カテゴリ:チェンマイ近郊お勧め所( 35 )
ランパーンの山の上にある3つのお寺をはしごする(2/2)
ランパーンの山の上にある3つのお寺(後半)


8月末の日曜日。夜半は雨期なので激しく雨が降ったが、
目的地はそう降っていないということで、
メイン・イベントのランパーンの北方60kmチェーホム郡、
ジェーソン国立公園に近い山の上800mにある
お寺に行くことにする。


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お寺の名は、「プラプッタバート・プーパーデーン」と長い。
まだ出来て10年も経っていない新しいお寺だが、タイ人の
人気目的地10選に入っているという。
外国人はまだほとんど来ない。


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なにせ断崖の山の上に、仏塔など建てたのだから
壮観な景色だ。

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新しい舗装道路ができていたので、そこを通って
駐車場へ。
そこからソンテウ(乗り合い小型トラック)に乗り合わせて、
3kmほど山道の急坂を行く。
崖際をスピードを上げて走るので何ともスリリングだ。


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ソンテウを降りると、そこから山道を1kmほど、
30~40分ほど歩く。
階段がついているが、崖の急坂だ。
頂上には、チェディ(仏塔)が並び、休憩所もある。
よく、こんなところの仏塔を作ったなと驚き入る。


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頂上からのパノラマの景色は素晴らしい。
ずっと下にソンテウの駐車場が見える。
また、ランパーンの緑豊かな景色が180度広がる。


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下りは、滑るところもあり慎重に下りたが、
一緒に行ったクロも喜んで緑の中を上り下りした。


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帰りは、少し北へ行ったジェーソン国立公園の
温泉に入り、汗を流してランパーンに帰った。
ジェーソンからはそのままチェンマイ方面へも帰れる。


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(ランパーン山上の寺の旅 おわり)
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by ucci-h | 2017-09-03 14:07 | チェンマイ近郊お勧め所 | Comments(0)
ランパーンの山の上にある3つのお寺をはしごする(1/2)
ランパーンの山の上にある3つのお寺(前半)


チェンマイの南90kmにあるランパーンは、
同じ北部の街でも、花馬車と陶磁器で知られる
古い町だ。山が多いこの県には、
美しい山上の寺院が散在する。


ということで、8月雨期の週末、
ランパーンのタイの知人の所を訪ね、
3日間で、3つの山上の寺院を訪れた。


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金曜日の夕方は、ランパーンの街から
さらに南へ、発電所とゴルフコースのある
メーモーからさらに20kmほど行ったところ(メータ郡)。
それほど丘の上ではないが、田んぼの上に
竹を組んだ長い橋を渡っていくお寺を訪ねた。


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ここのバンブー・ブリッジ(北タイ語でクワテ)、ちょうど
メーホンソンのスートンペーにある田んぼの上の長い竹の橋と同じで、
けっこう歩きでがあり楽しい。2~300mはあるだろうか。
良い足の運動になる。
お寺「ワット・プラタート・サンドーン」は地味だったが・・・。


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土曜日には、街から比較的近い(ここもメータ郡)、
25kmほど西へ行ったお寺へ行った。


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お寺の名前は、丘の上にある「プラタート・ドイチャーン」。
タイ人は“パイ・ティアオ・ワット”(お寺へ
遊びに行く)と言うが、このお寺へ行くと
その意味が実感できる。


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駐車場から、ソンテウ(乗り合い小型トラック)に
乗って、5分ほど、山を登ってお寺へ行くのだ。
ここのお寺は、新しく美しい
(タイでは古寺よりも新しい寺の方が好まれる)。
また、マリア風の彫像もありちょっと変わっている。


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そして、お寺の美しさに勝るとも劣らないのが、
この寺から俯瞰するランパーンの自然の緑の美しさだ。
ちょうど、ラオスの古都ルアンパバーンの丘に登って
自然を見下ろしたのと似ている。
北タイの自然の美しさが改めて目に染みた。


日曜日には、山上の断崖に建つチェーホム郡の
お寺に行くが、天気が心配だ。


(後半へ続く)
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by ucci-h | 2017-09-03 13:53 | チェンマイ近郊お勧め所 | Comments(0)
チェンラーイの新名所、「シンハ・パーク」

