カテゴリ:タイ人と日本人( 87 )
タイ人の葬儀と日本の葬儀
この10月、タイ人の親しい知人が亡くなったので、
その葬儀にチェンラーイまで行ってきた。


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タイの葬儀は長い。
足掛け5日間ほどかける。
3日間毎日お坊さんが夜やってきてお経をあげる。


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この3日間はどこからともなく人が集まってきて、
ものを食べて、話し込んでいる。
3日目の夜は、明かりも音楽もにぎやかだ。
遺影を飾った仏壇のそばには、
故人の部屋が設営され、その中にゆかりの品が
数日おかれる。


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タイの葬式は、ソーシャル・イベントだ。
もっとも本葬が終わるまでアルコールがないのはさみしいが・・・。


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4日目は、棺を引いて、近くのお寺まで運んでいく。
棺の側面には、生年、死亡年月日と享年が記されている。
お寺に隣接された火葬場で焼く。
棺の上に飾られた山車まで焼くので、屋外で焼く。


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そして、翌朝、身内だけで遺骨を拾いに行く。
日本と違って、遺骨は小さな体の形に並べられている。
最後は骨ツボに手で入れられ、引き取られる。
タイ人は墓を作らないので、遺骨は離れた場所、主に川に散布される。


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タイ人の葬儀はなぜ長いのだろう?
人が亡くなったら、その人にはもう固執しないという伝統がある。
短い葬儀で悲しみのうちに終わるのでは心が残るからだろうか。


墓も作らないし、もちろん周忌もない。
亡くなったら、さっぱり終わりたい。
5日もかけるのは、故人への未練を‘風化’させる期間なのかもしれない。
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by ucci-h | 2015-10-25 00:24 | タイ人と日本人 | Comments(6)
‘南京虐殺’から75周年の式典が開かれたが・・・
年も詰まった2012年12月13日、中国のナンジン(南京)では、
‘南京虐殺’の75周年式典が、南京虐殺記念館で9000人の
参加者を集めて行なわれたという。

尖閣諸島をめぐって日中両国の関係が好ましくない折から、
タイのような第三国にもニュースとして伝えられている。

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すでに4分の3世紀も経ったのだから、
いい加減にしてほしいというのが、当時はまだ生まれてもいない
多くの日本人の感情だと思うが、75年もたってなお、
日本(の当時の軍隊)の行為が非難され続けるというのは、
記念館の少女のブロンズ像のように非難が固定化して
しまったことであり、中国共産党の教宣のせいもあろうが、
我が国の政治家の戦後処理のまずさのせいでもあろう。

1937年12月13日からの1ヵ月半の戦闘で、
どれだけの殺傷があったのかはもう闇の中だ。
中国の言う30万人は膨大で、犠牲者は実際は数万人
だったろうと言っても意味がない。
しかも、どこまでが上からの指令だったかなどわからない。

戦争という狂気の沙汰の中で、過剰な殺戮は付き物である。
古くは、豊臣秀吉の朝鮮征伐では、朝鮮人の多くの
耳がそぎ落とされたという。
第2次大戦では、ドイツはユダヤ人数百万人をガス室に送った。
戦争は、常に残虐行為がつきまとうものだ。
なにせ人殺しが勲章なのだから・・。

ちょうど1年前には、オランダがインドネシアに対して、戦時中の
殺戮を謝罪して感謝されたなどと聞くと、
戦後、3兆円を超える対中経済協力をして
あまり感謝もされなかった日本のやり方はなんだったのだろうか
と問わずにはいられない。規模の問題ではないだろう。

 「こういった謝罪で事足りたオランダ軍のインドネシア住民虐殺 2011-12-13」
  http://uccih.exblog.jp/15104968/

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開き直ったり、弁明したり、お金で懐柔したりしようと
してもいい関係は生まれないはずだ。
現に、南京では被害にあった人たちがいるのだ。
それに対しては謝り、こういう被害が今後出ないように、
領土争いなどから戦争などの悲劇が起こらないよう
積極的に世界の世論を喚起して行くのが
日本の外交だと思うがどうだろうか。

