<   2011年 06月 ( 45 )   > この月の画像一覧
チェンマイのおいしいムーガタ店「タオ・ターン」
今や「ムーガタ」(ジンギスカン鍋風豚鍋)は
チェンマイのタイ人の間でおそらく一番人気の
鍋になっている。

鍋のまんなんかの盛り上がったところで、豚肉などを
焼き、周りのスープの入ったところで野菜などを煮る。
しかも食べ放題だから、かつてのタイスキなどに
取って代わった。おいしく栄養バランスの取れた
庶民のなべである。

d0159325_20434770.jpg

ムーガタなどばっちいとおっしゃる日本の人がいる
ようだが、いすやテーブル、食器はぼろくても中身はいい。
そういう人は日本へ帰ったほうがいい、などとは言わないが。

チェンマイ市内には、北西のヒルサイド・コンドー4の
隣の700人収容の大ムーガタ店をはじめ多くの
ムーガタ屋がある。
しかし、今度引っ越してきた東のほうサンカンペーン方面には
少ない。

d0159325_2045329.jpg

そこで、南のハンドン方面にいた頃良く通った
ムーガタ店「タオ・ターン」(消し炭七輪、今はガスだが)へ
今でも週に一度ほど、16キロの距離を18分ほどで行く。
ハンドン通りのビッグCの交差点から、1キロ強運河通りに
向かうリング1の終点近くの左側だ。

夕方の時間によっては待たされるくらいだ。
諸物価高騰の折、この4月から従来の食べ放題99バーツ
から110バーツに値上がりしたが、来客は減らない。

d0159325_20455873.jpg

ここのムーガタの特徴は、豚肉を事前にマック、他の店より十分に
味付けしてあることだ。それが焼いた時の味を引き立たせる。
他のお店と違うところだ。
あと、炊き込みご飯も、ソーセージやニンジンが細かく入っていて
おいしい。

いつも食べ過ぎて、帰ってきてします。
ああ。
[PR]
by ucci-h | 2011-06-30 20:46 | タイでの食 | Comments(14)
プーケットの意外だったこと
6月上旬のプーケットで意外だったことを
5点、記しておきます。

・ロシア人・韓国人観光客が多い。

今年パタヤへ行った時も思ったのですが、
最近タイの観光地は、ロシア人と韓国人が多い。
昔は、オーストラリア人が多かったけれど・・。
パンフレットも、英語とロシア語と韓国語です。
 「プーケットの人気、バリ島、サムイ島を上回る」
  http://uccih.exblog.jp/12869631

日本語は減りました。
日本人は、2004年の津波以降、減ったままだと
運転手が話していました。今年は特にそうでしょう。
あれから6年半、プーケットにも行ってあげましょう!

・プーケット島は、丘の連続である。

レンタカーを借りて、プーケット島の
北の端のサラシン橋から南の端のプロムテップ岬まで
島中央のメイン道路、西の海岸沿いの起伏の多い道と
つごう3~4回行ったり来たりしましたが、
プーケットは丘陵の島なんですね。
北の山国、チェンマイのほうがよっぽど平らです。

d0159325_11057100.jpg

・パトン・ビーチ以外はすいている。

シーズンオフのこの時期、北のナイトーン・ビーチは
もちろん、カタ・ビーチやカロン・ビーチ、南の
ラワイ・ビーチと、どこもすいていました。
ところが、夜一番にぎやかなパトン・ビーチへ行ったら
信じられないほどの人ごみ。駐車スペースもありませんでした。
この時期のプーケットは、パトン一極集中でしょうか。