チェンラーイの新名所、なお建設中でタイのサグラダ・ファミリアとも
呼ばれる「白い寺(ワット・ロンクン)」。


この寺の前の道をさらに7kmほど行くと、
さらに新しいチェンラーイの新名所「シンハ・パーク」があります。
タイのビール会社として有名なシンハが公開している
広大な公園です。



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公園の真ん中には、シンハ(ライオン)の金色像がある。
シンハは、ここチェンラーイに美しい「サンテブリ・ゴルフ場」、
またt東北部のコンケーンに新しいクラブハウスが
ホテルの様な同じ名前の「シンハ・パーク・ゴルフ場」を持っているが、
ここも、ゴルフ場にしてもいいような景観だ。


2~3年前からオープンしたとのこと。
タイの冬場、家族連れで賑わっている。



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ここチェンラーイのシンハ・パークの特徴は、
タイの北の街らしくお茶畑が奥に広がっていること。
お茶畑を見るのは、母の田舎の静岡菊川以来だ。


お茶畑は、見るものをなぜか安心した気分にさせてくれる。
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by ucci-h | 2017-01-04 13:49 | チェンマイ近郊お勧め所 | Comments(0)
チェンマイの奥座敷メーカンポンのタントン・ロッジにも洪水が

チェンマイの雨期(5月~10月)。
今年は雨が多い。
その分涼しくていいが・・・。


雨期の終わりにかけて(9~10月)は
降雨量が増す。
5年前のバンコクの大洪水は、10月だった。


きょう(2016年9月11日、日曜日)も
夕方、チェンマイの街には
激しい雨が降っている。街は水浸し。


街から東方へ40kmほど行ったところ、
ハイランド・ゴルフ場を過ぎ、山に登ったところに
「タントン・ロッジ」という山の中のリゾート地がある。
時折、涼しさを求めて訪れるチェンマイの奥座敷だ。



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その先は、「メーカンポン村」、
民宿で西洋人に知られるようになった。


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https://youtu.be/G5iFnls0i8Y
(ビデオ画像)



きょうは、そのタントンロッジにも大雨が降り、
あたりが洪水になった。
山間を流れる川の水もあふれている。
あそこで飼われているうさちゃんも避難している。


被害が少なければいいが・・・。
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by ucci-h | 2016-09-12 00:20 | チェンマイ近郊お勧め所 | Comments(0)
素朴なドイサケット温泉で“湯治”
北タイには温泉が多い。
チェンマイからは東に30kmほど行った
「サンカンペーン温泉」は有名だが、
施設が整って、観光地化している。


先月からの背腰の痛みに苦しんできたが、
先週から北東へ行った「ドイサケット温泉」に行って、
“湯治”をしてみることにした。

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ドイサケット温泉は、北東のチェンラーイへ行く
118号線でドイサケットを過ぎ、山道に入り7kmほど、
ちょうど最初のチェックポイントを右折して2kmほどの
ところにある。チェンマイの街から35kmほどか。


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サンカンペーン温泉に比べれば、小規模で素朴だが、
温泉の質はいい。
外国人価格とタイ人価格の差もない。

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四角く手足を伸ばせる湯舟がある部屋が9つほど
並んである。お湯と水の蛇口があるので、日本人好みの
熱い温泉にもできる。
30分で40バーツ(140円)だ。
そばの木陰のマッサージも1時間120バーツ(420円)と今でも安い。


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熱めの温泉(硫黄泉)に手足を伸ばし、
なお痛みの残る左脚をもんでやると痛みが引いていく。
家から32km、30分少しで来れるので、週に一回くらい
温泉通いをしてみよう。
自然に抱かれた環境で気分がいい。

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そして、たまたま近所の人から聞いた治療に良いマッサージの家
というのが、なんとこの温泉のすぐ近くにあった。
やってもらったが、ツボをえて心地よい。
吹き抜ける自然の風も、やや高地なので涼しい。

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ここは、マッサージ代をしてくれた人に払うのでは
なくて、仏壇にタンブンとしていくらでもいいからお礼に供える。
さらに、治療にいいという薬草ジュースもいただいた。