日本軍が特に野蛮だったから殺戮が行なわれたのではなく、
戦争の狂気がこういう悲劇をもたらしたというロジックの教訓に持って
いけなかったのだろうか。
そういう努力をどれだけしてきたのだろうか?
第三国にいると、そう見える。

日本では、嫌中派だの親中派だの国内政局の思惑で、
非建設的なレッテル張りが行なわれがちだ。
中国に寛容的なことを言えば親中派、強硬なことを言えば
嫌中派だの白黒を国内政治向けにつけても外交力にならない。
国内で容中派か右派かと争っているようでは、外国からつけこまれるばかりだ。

硬軟両派があることは、タイのように、困ったときの‘保険’としてとっておき、
時に応じて、是々非々の一枚岩の外交力が求められる。
現在の日本の情勢は、国内経済など内政も大事だが、
中国だのTPPだの外交問題が、国の将来方向を握る時だ
(黒船来航以降の150年あまりが全部そうかな?)。

相変わらず、外交問題が、政局のツールにされているようでは、
この国の将来は危うい。
外交を真正面に立てて、世界の世論を誘導しないと、
ガラパゴス島の茹で蛙は、ゆだってしまう。

殺戮は、戦争の狂気として建設的に被害者に謝罪し、
戦後の対中経済支援はもっと宣伝すべきだろう
(戦争賠償金を払わなかったのは、中国の慈悲からではなく、
中国に残し、接収された資産が賠償相当額を上回ったからだと聞く)。

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一方、尖閣諸島は別問題だ。
沖縄まで狙う拡張思考の中国は、尖閣を実効支配に向け、
船、航空機まで入れてきている
(沖縄も昔、日本につくか中国に付くか迷った時代もあったので、
むかし中国領だったと主張しかねない)。
そう進めば、尖閣の南に位置するあのきれいな石垣、宮古島も切り離されかねない。

米軍との共同上陸訓練を中止した日本政府は、
小を慮って、大を忘れた格好だ。
中国が仕掛けてくるなら、守りを講じる十二分の言い訳が世界にできるはず。
確固たる意思のない国は、いっそうつけこまれるだろう。

南シナ海で中国の脅威にさらされているフィリピンやベトナムと
組み、仲良くなれるチャンスなのに・・。
東南アジア諸国と緊密になれる機会を見逃すのだろうか。
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by ucci-h | 2012-12-18 19:35 | タイ人と日本人 | Comments(3)
ついに出始めた日本のインフラ老朽化問題
日本では、12月2日日曜日の朝、中央高速道路の笹子トンネルの天井が崩落し、
9人の死者が出るという痛ましい事故が起こった。
来るべきものが来たというか、日本のインフラの老朽化がいよいよ
目に見えてきたということになるのだろうか。

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かつて、今から30年強前の1970年代後半、アメリカでは
インフラの老朽化が進み、橋や道路が落ちる事故が出始めた。
ニューヨークのマンハッタンのハドソン道路もこわくて、
走れたものではなかった。

アメリカの公共投資が盛んだったのは1930年代。
それから40年以上して、いろいろなところが老朽疲労を
起こしていたのだろう。

日本も、1960~70年代、公共投資が拡大した。
それから40~50年経つ。東京オリンピックの直前に完成した
首都高も今月でちょうど開通50周年だ。

ここ20年は、財政赤字で公共投資削減で、新規投資だけでなく
メンテや修繕も減ってきているはずだ。
人間の身体でも40~50年経てばガタが来る。

「これ以上、この狭い国に道路や橋を作るのか!」と言った
反対論は訴えやすいが、インフラの崩壊と一緒にしてもらっては
困る。新規は増やさずとも、メンテが必要なときだ。

