@@@@@



タイ語の5つの声調については、

いわゆる声調符号が付かなくても、

高中低の3子音ごとに、長母音が付くか、

短母音か、また破裂末子音が付くかによって

変わるから、覚えるまでやっかいだ。

代表的な言葉を書き出して、覚えていこう。


d0159325_19575576.jpg


さらに4つの声調符号が単語の頭に乗ることによって声調が決まる。


マイ・エーク、マイ・トー、マイ・トゥリー、マイ・チャタワーという4種だ。

もっとも、4つ全部付きうるのは、中心となる中子音グループだけ。

高子音・低子音グループは、1,2番目のマイ・エーク、マイ・トー

しか付かない。

3,4番目のマイ・トゥリー、マイ・チャタワー は、中子音グループだけのものだ。


@@@@@



この4つの声調符号、字面は覚えやすい。

符号が順に1,2,3,4に似ているからだ(4は十文字で4方向と覚える)。



中子音について、順に符号なしから、1,2,3,4と付けていくと、

5つの声調になる。

つまり、中声、低声、落声、高声、昇声となるので、

これで発音練習ができる。

「ガー→ กา」、「ガー↓ก่า」、「ガー⤵ก้า」、「ガー↑ก๊า」、「ガー⤴ก๋า」と繰り返す。



この5トーンは、音符で現わせないだろうか?

これについては、第4回での試みをトライしていただきたい。

五線譜を引いて、「レ♩、♩、ソミ♫、ソ♩、ドミ♫」とやれば、

音の高低にほぼ合致する(音感はちょっと異なるが)。


d0159325_18433965.jpg


@@@@@



以前触れた「マー」に当てはめて、発声してみよう。

ただし、mの音は、低子音なので、中子音のように、

声調記号をそのままつけては書けない。



マーをこの5トーンの順に書くなら、

最初は同じく何もなしの「来る」だが、2番目の低音のマーは、

そのままではないから、高子音のHを借りてきて、

低声記号マイエークを付けることになる。



3番目の落声のマー(これも意味はないが)は、

先ほど見たマイエークを付けたもの。

低子音字についたマイエークは、音を下げるのではなく、

音を落下させる働きをする。



そして、もう一つある。

そう、頭にHを借りてきて、2の字に似たマイトーを付けたもの。

これも落声になるのだ。



4番目の高声のマー、つまり馬だが、マイトーを付ける。

標準パターンの中子音で習ったように、

マイ・トーなら落声のはずだが、低子音だと高声になる。

マイトーが付くから落声だとは、相手が中高子音の場合。

相手が低子音なら、高声になるのだ。


d0159325_18445891.jpg


そして、最後5番目の昇声。つまり犬のマー。どう書くか?

低子音のMとしては、声調符号なしと声調符号2種類付きを

使い切ってしまった。

マイトリーやマイチャタワーは中子音グループだけのもの。

マイチャタワーを使えないので、「まいっちゃったわー!」と

しゃれている場合ではない。


そこで、最後のここにもHを借りてくる。

頭にHがついたマーは、幸いマイエークの付いたものと

マイトーの付いたものしか使っていない。

そう、何の声調符号もつけないH頭のマーが、5番目の

昇声の犬をつづってくれるのだ。


d0159325_18460774.jpg


@@@@@



低子音の「マー」を代表例にまとめると、


1(平声)は、何もつけない。「来る」だ。

2(低声)は、H付きで声調記号第1番のマイエークを付ける。

3(落声)は、同様にH付きで声調記号第2番のマイトーを付ける。

そしてもうひとつ、Hなしの第1番マーエーク付きが、同時に来る。

4(高声)は、Hなしの第2番マイトー付きが入る。馬だ。

そして最後5(昇声)の犬が、H付きながら符号なしだ。



こうみてくると、1番目は何もなしで、最後はH付きで符号なし。

この2つに挟まれた2番目、3番目はH付きで符号1,2付き。

そして一つずれて3番目、4番目がHなしの1番、2番の符号付き。

最初はわかりにくいが、こうして覚えていくと、この低子音グループの

5声の“規則性”の様なものが見えてくる。



マーの例を挙げたので、

同じく意味を持つものとして、復習のために、「ヤー」の場合を見てみよう。

Yは、マーのMと同じ低子音グループだから、

同様なパターンとなる。

結果だけ書いておくと以下のようになる。


1.平声ยา (薬)  2.低声หย่า(離婚)  3.落声หย้า 、

(ย่า(おばさん) )  4.高声ย้า  5.昇声หยา


d0159325_19083600.jpg


なお、草、芝生のヤーも、หญ้า 落声のヤーだが、

(ヨーヤック、鬼のヨー)ではなく、  (ヨーイン、女性のヨー)である。



@@@@@


 

中子音グループの กา ガーと、

低子音グループの มา マーと ยา ヤーの

5つの声調変化のやり方を見てきた。

これは基本である。




声調変化の基本を確認しておこう。

まず子音が、高子音、中子音、低子音、

どの子音グループのどこの子音か見よう。

そして、


付く母音が、短母音なのか長母音なのか?

開口子音が付くのか閉口子音が付くのか?

声調符号が付くかどうか?

それらによって、声調は決まっている。



(15へ続く)





[PR]
by ucci-h | 2017-10-14 19:11 | タイ語の話 | Comments(0)

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
by バンディ
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
検索
ブログパーツ
ファン
ブログジャンル
海外生活
時事・ニュース