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「トラックマン」でゴルフ・スウィングをチェックすると(3/3)
「トラックマン」でゴルフ・スウィングをチェックすると(3/3)



クラブ・スピードの速さがそのまま

ボールの初速に伝わるわけではない。



クラブからボールへの速度の伝わり方が悪いことから、

飛距離が損なわれていることが、「スマッシュ・ファクター」

の低さから見て取れた。


「トラックマン」でゴルフ・スウィングをチェックすると(3/3)_d0159325_23581351.jpg



クラブの速度がボールにうまく移ると5割近くスピードが増す。

男女プロとも、ドライバーで1.48倍(つまり5割近く)速度が増す。

7番アイアンだと、男子で1.33倍、女子で1.37倍だ。

でも自分の場合、この倍率(スマッシュ・ファクター)は、

ドライバーで1.37倍、7番アイアンで1.27倍と低い。


「トラックマン」でゴルフ・スウィングをチェックすると(3/3)_d0159325_23590611.jpg



その結果ドライバーがボールに当たってのボールの初速だが、

女子プロのボールの初速の87%ぐらいにまで落ちる。

クラブ・スイング速度の差は95%くらいなのに・・・。

ドライバーのスマッシュ・ファクター0.10倍分の差は、

距離にして20ヤード近くの差になると言われる。



@@@@@



クラブのスピードがボールに加速して移るとき、

自分の場合は十分エネルギーを伝えきっていないということになる。

効率を上げるには、いろいろあろうが、基本以下の3つが重要と言われる。



①【インパクト・ポイント】

 ボールがちゃんとクラブフェースのセンターに当たっているか?

これは、トラックマンのパラメーターには直接ないが、実感としても大事だ。

力を入れて外すことが多い。

より正確にクラブのセンター・ポイントでヒットするためには、

少々クラブ・スピードゆったり目でもいいそうだ。


「トラックマン」でゴルフ・スウィングをチェックすると(3/3)_d0159325_19091564.png



トラックマンでの計算だと、クラブ・スピードを時速5km近く

増やしても(例えば、時速145kmを150kmに)、

スマッシュ・ファクターを落とすアマチュアが多く、

結果スマッシュ・ファクターが0.06倍分減ると(例えば、1.44倍から1.38倍へ)、

ボールの初速は、ヘッド・スピードの上昇にもかかわらず、

むしろ時速3km分ほど落ちてしまうそうだ。



逆に、ゆったり振ってインパクト・ポイントを良くし、

スマッシュ・ファクターを上げれば、ボールの初速が増す。

スマッシュ・ファクターが、0.06倍分改善すると、

ヘッド・スピードが時速5km分遅くなっても、

ボールの初速は、時速3km分速くなるということだ。



センター・ポイントで打つ重要さは、

真ん中に当たるとトランポリン効果で

ボールが飛び出していくのに対し(プラス効果)、

中心を外れて打つと、その分、クラブにツイスト現象が

見られ、ボールの初速を損なうためだ(マイナス効果)。

ダブルで効く。


「トラックマン」でゴルフ・スウィングをチェックすると(3/3)_d0159325_19000819.png

@@@@@



②【フェイス トゥ パス(クラブ・パスとフェース・アングルの関係)】

クラブの走る軌道(クラブ・パス、左右方向)が、クラブ・フェースが

ボールに当たるときの左右方向の角度(フェース・アングル)と

どれだけずれているか?

クラブ・フェースの当たるときの左右の向きと、

クラブの走る軌道の方向がずれていると、エネルギーをロスする

ことは想像できる。


「トラックマン」でゴルフ・スウィングをチェックすると(3/3)_d0159325_19090467.jpg

ことに、フェースが開いていたから閉じて打とうなどと

‘コンペンセイト’の動きをすると、ろくなショットにならない。

自分の場合、ドライバーも7番アイアンも、クラブ・パスは平均、

右へ1.3度(左打ちだから、左へ1度位の方が、イン・アウトで良いのだが)、

インパクト時のフェース面は平均ややオープン(左へ1度)なので、

“ずれ”(FTP,フェイス・トゥ・パス)は、左へ2.3度となった。



コーチから、「やや左向きのスタンスにして(クラブ・パスをやや左へ)、

ショット時にもう少しグリップを効かせるよう」に言われたのは、

このデータからうかがえる。



@@@@@



③【スピン・ロフト角】

「スピン・ロフト角」が大きいと、スマッシュ・ファクターの低下に

つながりやすい。

スピン・ロフト角とは、ダイナミック・ロフト角からアタック・アングルを

引いたものだ。スピン量を引き出す角度と言われる。

つまり、クラブ・フェースの動いていく縦の角度(ダイナミック・ロフト)から

クラブ重心の打ち込み角度(アタック・アングル)を引いたものだ。


「トラックマン」でゴルフ・スウィングをチェックすると(3/3)_d0159325_19121938.jpg



スピン・ロフトが大きいと、スピン回転数が増えるが、

球速への伝達エネルギーは減り、スマッシュ・ファクターが減る。



自分の場合、アタック・アングルは、ドライバーで3.5度、

7番アイアンでマイナス2.8度と、わりに低く、

またダイナミック・ロフトもそれぞれ14度、27度と

そう上を向いてもいないので、

スピン・ロフト角は、それぞれ13度、32度と、大きくはない。

プロ男子、プロ女子、アマ・スクラッチプレーヤーは、

それぞれ、14.7~15.0度、25~26度ほどだ。



@@@@@



以上のデータから見て、

自分の場合、スマッシュ・ファクターが、ドライバーの場合、

1.43から1.32まで散らばっていて、なお平均が1.37と低いので、

おそらくインパクト・ポイントがセンターを外れることが多いのだろう。

ティーアップしない3番ウッドなどで、よく証明される。

素振りで、練習場の低いティーの位置を常に通過できるよう努めたい。


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またどうも、縦の角度より、横の角度が悪いようだ。

クラブ軌道がアウト・インに入ることが、わりに見られる。

その分、グリップを効かせて打って、ひっかけることを怖がっている。

やや左に向けたスタンスを取り、ゆったりとグリップを効かせたいものだ。

ボールの飛行高度も高すぎないように努めてみよう。



(終わり)






by ucci-h | 2017-10-22 19:17 | ゴルフの工夫 | Comments(0)
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