日本の雇用問題、企業の競争力問題は大きいが、
この国の一番の問題は、国の基盤としてのインフラの老朽化問題では
ないだろうか。
アメリカは人口増でその後しのげたが、日本は移民を入れない人口減。
しっかり対処しないと、インフラの崩壊へとつながる。

安心して暮らせるインフラの整った国にする必要があろう。
今後、毎年5兆~10兆円の補修費が必要との試算もある。
赤ん坊から年寄りまで含め、国民一人当たり毎年10万円近く
負担する覚悟が求められるかもしれない。
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by ucci-h | 2012-12-04 13:06 | タイ人と日本人 | Comments(2)
死刑が確定した犯人が釈放されてもなぜと問わないタイという不思議な国のなぜ
タイ人と接していていつも不思議に思うのは、
「なぜ?」とあまり聞かないことである。

ソンテウ(赤バス)の運ちゃんは、だから、途中どこかに
止まっても、「何してくるからちょっと待ってね」などと言わない。
誰かが病気と聞いて、「何の病気なの?」と詮索しないのは
礼儀としてわかるが、当然なぜと聞くべきことを聞かないで、
現状を受け入れるのが、どうもタイ人的生き方に見える。

悪いこと、まずいことがあっても、要因を問い、対策を講じ、
再発を防ぐなどと面倒なことは苦手のように見える。
「起こったことはしょうがない。いやなことは忘れてやり直そう」
という、“Forgive & Forget”の精神が宿っているように見える。

先月、タクシン政権下の2004年の行き過ぎた麻薬撲滅運動時に、
17歳の少年を意図的に殺した元警官3人に死刑が決まった。
ところが、その数日後、その警察官らは、保釈金を積んで
釈放されてしまった。

「死刑が決まった犯人が釈放されるなんて!」前代未聞だと
思ったが、新聞は、少年の身内は復讐を恐れると記すだけで、
「なぜこんなことが許されるのか」、「この国の司法制度はどうなっているのか」
などとは問いかけず、その後の情報はない。

おかしなことが通る、やはりタイだなと思っていたら、
その後に、バンコク・ポストのアルクリットという編集者が
オピニオン欄で見事に解説してくれた。
私も100%そう思うので、彼のコメントをそのまま引用しよう
(カッコ内は筆者のつけたしです)。

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8月、メーホンソンの上院議員がレストランで、
私的秘書の女性をサブマシン・ガンで射殺した事件があった。
しかし、その後の報道はなく、被害者が秘書だったのか、元妻
だったのか、また凶器がサブマシン・ガンだったのか拳銃だったのか
すら分からず仕舞いである。

議員がなぜレストランで銃器を携行しなくてはいけなかったのか、
マスメディアはその後、問うていない。
これを機に、それでなくても銃による殺人が日常茶飯事のこの国で
「銃器の取締りを強化すべきだ!」などと言った盛り上がりはちっとも
起きない。

もうひとつの例がある。
3人の死刑囚が保釈されたことである。
こんな世界でもありえないことが起こり、追求されないのなら、
政府の陰謀か、関係者の秘匿工作か、マスコミへのかん口令かと
外国からは思われるが、残念ながらそんな大それたことではない。
真実は、もっとありきたりのことから来ている。

基本、タイ人はあまり人のことに興味をもたない。
好奇心が薄いものだから、与えられた情報はそのまま受け入れるが、
じゃあ、ほかにはどうかとか、なぜそうなのかとか問いかけない。
議員が公衆の場に銃器を携行する理由についても、
関係のない大衆の我々が聞くべきことじゃないと思っている。
なぜ議員が銃を携行したのかと問うことが思い浮かばないのだ。

マスメディアもそれを追求しない原因は、かなり根深いところにある。
学校教育の教え方に大きな要因があると思われる。
タイのクラスでは、現状を受け入れ、維持するように教わる。
タイのクラスでは、生徒はほとんど先生と意見を交わさない。
それが、勤めに出ても、上司の指示に質問を出すことはほとんどしない
ことにつながる。