・シーフード・レストランが高い。

プーケットへ来たので、カニや海老、シーフードを食べました。
海岸沿いのお店で涼風に吹かれながら海の幸を食べれるのは
ビーチ・リゾートの醍醐味です。
しかし、チェンマイの田舎から出てきたものには、
リゾート地の食事は高い。ひとり5~600バーツはします。
島内タクシーもやたらと高いが(1回長距離乗ると、レンタカー1日代になる)。
最後に一軒、カタビーチにリーズナブルな値段の店を見つけましたが・・。

d0159325_10594178.jpg

・オフシーズンのプーケットもいい。

この季節、ホテルはすいており、広いプールでゆっくりできます。
天候も雨季ながら、晴れ間が多く、海でも遊べます。

何が一番印象的だったか?
やはり沖へ出てのシュノーケリングでお魚としばし戯れたことでしょう。
プーケットもサンゴの死滅が目立っているようですが・・。

d0159325_1143428.jpg

(プーケットの意外だったこと、おしまい)
[PR]
by ucci-h | 2011-06-29 11:05 | アジアのリゾート | Comments(0)
タイの選挙後はどうなるのだろうか?(下)
前回見たように、選挙で勝っても、過去2回の総選挙での
タクシン派の勝利は、憲法裁判所により無効とされている。
タクシン派が政権を取るには、もうひとつ、この障害を越えなくてはならない。

今回も、軍は地方に人を送って、タクシン派の選挙違反の証拠を
つかもうとしているといわれる。
票をお金で買うタイのこと、選挙違反を細かく問われれば、
与党も野党も網の目に引っかかりやすい。
またインラックに対し、タクシンの不正蓄財容疑がらみでの
追求も、SEC(証券取引委員会)によって退けられたものの、
ゴーン財務相の支持で、なお続けられている。

こういった経緯を見てくると、タイの議会制民主主義が
熟していないことが見えてくる。
つまり、選挙で選ばれた結果が否定されてしまう。
そして権力と結びついたデモの力が政局を左右する。
以下に出てくるチュラロンコーン大学のティティナン教授は
言っている。「タイでは、選挙の勝者が統治できず、政権にある者が
選挙に勝てない」と。

国民も、選ばれた選良が、議会にろくに出席もしないのを知っている。
議会制民主主義は、なお表面的な繕いでしかないと言ったら
言いすぎだろうか。

d0159325_20104360.jpg

立憲君主国のこの国で、国王が病と闘われている今、
権力争いは、選挙後も続くだろう。
選挙の結果にもかかわらず民主党連立政権が続けば、
2度の失敗にもめげず、選挙結果が裏切られた感を抱く赤シャツ隊の
デモ攻勢が今後一層強まるだろう。
インラックのプア・タイ政権ができれば、選挙の勝利者が
政権に就くという合意がなければ、軍、検察、
また黄シャツ隊の攻撃が始まるのではないだろうか。

赤シャツ隊の2度の失敗にもかかわらず、
既存利権側の時計をタクシン以前に戻す試みは
成功していない。

反タクシン勢力、2006年のクーデター勢力は、
新たな憲法を入れ、2度タクシン政権を
つぶし、タクシン派の政治家の活動を停止させ、
民主党政権を立て、反民主党デモをつぶしてきたが、
民意の流れを覆せないでいると、
チュラロンコーン大学のティティナン教授は、
バンコク・ポスト紙の「タイは選挙後のロードマップが必要」
の中で、述べている。
  http://www.bangkokpost.com/news/local/243891/thailand-needs-a-post-election-roadmap

選挙期間中、両党とも国民の和解を訴えているが、
やや悲観的な見方かもしれないが、
総選挙の結果のいかんを問わず、タイの政局の
不安定さは続くのではないだろうか
(総選挙で一件落着、安定した政権となればいいが・・。
選挙後の和解には、第3者、たとえば外国の仲裁が
はいらないと成り立たないかもしれないとティティナン教授は
見ている)。

しかし、それが、なお現在のタイランドかもしれない・・。

(おわり)
[PR]
by ucci-h | 2011-06-28 20:12 | タイの政治・経済・金融・為替 | Comments(1)
タイの選挙後はどうなるのだろうか?(上)
タイの総選挙が1週間弱後の7月3日に迫ってきた。
日本でも報道されているが、
タクシン派のプア・タイ党が序盤からのリードを広げ、
アピシットの民主党を上回る見通しである。

しかし以前お伝えしたように、
第1党になるだけでは、民主党側の他党との連立を
上回って、政権の座に着くことはできない。
下院500議席の過半数を取る必要がある。
さて、どうなるだろうか?
 「プア・タイ党政権が出来るために 2011-5-15」
  http://uccih.exblog.jp/13584666