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気持ちの良い温泉とマッサージをちょっと足を延ばした
いなかで受けられる。
身体を痛めたのは長引いたが、一方で北タイの良さを
味わっている。
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by ucci-h | 2015-08-30 17:12 | チェンマイ近郊お勧め所 | Comments(2)
チェンマイのナイトバサールの南端に「セーン・タワン劇場」があったのを知っていますか?
チェンマイの観光スポットと言えば、
昔からまず「ナイト・バサール」が挙げられる。


この旧市街の東側に南北に伸びる通りに
観光客相手にみやげ物を売るナイト・バサールができたのは、
3階建てのナイト・バサール・ビルが建ったのが
観光ブームの80年代だから、その前すでに60~70年代頃から
あったのだろう。

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このナイト・バザール通りの南の端、
チャンクラン通りとスリドン通りが交わる四つ角の
東南角に、かつて大きな映画館「セーン・タワン劇場」が
あったのを知っている人は少ない。


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古都チェンマイの文化を高めるために、
70年代チェンマイの街の盛り場だったチャンクラン通り北の
四つ角に地元の名士が「セーン・タワン劇場」を
1978年に建てた。

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当時は、タイでも映画館が大きなエンターテインメントだったが、
その後、ビデオやテレビの普及で自宅での娯楽機会が増えてくる。
さらに、90年代にかけて自動車が普及してくると、
街角の駐車スペースのない娯楽場は遠ざけられるようになる。


2000年代初め、映画館は営業をやめたようだ。
その後のセーン・タワン劇場ビルは、レストランになり、ビリヤード場になり、
最近では、広告看板屋の倉庫になっている。

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セーン・タワン劇場の衰退と、ナイト・バサールの人気衰退
(最近では日曜マーケットに観光客も取られているようだ)、
それとチャンクラン通りの人気低下(カラオケ屋はにぎやかだが)は、
期を一にしているようだ。
劇場跡の対面のパンティップ電気店ビルの人気もいまいちだ。


しかし、それでもナイト・バサール付近には、
高級ホテルが並んでおり、観光の中心であることに変わりはない。
チャンクラン通りは、またムスリムやインド人も多く、まさに国際都市だ。
何かをきっかけに街は再開発、再興を図りたいところだ。


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セーン・タワン劇場を再開発のシンボルに出来ないか?
映画館は、郊外にシネプレックスが沢山増えた。
チェンマイは古都だが、近代的な劇場、オペラ、音楽堂といった
文化施設があまりない。


音楽や舞踊、ミュージカル、演劇、そういった類の
娯楽がいつでも見られる常設館がチェンマイの街に
欲しいなと思う。
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by ucci-h | 2014-10-23 23:14 | チェンマイ近郊お勧め所 | Comments(2)
ひまわり満開の山と日本兵の遺跡を訪ねて(3/3)
メーホンソンの街は、冒頭に記したが、
小さな昔の北タイの面影を色濃く残したいい街である。
クルマが少ないことがこんなにもほっとさせられるものか。

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メーホンソンの街は歩いて回れる。
メーホンソンの街にはあまりアトラクションはない。
古い板張りの北タイの家が並んでいる。
また、西洋人向けか、落ち着いたオープン・バーが街角にある。

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街の西側にある標高424mのコーンムー山の丘の上に建つ
ワット・プラタートの真っ白な仏塔は、金色のビルマの
仏塔ばかり見てきた目には、とても新鮮だ。

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丘の上からは、西にミャンマーの山並み、
そして東側には、こじんまりとしたメーホンソンの街が、
空港や小さなチョーンカム湖を含めて、見下ろせる。

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湖の南側には、ナイト・マーケット沿いに、ツインの
ビルマ風寺院が建っており、その金色の仏塔は
夜間ライトアップされ、湖に写る姿がきれいだ。

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メーホンソンの街から北側の郊外にはいろいろ見る所がある。
友人と一緒だったので、マイクロバスを1日借り切って
(燃料代別で9時間2000バーツ)、パーイ方面にドライブに行ってみた。