アルバート・アインシュタインは、
「何事にも問い直せ」と言っているが、
タイについていえる言葉だ。
「あなたは何をやっているつもりなのか?」と
問う習慣がタイには必要だろう。

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問いかけないということは、現状維持、
進歩しないということにつながろう。

もっとも、問うても、まあまあ波風は立てるなと
うやむやに流される国もあるが・・。
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by ucci-h | 2012-09-12 13:20 | タイ人と日本人 | Comments(5)
自国の作家の名前をあまり知らないタイの人たち
タイは教育が遅れていると言われるが、
その程度がどうなのかは知らない。

ただ、日本の子供なら多くが「世界文学全集」などに
目を通しているが、どうもタイ人を見ていると
あまり世界の文学を読んでいるように見えない。

それは、図書館の利用状況にも表れている。
以前、本をあまり読まないタイ人のことについて触れたが、
読書習慣が少ないように見える。

 「タイ人は本を読まない!? 2011-1-31」
  http://uccih.exblog.jp/12790194/

チェンマイの図書館は、セントラル・デパートのそばの四つ角に
あるが、あまり利用されていないし、蔵書も少なそうだ。

8月31日付の「GURU」のカバー・ストーリーで
タイ人の読書のことが載っていた。
ちょうど、2013年がユネスコにより、バンコクが「世界のブック都市」に
指定されたからだが(世界の都市を持ちまわっているようだ)。

GURUが調べた統計数字は面白いので紹介しておこう。
出所は、タイ国家統計局とユネスコである。

まず、本を何冊くらい読むかである。
過去半年での統計は以下のようになっている。

 34%・・・1~3冊
 25%・・・4~6冊
 22%・・・7~10冊
 12%・・・10冊以上
 7%・・・ゼロ

まあ、本といってもカートゥーンや雑誌が含まれるのか分からないが、
平均すれば、半年で4~6冊、年に8~12冊ほどになるから、
悪い数字ではない。

1日平均、一人(6歳以上)何時間くらい本を読んでいるかとなると、
2011年には35分。2008年の39分より減っている。
コンピュータ・ゲームなどの影響もあるのだろう。

そして、余暇の時間に国民の何%が本を読むかとなると、
2011年で68.6%だ。3人にひとり近くは本を読まない。

「5人タイの作家の名前をあげよ」という問いに対しては、59%しか
答えられなかったという。
ショッピングセンターの名前5箇所は、99%が答えられたが・・。
「タイ国立図書館」(1905年設立)がどこにあるかを知っている人は、50%だったという。

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従って、本の発行点数も、タイは13607点(2009年)と、
ベトナムの24589点やインドネシアの24000点と比べても、
それらの55%ほどと少ない。

そして、地元の図書館を利用した人の割合は?
2011年には、わずか14.2%だったそうである。

タイの教育省も読書の習慣づけに力を入れているようだが、
「世界こども文学全集」ではないが、読書の習慣は、
子供のころの家庭からだろう。

日本も今は、読書といえば雑誌やまんがなど手軽なものが多いが、
世界の文学を広く知っていることは、世界のトップクラスだろう。
もっとも東南アジアの文学は、日本では、歴史書や音楽、映画同様少ないが。

GURUはタイ人に本を読ませるための、冗談半分のアイデアを載せている。

1.「インテリジェント・サイン」と呼ばれる高速道路上の
大きなディスプレイに有名な引用句などを載せて、読書に目覚めさせる。
バンコクは渋滞が多いからちょうどいいという。

2.男子トイレの前の壁に、同様に読めるカード(張替え可能)を
貼り付ける。用を足しているときに読ませる
(映画館のトイレには、予告編の案内が張ってあるが・・)。

3.横断歩道のゼブラ・ゾーンの白い線の上に
「トワイライト・サガ」や「ハリー・ポッター」の名せりふを書いておく。
待っている間に読むだけでなく、もともと横断歩道を使わない人が
使うようになる(チェンマイの横断歩道は車は止まってくれないので気をつけよう)。