仮に、プア・タイ党がインラック女史の人気で過半数を
とったり、どこかの少数党を引き入れて連立を成功させても
政権をとるには、なお障害が残っている。
それがタイの民主主義の実態だ。

過去2回(2006年4月と2007年12月)の
総選挙を振り返って見るといい。
2006年9月のタクシン追放のクーデター後、
初めて行なわれた総選挙は2007年12月のこと・・。

その前の2007年5月、憲法裁判所が、2006年4月の総選挙に関し、
タクシン派のタイ愛国党(ラック・タイ党)に有罪の判決を下し(民主党は無罪)、
党に解散命令、党役員の5年間被選挙権剥奪を申し渡していた。

こういった状況にもかかわらず行なわれた12月の総選挙では
タクシン派の人民の力党(PPP)が勝利、過半数には行かなかったが、
翌年1月より、アピシットを下し、サマック6党連立政権が発足した。
この辺の経緯は、ジェトロの「政治動向」に詳しい。
http://www.jetro.go.jp/world/asia/th/basic_02/

d0159325_2031265.jpg

しかし、2008年5月に、ソンティ、チャムロン、ソムサック等が率いる
PAD(黄シャツ隊)の反サマック政権デモが起こる。
7月のカンボジア・プレアビヒア遺跡承認問題や
タクシン夫人への実刑判決などをはさんで、
8月には反政府デモが拡大、サマック政権を揺さぶる。
空港進入もはじまった。

2008年9月になると、再び憲法裁判所が動く。
サマック首相(料理上手)が、首相就任後もテレビの料理番組に出て
報酬を得ていたのは兼業禁止規定に触れると認定した。
ささいなことから、サマックは辞任、内閣も総辞職となった。
しかし、PPPは、6党連立で、ソムチャイ(タクシンの義弟)に
首相を引き継がせることに成功した。

しかし、PAD,検察、司法筋からのタクシン派政権への攻撃は続く。
10月、最高検察庁は、前年12月の総選挙で勝利したPPPに
党ぐるみの不正があったと憲法裁判所に解党処分を申し立てる。
11月、PADは海外に行っているソムチャイ首相の帰国阻止のため
スワナプーム空港の封鎖という暴挙に出る。
そして、12月、憲法裁判所は与党3党に有罪判決を下す。
ソムチャイ政権も崩壊した。
PADは勝利宣言し、空港から撤収した。

2008年12月の次の首相選出では、旧国民党や旧中道主義党などの
連立与党3党のタクシン派から民主党への寝返りで
民主党アピシット政権ができ、今日までいたる。
この辺の事情はつまびらかでない。

2009年になると、今度はタクシン派のUDD(赤シャツ隊)の
デモ攻勢がはじまる。2~4月、さらに6月、8~9月と
バンコク中心に反政府デモをかけるが、赤シャツ隊の方は、
市民の反感も買い、反タクシン色の強い軍隊により多くが鎮圧され、
失敗となる。

そして2010年になると、3~5月、例のバンコクで91名が亡くなった
赤シャツ隊の‘バンコク動乱’となる。
UDDのデモ攻勢は、2008年のPADの攻勢と違って、軍隊の導入もあり、
犠牲者こそ多かったが、その経過を見ても
再び失敗だった。
 「タイ情勢異論 2010-5-20」
  http://uccih.exblog.jp/11147651/

(下へ続く)
[PR]
by ucci-h | 2011-06-28 20:06 | タイの政治・経済・金融・為替 | Comments(0)
拡大するメディカル・ツーリズムに警鐘
日本は、厚生省の勘違いで、過去医者の卵が減らされ、
最近増やし始めたものの、不足している。
アメリカは、国民皆保険とはいかないが、オバマ政権の元で、
ややその方向に動いたので、アメリカに医者を取られるかもしれない。

イギリスは、かねてより、インドなどへ‘メディカル・ツアー’が
盛んのようだ。英国では、診察に、また入院に、長い時間
待たされるようになったので、インドへ治療にというわけだ。