最初に行ったのが、メーホンソンの街からすぐの
スートンペーの竹の橋。
いなかの田んぼの上に架けられた細く長い竹橋。
丘の上のビルマ風寺院の丘まで続く。

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田舎風のなんとも風情のある風景だ。とても気に入った。
田んぼでは村人が刈り取った稲を集めていた。
愛犬のプードルのクロは、どんどん竹橋を歩いて行き、
最後の急な丘への階段も、とんとんと登って行った。


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竹橋の近くに「フィッシュ・ケーブ」(魚の洞窟)がある。
洞窟の底や周りの池には鯉がいっぱいだ(洞窟には入れない)。
ここは、「タム(洞窟)プラー(魚)国立公園」でもあるので、
敷地内はきれいに整備されている。木々と背景の山がきれいだ。

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フィッシュ・ケーブの近くに、
「プー・クローン」(マッド・スパ)がある。
ここでは顔に泥を塗り、足湯につかる。
数十分して出てきたご婦人たちの顔は、見た目にも
白くなっていてびっくりした。何時間持続するのだろうか?
木陰で飲むコーヒーはおいしい。

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時間があるので、さらに北方(1095号線を北東へ45kmほど)の
パン・マパ(ソッポン)の街にあるもうひとつの大きな洞窟、
洞窟の中を小舟で行ける「ロート・ケーブ」へ足を伸ばすことにした。
パーイの街へはそこから45km行ったところだ。

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パン・マパ(ソッポン)の街から9kmほど入った
「ターム(洞窟)ナム・ロート(水の流れる)」は、
広い洞窟の中の水流を竹の小舟で行ける珍しいところだ。
浅い水流の中は魚でいっぱいだ。
天井もとても高い。


ついでに、パン・マパ警察署の前のお店「ロック」は、
コーヒーだけでなく、食事も出来、裏にはコテイジや
庭が川に面し、きれいな休みどころだ。

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この日本軍が作ったという1095号線。
やはり、急カーブに加えアップダウンが多く、きついコースだ。
‘1864カーブ’が誇張でないことがうかがえる。
夕方メーホンソンの街へ帰り、ほっとしたものだ。

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メーホンソンの車の少ない、小さな古い町並み。
メーホンソン郊外のいなかの竹の橋。
クンユアムの小さな町に残された日本兵の足跡。
山一面に咲く黄金色のひまわりの花。
変化に富んだ、楽しい2泊3日の旅だった。


(終わり)
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by ucci-h | 2013-11-29 22:33 | チェンマイ近郊お勧め所 | Comments(2)
ひまわり満開の山と日本兵の遺跡を訪ねて(2/3)
チェンマイを朝7時半頃出たが、途中小休止を入れながら、
クンユアムまでの286km、5時間ほどかかった。


11月中旬から12月初旬まで、メーホンソンの南67kmクンユアムの街から
東へ30kmほど入ったメーウコーの山を登っていくと、
頂上1600mの山一面に、
黄金色のひまわりが山を覆うという。

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実際行ってみたらすばらしかった。
大げさに言うと、この世の景色かと疑うほどの壮大さだった。


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ひまわりと言っても、正確にはメキシコヒマワリだそうだ。
同じキク科の植物だが、ヒマワリ属ではなく、ニトベギク(チトニア)属に
はいるようだ。確かに葉の形が違う。
こちらタイでは、「ブア・トーン」(金色のハス)と呼ばれる。


日本ではニトベギク属の名にあるように新渡戸稲造が持ち込んだ
赤いメキシコヒマワリが有名だが、ここクンユアムの丘のものは
まさにひまわり同様の黄金色で一杯だ。

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山一面のひまわりの中に身をおくと、往生するなら
こういう花の中がいいと思うほどである。


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この季節、すでに寒季(乾季)に入っているはずなのに、
行った日の午後は、山の気候ゆえ雲が厚くなり、雨が降ってきた。
肌寒くもなり早々に切り上げ、2日後の帰途、午前中にあらためて寄った。


晴天の高原は涼しく、いろいろと新鮮な野菜を山岳民族の人
たちが売っている。
花畑を渡る風を受けて飲むビールの味は一味違う。

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クンユアムの街は、第2次大戦中日本軍の病院なども置かれた
日本に縁のある北タイの小さな街である。
ビルマへの進攻拠点になるべく、5千人以上の日本兵が
やってきて、病院を作り、滑走路も作った。