4.緑色の交通標識が数多くあるが、
必ず、最寄りの大きな図書館への案内標識を作ろう。

5.ツイッターの利用者は、必ず140文字以上を使うようにさせよう。
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by ucci-h | 2012-09-08 10:28 | タイ人と日本人 | Comments(4)
日本の家庭用エネルギー価格をタイと比べて判ったこと
この春に日本へ帰ったとき、原発に代わる再生エネルギーの
開発のために、太陽光などは1kwh42円で電力会社が買い取るという
決定を見て、びっくりしました。

いずれ開発が進めば(どれほど進むのでしょうね?)、
次第に買い取り価格は下がっていくのでしょうが、
開発奨励のためでしょうか、なんとも高価格ですね。

これにより、もともと高い日本の電力料金はこういう要素を
組み入れて、さらに上がっていくようです(下げていく要素が
見えませんでした)。
結局は、消費者の負担になるわけですから・・。

こういう中、日本の友人が、最近の日本の家庭における
エネルギー価格をまとめてくれました。

1MJ(メガジュール)あたり、つまり同じカロリーあたりの
電気やガスやガソリンの最近の日本での値段です。
1MJは、電気で言うと、0.278kwhにあたります。
1MJあたりの日本の各種エネルギー価格は、
以下のとおりのようです。

・電気 6.1円/MJ (25円/kWh)
・ 灯油 2.1円/MJ (1200円/18リットル)
・ 都市ガス 3.3円/MJ (150円/立方m 発熱量45MJ/立方m)
・ ガソリン 3.8円/MJ (120円/リットル)

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面白い数字ですね。
税金等が絡んできますが、灯油や都市ガスが効率的な
エネルギーで、やはり電気代は飛びぬけて高いですね
(もっとも、電気は、いろいろな形で使える汎用性に富みますが)。

東電がしだいに情報を開示するようになってきましたが、
家庭用電気代は、1kwhあたり平均23.3円と、
大企業向け平均の11.8円の倍で、
家庭用向けが、東電の利益の91%(販売量は38%)を
稼ぎ出していることが明らかになりました。

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ちなみに、こちらタイランドでの家庭用エネルギー価格は
ほぼ以下のようになっています。

・電気代 10円/kwh
貧しい家庭には大口需要家からの補助金で無料になっています。
ほかのエネルギーと違って、電気が止められると、タイでは凍死はしませんが、
人間らしい生活ができなくなります。暑い季節エアコンをつけっぱなしでも、
3000円ほど。日本のように総括原価方式でなるべくコストを高くしていないので、
エネルギー輸入国のくせに電気代は安いですね。

・灯油(軽油、ディーゼル油) 72円/リットル(1300円/18リットル)
ディーゼル油のほうが(ガソリンよりも原価は高いはずなのに)
産業自動車用なので、こちらでも安く補助されています。
おかげで家庭用ピックアップ・トラックがガソリンのセダンを上回って街に出回っています。
日本のようにガソリンの半値近くといった極端さではありませんが。

・プロパンガス 95円/立方m 
家では小さなLPGガスボンベでそのままコンロに使えて便利です。日本にはないですね。
さらには、七輪を200円ほどで買ってきて、炭一袋70円ほどで買ってきて、
網で肉や魚を焼くと、遠赤外線効果ですか、おいしいですね。
 
・ガソリン 82円/リットル
タイでは普通の100%ガソリンはじきになくなるでしょう。
エタノール(サトウキビなどから)添加の割合が25%ですが、いまや85%が
出始めました。こちらは政策的にリッター60円ほどと割安です。
もっとも、CNG車(天然ガス車)、LPG車が燃料が安いので増加しています。
へたにガソリン車からガス車に改造して、道路で爆発したりしています。