アジア諸国の病院は、産油国や先進国の患者様、大歓迎だ。
メディカル・ツアーを推進している国は、シンガポール、マレーシア、
インド、そしてタイランドとある。
チェンマイの公立病院へ行けば3時間待ちが当たり前だが、
外国人向けのきれいな病院はほぼすぐに見てくれる。
外国人患者様、歓迎である。

当然、医療サービスをする側からすれば、高い額を請求
できるからだ。メディカル・ツアーを進めるために、
プロモーター、投資家、病院、医者、ホテルが組んでの
組織があると聞く。
メディカル・ツアーの市場規模は、年55億ドルになってきているという。

途上国の医療技術が上がるにつれて、メディカル・ツアーが
進むこと自体はいいことだ。
治療方法の違い、投薬量の違いや、言葉の問題はあるが・・。

しかし、このたび明らかになったシンガポールで起きた高額請求問題は、
メディカル・ツアーに警鐘を鳴らしている。
少なくとも、シンガポールでの治療に疑いが生まれてしまった。

d0159325_10374354.jpg

事は、2007年にさかのぼるが、
ブルネイの王室の女性患者(スルタンの義妹)が、7ヶ月間、
シンガポールの病院で、56歳の女医から肝臓移植の手術を受けたが、
その請求額が、2480万シンガポール・ドル(約16億円)の巨額にのぼったのだ。

いくら王室とはいえ、この請求額は法外だと訴えた。
医師は、「患者が承認した額だ」と言っているが、だから法外じゃないとは
いかないだろう。医師は、友好の記しとして、その後請求額を
1210万シンガポール・ドル(約8億円)に引き下げたが、
調査はなお終わっていない。

ちなみに、心臓バイパス手術の場合の相場は、
コンサルタント会社デロイトによると、
アメリカでは13万ドルだが、シンガポールでは2万3千ドルほど、
インドでは1万ドル、タイでは7千ドルだそうである。

とはいえ、患者は、旅立つ前から、途上国の医師、医療設備、技術を
信頼せざるをえない。
行ってから、やめたとはなかなかいかない。
場合によっては、ベッドの上での‘人質’になる。
金額だけでなく、注意が必要だ。

シンガポールの2012年までに100万人のメディカル・ツーリストを
扱うという計画に水が差されてしまった。
今後は、料金を含め、海外治療のガイドラインの整備が必要だろう。
タイは、5年間でメディカル・ツーリズムの収入を倍増させようと計画している。

メディカル・ツーリズム。
医は仁術ではなく、あきらかに算術である。
チェンマイの病院でも、手術でなくても、収入増を目指している。
投薬も日本の3倍だったりして、薬疹を起こしたりすることもあるから、
良く確かめないといけない。要注意である。
[PR]
by ucci-h | 2011-06-27 10:38 | アジア的な生活 | Comments(8)
成長続けるベトナムの20%インフレの背景は?
ベトナムのインフレ率が、6月にはついに
前年比+21%に達したようだ。
昨年11月には2桁に迫ってきていたが、
半年あまりで‘倍増’した。

他のアセアン諸国のインフレも高進しているとはいえ、
消費者物価指数の20%増は、世界でもまれな高さだ。
パキスタンとバングラデッシュが2桁に乗せてきて、
ロシア、インド、ラオス、ミャンマーが2桁に迫ってきているが、
はるかその上を行く。

ベトナムのインフレ率は、80年代に3桁の数字があり、
金融危機直前の2008年8月には28.3%という
高さもあったから、驚くことではないのかもしれないが、
デフレの日本(4月はわずかにプラス)から見たら、
やはり驚きである。

ベトナムも相次ぐ金融引き締め策をとっているが、
政策金利の引き上げも、インフレ率にはるかに追いつかない。
実質金利のマイナス状態が続く中で、経済はあまり
衰えを知らない。5月の鉱工業生産高も前年比+14.4%と
日本の地震の影響も小さく、これまた中国を若干上回り
主要国中トップの伸びである。