この街に、昨年、日本兵の遺品を集めて展示した
「タイ日友好記念館」が完成した。
それ以前に、かつてのクンユアム警察署長だった
チューチャイ氏(現在72歳)が、個人的に日本兵の
遺品を1000点以上集め、保存してくれた話は有名だ。

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日本兵の鉄兜や飯盒や銃その他を展示した地味な記念館だが、
ビルマ戦線からこの地に敗走して来た日本兵を暖かくもてなして
くれたタイ人と、またそれに友好的に対処したと言われる日本兵達。
悲惨な戦争の中で、心温まるエピソードが残るのはありがたいことだ。

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タイの娘と日本兵のロマンスでは、「メナムの残照」(クーカム、運命の二人)が
有名だ。タイ人ならコボリ大尉とアンスマリンの悲話を誰でも知っている。
コボリほど有名ではないが、この北タイのクンユアムにも
村娘ゲーオとフクダ軍曹の実話が残されている。


フクダ軍曹は、戦いで傷を負い、ゲーオの父親が薬草に詳しかったので、
助けてもらい、ゲーオにも看病を受ける中で恋が芽生えたと言われる。

 「北タイの村娘と日本兵の実話ロマンス 2012-8-25」
  http://uccih.exblog.jp/16690686/


当時15歳だったクンユアムの娘ゲーオも、
昨年記念館の開館式への出席を前に86歳の生涯を閉じた。
二人の間の子供ふたりはクンユアムにいるが、フクダ軍曹は
1950年に脱走兵として捕まり、バンコクの病院で病死したと言われる。
クンユアムの村娘のロマンスも悲劇で終わっている。


もちろん戦争中のことだから、実際はカレン族の娘たちが
調達されたのだろうとかの見方も出るだろうが、
タイ娘と日本兵のロマンス話は大事にしたいものだ。


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「戦場にかかる橋」のカンチャナブリは、日本軍がいかに捕虜たちを
こき使ったかが過大に宣伝されているのに対し、こちらクンユアムの
タイ日友好は、もっと広められてもいい。


もっとも、今見るこの山あいの小さな平和な村の雰囲気は、
70年前鉄兜と銃剣がやってきた事実と、なんともそぐわない。
それが、こんな小さな村を巻き込む戦争という怪物の正体なのだろう。

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記念館の前のムエイトー寺院の境内には、
日本兵の慰霊碑がいくつか建てられている。
明日は日本の領事が見えるとかで、放水車で
清掃していた。


クンユアムから67km北のメーホンソンへの道は
いい道だが、ここもところどころ急坂だった。
メーホンソンの街へ着くころはすっかり暗くなっていた。


(その3へ続く)
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by ucci-h | 2013-11-29 01:16 | チェンマイ近郊お勧め所 | Comments(0)
ひまわり満開の山と日本兵の遺跡を訪ねて(1/3)
チェンマイから近くて遠いメーホンソン。
北タイの地図を見ると直線距離で、チェンマイの
西北西100kmもないメーホンソンだが、遠い。

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メーホンソンの街は、東西の山に挟まれた盆地にある。
東側の山なみの南には、タイで一番高い
標高2565mのドイ・インタノンの山があり、
メーホンソンの西側はミャンマーとの国境の山々だ。


このビルマ文化圏の山あいの街に行こうと前から
思っていながら、毎年交通の不便さを理由に
逃してきた。


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しかし今年は、11月下旬の‘ひまわり満開の山’に
標準をあわせて、2泊3日のドライブ旅行で行ってきた。
結論から言うと、こんなにいい田舎町はタイでも珍しく
とても気に入った。

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テーマは、「ひまわり満開の山と日本兵の遺跡を訪ねて」
だったが、同時にメーホンソンの街自体とその郊外も
豊かな自然の中でゆっくりした時間が流れ、最高だった。


特に、最近はチェンマイの街には車、住宅が増え、都会化した。
山を越えて行くと、時計の針が数十年戻った別世界だ。
メーホンソンの街中は歩いて回れるし、車も少ない。

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人々はゆったりとしていて、親切で優しい。
70年前、日本の兵隊がこの街にやってきたときも
親切で優しい人たちと出会ったと手記などには書かれている。