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日本とタイの家庭用エネルギー価格を比較してみました。
「こちらタイのほうが、人件費同様、エネルギー価格も安いよ」と
申し上げているのではなく、
日本はなぜあんなに高いんだろうと不思議がっているしだいです。

そう、日本へ帰ると、電車も高くて乗れませんね
(ワンマンカーにしたり、電気でエネルギー効率はいいと聞いているのですが・・)。
あっ、携帯の通信費もなぜかとても高いですね。

「電気事業も鉄道業も通信業も、
装置産業で人件費の比率は小さい」と学校では教わったのですが・・・。

収入・賞与が伸びずに、税金や電気代その他が高くなる日本。
タイもインフレ気味ですが、日本のほうが低成長な分、負担感が
厳しいですね。
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by ucci-h | 2012-09-03 23:03 | タイ人と日本人 | Comments(5)
北タイの日本兵と村娘の実話ロマンス
タイの日本人とタイ女性のロマンスといえば、
「メナムの残照」(クーガム運命の人、バンコクの造船所が舞台)の
小堀海軍大尉とタイ女性アンスマリンの悲恋のフィクションが
有名だ。何度か映画やドラマにもなっている。

同様に、ビルマ戦線へのメーホンソンは
クンユアムの地には、第2次大戦中、日本人将校と
タイの娘との実際のロマンスがあったという。

メーホンソンのクンユアムの地には、日本兵の
遺品を並べた「タイ日友好記念館」が昨年建てられ、
ひまわりの咲く今年の11月に正式オープンするという。

そして、1941年当時15歳で、日本から赴任してきた
福田軍曹と知り合い、恋に落ちたゲーオさんが
この開館式に主賓として出席する予定だった。

ゲーオさんと福田さんの間には、息子ブーンタンさんがいる
(今は教師を退職)。もう一人男の子もいるようだ。

鳥取県出身の福田さんの戦後の消息は定かではない。
終戦後日本に戻り、音信なく何年か前に亡くなったとも言われるし、
1950年にユアン川で脱走兵として逮捕され、バンコクの
病院で病死したとも言われる。

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そして・・・、
開館式を待たず、ゲーオさんもこの8月18日に、
86年の生涯を閉じた。

インパール戦線から敗走し、北タイに逃げ帰り、
現地の人の世話になった日本兵は多いが、
概して友好的な話が多く、心温まる。

福田軍曹も、戦いで傷を負い、ゲーオの父が
薬草に詳しかったので、手当てを受け、
ゲーオの看病も受けるうちに恋が芽生えたと言われる。

クンユアムの娘ゲーオのロマンスについても、
メナムの残照同様、映画化などの話しがあったようだが、
映画、ドラマになった話は聞いていない。

本人は亡くなったが、彼女の話や息子さんの話をもとに
クンユアムの娘の話も映像化されたらいい。

手元に「未帰還兵」(将口泰浩著。2008年、産経新聞出版)という本がある。
ここには、日本へ帰れなかった、帰らなかった旧日本兵の
物語がつづられているが、ゲーオと福田氏の話も出ている。

戦後67年。大戦の記憶は次第に薄れていく。
一方で、日本海の島々をめぐって国々の対立が先鋭化してきた。
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by ucci-h | 2012-08-25 11:29 | タイ人と日本人 | Comments(1)
タイのトップ衛星テレビに入っていない‘ガラパゴス島’の公共放送
タイのテレビ・パッケージの中に入っていない
“ガラパゴス島”の公共テレビ。

タイでも画質の細やかなHD放送が増えてきている。
今、タイで最大手の衛星テレビ「True Visions」は、これをてこに
試聴契約者の数を増やしている。200万人を超えているはずだ。