高成長→輸入増→通貨安→インフレ加速、
または、輸出入製品関連の賃金アップ→全体への波及
といったような、インフレ加速循環にまだ歯止めがかからない。

d0159325_102691.jpg

しかし、エコノミストは年央には20数%でピークアウトし、
年末には15%くらいにまで落ち着くだろうと見ている。

ベトナムのインフレ率の高さの原因については、
いろいろ言われるが、これといった主因は決まらないようだ。
もし主犯がわかれば、政策面で反映もされようが・・。

他のアセアン諸国との違いという状況証拠で
推察するしかないか。
・通貨が安くなっている(他のアジア諸国は高い)。
・経常収支赤字が多い(入超で、ドンで見て高くなったものを買っている)。
・共産国で、国有企業の非効率が目立つ(社会主義のラオスや強権政治の
ミャンマーもインフレ率が高い)。確固としたインフレとの結びつきはわからないが。

いずれにせよ、国の身の丈(技能労働力、インフラ、効率的な主要産業)が
整っていないのに、身の丈以上の輸入や投資を入れている成長途上、
インフレはそのインバランスの‘発熱’と見ればよいのだろうか。

はやく国内輸出産業・労働力・インフラを充実させて、
バランスの取れた成長段階に入って行ってもらいたいものである。
[PR]
by ucci-h | 2011-06-27 10:27 | ベトナム・フィリピン・ネシア | Comments(1)
高齢化進むタイの老齢年金事情
タイの老齢年金の満額支給は、
いよいよ最初の加入者を対象に、
3年後の2014年からはじまるが、
このままでは30年間で底をついてしまうと
懸念されている。

タイの年金制度の歴史は新しい。
1990年の社会保障法の成立をベースに、
社会保険制度の一環として、
公的年金制度は、98年末から徴収が
始まった。180ヶ月(15年)以上納付すれば、
55歳より年金の支給を受けられる。

最初の納付者6278人への支給が、
2014年よりはじまるわけだ。
タイの老齢年金は、民間企業の従業員を
対象にした強制年金制度である。

老齢年金は確定給付型だが、
代替率は、最終5年間平均給与の20%ほどと、小型である。
15年を超えて納めた場合、1年ごとに1.5%ずつ増えるものの・・。
でも、今なら55歳からもらえる(先進国は今や65~67歳)。

民間企業従業員には、このほかに任意加入の
プロビデント・ファンド(老後準備基金、確定拠出型)もある。
公務員に対しては、それ以前から民間より条件のいい
政府年金が出ている。
民間企業の老齢年金対象者は925万人ほど。
中央政府の公務員は120万人ほどだ。

公務員、企業従業員以外には年金はない。
2300万人の自営業者、農民、非正規従業員は、
今のところ「退職投資信託」(税優遇)を買い続けるか、
年金型の生命保険に入るか、老後は国の福祉に
たよるしかない。

d0159325_11443133.jpg

タイは、アセアンの中でも、シンガポールを除けば、
一番に高齢化が進んでいる。中国に負けないくらいだ。
今65歳以上の人口比率は7.7%ほどだが、
10年後には12.9%、20年後には15.3%へと増大する。

この老齢年金の受給者も、2018年には11万人、
2028年には100万人に達すると予測されている。

2014年の初回支給以前に制度の改革が望まれている。
管轄する「社会保障庁」(SSO)は、いくつか考えざるをえない。

1.給与に対する拠出率を、現在の従業員3%、企業3%、
国庫1%から引き上げる。
2.終身年金有資格の拠出期間を15年から、それ以上に引き上げる。
3.受給資格の条件を厳しくする
(いくらタイでも、この時代に55歳はないでしょう・・)。
4.社会保障基金の運用リターン(債券・現金が中心)を高くする。

そのほかに、これも従業員向けに、
確定拠出型の「国民年金基金」(NPF)の
導入も数年前から考えられている。

小さく生んで育ってきたタイの公的年金。
高齢化社会の進行のなかで、いやでも制度を
充実せざるをえなくなっている。

とはいえ、ここはタイランド。
老人は大家族がまだ見てくれる。
日本の団塊化した孤独社会とはいささか違う。
‘今を生きる’タイ人のこと。明日は明日のことだろうか。
今回の選挙でも、年金などは争点にはならない。
[PR]
by ucci-h | 2011-06-26 11:45 | アジア的な生活 | Comments(0)
プーケットのゴルフ場の評判
飛行機とワンちゃんのことを書いて、
肝心の最近のプーケットの様子を書くことを
忘れちゃった・・。