戦時中、メーホンソンの街の67km南にあるさらに小さな
クンユアムの村に、ビルマへの進攻路を求めて、
5千人以上の日本兵がやってきたのだ。


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タイの最北西部に位置し、ミャンマーと国境を接する
メーホンソン県は、タイの77の県のひとつだが、
人口はわずかに22万人ほどと言われる。


県庁のあるメーホンソン市で4万人、北タイの‘シャングリラ’として
旅行者に人気のパーイでも3万人、旧日本軍に関係の深い
クンユアムも2万人と、山と森林に囲まれた、人の少ない県である。


住んでいる人は、国境の街だから(もともとは国境いなどなかった)、
ミャンマーのシャン州に多いタイヤイの人が多い。
シャン族はミャンマーでの用語で、シャム(タイ)がなまったものだし、
タイヤイ族は、大タイという意味だから、広い意味ではタイ系民族である。

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ちなみに、他民族国家ミャンマーで、ビルマ族に続いて多いのは
シャン族(300万人前後か)で、カレン族がこれに続く。
メーホンソンにはカレン族も多いという。


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チェンマイからメーホンソンへ行くルートは
北回りと南回りがある。


北回りは、パーイを経由してメーホンソンまで行く1095号線だが、
距離は南回りより短いものの(全長241km)、日本軍が作ったこの
山岳道路は、カーブとアップダウンの連続で、きついドライブ・コースだ。


メーホンソンの街のナイト・マーケットやお土産屋に行くと、
1864の数字の入ったTシャツやステッカーが売られている。
メーホンソンへの山道は、実に1864のカーブがあるというわけである。


第2次大戦の開戦後、日本軍は、友好国タイからビルマへ攻め入るのに、
南方の泰緬鉄道(バンコク⇒カンチャナブリ⇒ラングーン)と、
この北方の道路(チェンマイ⇒メーホンソン⇒クンユアム⇒ビルマのトングー)
の2つが建設された。


ちなみに終着地トングーは、ヤンゴン(旧ラングーン)の北東75kmにある
バゴー(旧ペグー)管区にある街(現名はタウングー)で、
16世紀なかばタイのナレスワン大王が幼少時人質に取られ、
学んだ土地である。

 「タイと因縁深い古都バゴーは今どうなっている? 2013-10-21」
  http://uccih.exblog.jp/19855178/


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いずれも1942年に建設が開始されたが、カンチャナブリの泰緬鉄道が
突貫工事で1943年10月には完成されたのに対し、
この北方道路は難工事で、完成したのは終戦近くの1945年と言われる。


泰緬鉄道が、「戦場にかける橋」で有名になり、また工事に狩り出された
連合軍の捕虜などから死者が出たため、戦後「死の鉄道」と過大に
宣伝された(一番多い死者は出稼ぎに来たマレー人だったが)。


これに対し、この北方道路の工事も多くの犠牲が出たものの、
日本軍とタイ人の間で建設されたため、戦後も友好国の関係は
崩れず、対照的である。


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この道路(1095号線)は今では観光道路だが、
“白骨街道”と呼ばれてきた。
工事で多くの犠牲者が出たからとの説もあるが、
日本のビルマからの敗残兵の帰路となり、多くの兵が倒れたからだろう。
この急な山道を走ると、白い道路標識が墓標のように見えてしまう。

 「チェンマイの空の下、66年前には敗残兵が 2010-1-25」
  http://uccih.exblog.jp/11261905/


ビルマへの進軍路として建設したはずが、実際は敗残兵の帰路となった。
「弓兵団インパール戦記」という本を読むと、ビルマから食糧も医薬品もなく、
負傷兵を抱えて逃げ帰る敗残兵の姿が痛ましい。
英軍機が迫ってくると、「むしろ弾が当たってくれた方がよほど楽だ」
という気持ちが胸に迫ってくる。

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現在の我々はチェンマイの地でゴルフをやったり
温泉地に行ったりしていられるが、
もし実際より20年ほど早く生まれていたら、
同じ土地を逃げ延びていたかも知れない。