 「契約者増めざす衛星TVトップのツルー・ビジョンズ 2011-3-6」
  http://uccih.exblog.jp/13060934/

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True Visionsのパッケージには、「プラチナム」とか「ゴールド」とか「シルバー」とか
数種あるが、代表的なゴールドをとってみると、通常のチャネル数102に加え、
HDのチャンネルが今は10ほどついている。
最上位のプラチナムの131チャネル+17HDとそんなには変わらない。

月額、アンテナやトップ・ボックスの貸与も含めて、1568バーツ(4000円ほど)。
6ヶ月契約から。プラチナムは、2155バーツ(5400円)。
タイの価格からすれば高めだが、日本のCATVに近い。

True Visionsは、国際的である。
タイの地元のテレビに加え、アメリカのFOXやASN、DIVAなどのドラマや映画が多い。
それと、スポーツ・チャネルが10ほどあるので、欧州のサッカー、国際的なゴルフ・ツアー、
テニス・ツアー、ラグビーやF1、MLB、バスケットボールなど長時間見れるのがうれしい。
日本より、幅が広く、中身が濃い。
もっとも、先月は、欧州サッカー選手権が放映できないトラブルがあったが・・。

そして、各国のニュースTV局が入っている。
CNN、BBCはもちろん、中国、台湾、韓国、フランスの放送局も入っている。
ただし、Trueには、豪州、ドイツ、アルジャジーラは入っていない。
これらの顔ぶれで抜けているのが、わがニッポンのNHK。

日本人が見る「NHKプレミアム」を見たければ、別途月額973バーツ(2500円ほど)
を払って、入れてもらわなければならない。
NHKが外国人に日本を伝えると言っている英語放送の普通の「NHK World」も
もちろんない。

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NHKワールド・プレミアムは、以前のコンドーで入れてもらったが、
ドラマや相撲などが見れるのはいいが、スポーツニュースなどは、
著作権の関係とやらで、肝心な動画が見られない。
馬鹿にした話だ。

タイの最大手の衛星テレビに、英米仏、中韓台のニュース局は
入っているのに、最大のタイへの投資国ニッポンは入っていない。
おそらくNHKから要求する契約料が高すぎるからだろうが、
日本をタイへ知らせる努力も言葉だけだし、海外に住む日本人は
最初から‘棄民’扱いと見られてもしかたない。

もっとも、ガラパゴス島の公共放送のニュース、番組は
いたく内向き。グローバルな視野に欠ける。
タイの衛星テレビに入っていても、わずかな日本マニアが見るだけだろう。

ああ、寒々しい文化貧国ニッポン。
なにがクール・ジャパンだい。
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by ucci-h | 2012-07-25 11:19 | タイ人と日本人 | Comments(2)
電子書籍リーダーが使えるようになってきた!
新しいメディア「電子書籍リーダー」の書籍点数が早く増えないかなと
思っていた。

日本へ行ったら、ソニーが電子書籍リーダーのお試しの貸し出しを
やっていると聞いて、銀座のソニービルへ行って1週間借りてきた。

ポイントを1,000円分もらったので、一番売れている藤沢周平の
「静かな木」(399円)を早速ダウンロードしてもらった。
短編集だが、侍のいい物語だった。

リーダーの使い勝手は良い。
明るさや、活字の表示は問題ない。
主に文芸書を読みたいので、カラーでなくても問題ない。

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CPUが小さいので、開くのに少しばかり時間かかるが
問題ない。
読みかけは、そのまま閉じれば、そこから開ける。

ポイントは、読める書籍の発行点数である。
文学だけでも現在19,000件あるから、
ずいぶんカバーしている。

本屋で見かけた「天地明察(上)」という文庫本が、
567円だ。
価格は、実際の紙の本とそう違わなくても、
海外へ行くとき、重たい本を買い込んで行かなくてすむのがいい。