今回のプーケット行きでは、
結局、ゴルフはやらないことにした。
手首の痛みが取れていないので、
五体不満足で、高いプーケットのゴルフ場めぐりは
次の機会に延ばした。

でも、プーケットのゴルフ場を調べてみた。
プーケットには、8つのゴルフ場があるが2種類に
ランク付けされる(うちひとつの9ホールは除く)。

プレミアムコースが、「ブルーキャニオン(キャニオンコース)」と
「レッドマウンテンGC」のふたつ。
ネットで予約しても、キャディーフィー入れて5000~5600バーツかかる。
レッドマウンテンはカート(700バーツ)強制である。
それはまだいいが、キャディー・チップ400バーツと
推薦されているのはいただけない。
チップは、多寡にかかわらず、お客が決めるものだろう。

d0159325_11582834.jpg

そのほかのコース、「ブルーキャニオン(レイクスコース)」や
「ラグナー」、「ロック・パーム」等は、3000~3300バーツだ。
チェンマイのコースから見ると高いが、リゾート地のゴルフ場だ。

高額コースに行くなら、体調のいい時にしよう。
4年ほど前、ハワイのマウイ島のカパルア・プランテーション・コースに
行った。プレイ・フィーが3万円ほどと高かったが、
忘れられない素晴らしいコースだった。

値段のことばかり言うようだが、経済に主眼をおいているので
お許しを。エアーアジアで、ゴルフクラブをチェンマイ・プーケット往復で
運ぶのに追加で1500バーツかかる。

プーケットのコースの状況については、
昨年出たHSBCの「」タイランド・ベスト・ゴルフコース2011」が
参考になる。
一番評価の高いのは、キャニオンコースより新しく2007年にできた
「レッド・マウンテン」。今度行ってみたい。
キャニオンコースは、手入れが悪いと評価がきびしい。

それ以外では、ブルーキャニオンの「レイクスコース」の
評価が良い。サービスは悪いが、コースの手入れはキャニオンコース
より今は良いようだ。また、「ラグナー」(2001年開場)がそこそこ良い
リゾートコースのようだ。今度行ってみよう。
あと、「ミッションヒルズ」は、改装準備中のようで、今はコースが悪いようだ。
もっともゴルフ場の評価は、人により、またそれ以上に時間の変化により
変わるから、ご注意を。次回は実際回ってみて個人的評価をしたい。

d0159325_120421.jpg

ゴルフをするつもりで、プーケット島の北の空港近く、
「ナイトーン・ビーチ」に前半のホテルを取り、
後半は南のカタ・ビーチにとった。
結局、ゴルフはやらなかったので、ナイトーン・ビーチの
すいている広いプールで、スイミングをやった。
ロシア人の客がいる程度だ。

まわりには、オフシーズンだし、何もないが、ゴルフに行くか、
ただ泳いで何もしないで過ごすには良いところだろう。

続きは、また。
[PR]
by ucci-h | 2011-06-25 12:01 | タイのゴルフ場 | Comments(2)
日本の電気代はなぜ高いかが見えてきた
福島原発事故を機に東電が揺れている。
原発事故により、東電の体質が明らかになったと言っていい。
電力会社は、各地区の殿様だったのだ。

その秘密体質、各業界への影響度の高さ、
突然の‘計画停電’のやり方、高い電気代・・・
いろいろな問題が、今回あぶりだされてきた。

といって、東電を悪者にするだけでは、おそらくなにものも
変わらないだろう。東電の姿勢の問題ではなく、日本の
経済構造の問題なのだから・・。

その中で、「日本の電気代はなぜ高いのだろう?」という
疑問の一部も解けてきた。
 「どうにも理解できない日タイ電気代の違い」
  http://uccih.exblog.jp/13640934/

最近、経済産業省の官僚で、物申し、首の皮でつながっている
古賀氏が外国特派員クラブでしゃべっている。
つまり、電力会社は、各地域で君臨する殿様企業だと。
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20110622/Itmedia_makoto_20110622039.html?_p=4