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無謀なインパール作戦を中心にビルマ戦線での死者は19万人にのぼると言われる。
ビルマ戦線に従軍した30万人のうち、帰還できたのは11万人だったそうだ。
タイに3万人以上が逃げ延びてきたが、7千人以上が
タイ領内で亡くなったと言われる。


北回り道路の話が敗残兵の話になってしまったが、
今回は南回りでクンユアム、そしてメーホンソンに行った。


南回り、それもメーサリアンを経由して北に上ってゆく
この南大回りコースが、チェンマイからの標準コースだ。

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もうひとつの南回りで、ドイ(山)・インタノンの南麓から
メーチェムを経由してクンユアムに行く道がある。
この道は、ヒマワリの山麓の道で、チェンマイからクンユアムまで180km、
メーホンソンまでは247km。帰りに通ることにした。


南大回りは、距離は353kmと一番長いが(北周りより100km以上、5割近く長い)、
道が比較的平坦で走りやすい。
メーホンソンの南67kmのクンユアムが最初の目的地だったので、
行きはこのルートで行った。


(その2に続く)
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by ucci-h | 2013-11-26 23:54 | チェンマイ近郊お勧め所 | Comments(4)
チェンマイの避暑地メーカンポン村ホームステイの歴史
チェンマイの街を東に50kmほど行った山の中に
「メーカンポン」の村落がある。
標高1300mの高地にあるので、暑季でも朝夕は涼しい。
お茶やコーヒーを栽培しているが、今では、何と言っても
“ホームステイ”の村として有名である。

手前には、ターントーン・ビレッジがあり、
村の先に、メーカンポン滝とさらに行った所にジェーソンの滝がある。
ゴルフをやる人には、サンカンペン温泉のそばの
「ハイランド・ゴルフ」のすぐ先の山道を登っていったところ
と言った方が分かりやすいかもしれない。

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以前、チェンマイ近郊の良いところを8つ選んだとき、
メーカンポン村は、第2位に入っていた。

 「私の選んだチェンマイ八景 2010-8-30」
  http://uccih.exblog.jp/11830529/

 「チェンマイの奥の院、山上のメーカンポン村 2009-9-16」
  http://uccih.exblog.jp/11237931/

@@@@@

今から14年前の1999年、お茶などの収入も増えず、
当時の「OTOP」(一村一品)運動でも、これといった商品が
見つからないメーカンポン村では、南部のナコンシー・タマラート県
キリウォン村のホームステイ・サービスにヒントを得て、
ホームステイのサービスを始めた。

そして今では、いくつかの文化観光関係の賞を得るまでになった。
映画「ロスト・イン・タイランド」の舞台ともなり、国外にも知られてきた。

このサービスでの年間の収入は200万バーツと小さいが、
360戸ほどの山の中の小さな村落なので、サービスを提供している
家(24家族)の収入は、年間3万バーツになると言う(これも小さいが)。

環境維持に努め、サービスの質を厳しく維持しているため、
サービスを提供する家は少ないが、
年間4000人の旅行者を受け入れている。
6割がタイ人、4割が外国人で、平均2日滞在すると言う。

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確か宿泊料は、3食付で350バーツ(1000円)ほどである。
その他、ガイド(200バーツ)、音楽ショーなどのサービスがある。
ホームオーナーと同額の収入が村に入るが、
村ではこのお金を以下のように使うと言う。

・村の水力発電 30%
・村の開発 20%
・マーケティングとプロモーション 25%
・コミュニティの福祉 15%
・委員会の費用 10%

@@@@@

トリップ・アドバイザーのサイトにも見られるようになった。
http://www.tripadvisor.com/ShowUserReviews-g293917-d2446762-r152686330-Tiger_Trail_Thailand_Day_Tours-Chiang_Mai.html

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手前のターントーン・ロッジは緑に囲まれた別天地で、
料理もおいしいから、何回か泊まったが、
今度は、「ホームステイなんて、居心地悪いんじゃないかな?」という
先入観を捨てて、一度メーカンポン村にも泊まってみよう。
メーカンポンにホームステイした人はいるかな?
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by ucci-h | 2013-07-12 23:49 | チェンマイ近郊お勧め所 | Comments(0)
  

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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