今回も、重くない文庫本中心に20冊近く買ったが、
持って来れない分、ゆうパックで3000円近くかけて別送した。

電子書籍リーダーの文庫版を1台買った。
1万円弱だ。

「青空文庫」といって、著作権の切れた古典が
無料でダウンロードできるのもうれしい。
夏目漱石や太宰治、芥川龍之介、翻訳ものなどの
作品1万点以上が読める。

早速、有島武郎の「或る女」をダウンロードして読み始めた。
時代が変わっても、人間の感情はあまり変わらないなあ。

海外に長く居る者にとって、うれしいツールである。
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by ucci-h | 2012-06-25 12:17 | タイ人と日本人 | Comments(3)
伊豆七島式根島めぐり
島国で生まれ育ったせいか、島には格段の興味がある。

日本の本州は、英国島を上回り、 22.7万平方km。
世界第7位の広さだそうだ。

観光で訪れる島は、小さい島が多い。

ハワイ諸島では、1万平方kmとジャマイカ島並みに広い
ハワイ島を除けば、ゴルフ場のきれいなマウイ島も1890平方kmと、
韓国の済州島程度である。
 「1月はスポーツ観戦の季節 2012-1-9」
  http://uccih.exblog.jp/15242204/

アジアの観光地では、シンガポールからフェリーで40分ほどで行ける
比較的新しい観光地ビンタン島(インドネシア領)も1870平方kmだという
(まだ一部しか開発されていないが)。
 「チェンマイ周辺のカレンダー 2009-1-13」
  http://uccih.exblog.jp/11167754/

タイのプーケット島が540平方km。
 「プーケットで意外だったこと 2011-6-29」
  http://uccih.exblog.jp/13923627/

マレーシアのランカウイ島が380平方kmだ。
 「ランカウイ島訪問記(1) 2008-1-15」
  http://uccih.exblog.jp/11104261/

沖縄の南の台湾に近い人情豊かな宮古島はさらに小さく159平方km。
川崎市ほどという。レンタカーで回るのにちょうどいい。


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今回の短い滞日中の行き先は伊豆諸島に決めた。

伊豆大島から八丈島まで「伊豆七島」と言うが、
中間にある新島から式根島が分かれたそうで実際は八島ある。
小さな島々が連なり、一番大きい大島でも90平方kmしかない。

どの島に行こうか迷ったが、歩いて島を回りたいので、
面積4平方km足らず(人口600人)と一番小さい式根島に行くことにした。

d0159325_18523623.jpg

東京の竹芝桟橋からの高速ジェットフォイル船は早く、揺れずに快適だ。
大島、利島、新島に寄って、式根島まで3時間少しで着く。
民宿に宿を取った。

d0159325_18562313.jpg

着いた日は、午後岸壁での釣りと、海岸の露天温泉めぐり。
釣りは、干潮で小魚一匹しか釣れなかった。逃がしてやった。

d0159325_18551658.jpg

露天温泉は、島の南側に3つあった。3つ目の「地鉈温泉」は、
海岸をまさに鉈で割ったような底にあった。
観光客が少ないのか、温泉の整備が行き届いていない。
入るなら、最初の「松が下雅湯」がよさそう。

d0159325_18535961.jpg

5月の連休後の平日のせいか、いい季節なのに誰にも会わなかった。
お風呂は、村営の「憩いの湯」(200円)にはいり、さっぱりした。


翌日は、午前中歩いて島巡り。

初夏の陽光と木々の緑に鳥のさえずり、そして垣間見る
太平洋の海の青さが鮮やかだ。

今日も観光客には一人も会わなかった。
主に、島の西側の遊歩道を歩いた。
海の展望台が随所にあった。
もっとも、朝方、雨があったので、林間の遊歩道では、
くもの巣払いと、木々の露でぬれねずみになり苦労した。

d0159325_18573915.jpg

今回は、まるで、島貸切の一泊2日の素朴な旅となった。
木々の葉を照らす陽光のまぶしさと、海の青さが
まぶたに焼きついた。
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by ucci-h | 2012-06-24 19:16 | タイ人と日本人 | Comments(5)
  

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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