電力料金は、コストを積み上げ、適正利潤を乗せて決められる。
地域独占だから競争がない。発電・送電事業の分離もない。
コストを下げようという意欲は起こらない。
むしろコストを高くするほど、それに比例した利益は取りやすい。

d0159325_12105739.jpg

電力会社は、地域の殿様商売だ。
なるべく高く、民間企業から資材を買ってやる(表面は、もちろん
競争入札のごとく装う)。
民間企業にとっては、ありがたいお客様だ。
だから接待に励むも、電力会社の批判はしない。
今回の経団連の対応に見られたように、異常に、かばってやる。
楽天は嫌気が差して、経団連を脱退した。

民間企業だけではない。
独占利潤があるから、マスメディアや学会も、いい
スポンサーには甘い。

こうして、極めて日本的な城下町構造ができている。
「スポンサーを大事にしましょう。たてつかないようにしましょう」となる。
‘多くの国民から少しずつむしりとって、これを少数の受益者で
分け持つ’という日本の経済構造の1頂点にあるのが電力会社だ。

この構造をどうやって変えていくか?
原子力の安全管理もそうだが、馴れ合いの集団に任せるのではなく、
国民が声を上げて、切り離した査定・監査機関で電気料金も
管理していくしかない。

というと、「日本の文化にそういった第3者構造ってありますかね?」と
言われ、堂々巡りになり、ちっとも変わらない。
国民の政治が変革すべきチャンスなのだが・・。
[PR]
by ucci-h | 2011-06-24 12:13 | タイ人と日本人 | Comments(1)
ユーロ圏に入るべきか入らざるべきか・・ハムレットの国デンマーク
単一通貨ユーロの使用を義務付ける
ユーロ圏は、欧州における失敗だと書いた。
 「欧州の失敗その2.ユーロ圏の創設」
  http://uccih.exblog.jp/12655786

そして、ギリシャ、アイルランドにはじまる
ユーロ圏の緊縮財政の採用は、景気を
いっそう悪くするものだと書いた。
事実、そうなっている。
 「欧州の失敗その1.経済縮小均衡政策」
  http://uccih.exblog.jp/12654908

また、ユーロ圏は、一度入ってしまうと
抜けられないネズミ捕りみたいなものだとも
書いた。ユーロからの離脱は事実上不可能である。

通貨ユーロは欧州23カ国で使われている。うちEU加盟国
が17カ国を占める。その他6カ国は欧州の小国である。
欧州連合(EU)には、現在27の国が加盟しているが、
10カ国はユーロを使っていない計算になる。

EU加盟国は、ユーロの導入の準備ができると、
自国通貨をユーロとペッグした変動相場制に入り、
2年後にめでたく(?)ユーロ圏加入となる。
現在、ラトビア、リトアニア、それにデンマークが
このユーロ相場とのペッグを行なっている。
先ごろ、エストニアは、ここを卒業してめでたく(?)ユーロ圏入りした。

残る7カ国のうち5カ国は、まだユーロ圏に入るには
経済事情が整っていないとみなされている。
ルーマニア、ブルガリア、ハンガリー、チェコ、ポーランドといった
中東欧の国々は、国によって、高目のインフレや財政赤字、
低成長などが課題とされているようだ
(といって、既加盟国で、財政赤字が膨れ、マイナス成長になり、
または高いインフレに悩まされたからといって、
離脱させられるわけではない)。

残るイギリスは、元々ユーロに入らず、ポンドの
維持を決めている。変動相場ペッグのデンマーク・クローネも
入らなくてもいいが、入ろうかで揺れている。
スウェーデンは、ユーロ圏入りに反対か、賛成かで
なお揺れている。
イギリスとデンマークは、ユーロの「適用除外国」と
なっている。

d0159325_10501966.jpg

EU加盟国のうち、入りたくてもまだ入れない国5カ国
(そのうち、入らないほうがいいかと心変わりするかも
知れないが・・)、
いちおう入らないことに決めている2カ国(イギリスと
デンマーク)、
そして迷っているスウェーデンといった色分けになる。

ここで、ユーロのマイナス面が見えてきた最近における
デンマークの態度が注目される。

イギリスとデンマークと来ると、これは、何の因縁か、
シェイクスピアの戯曲「デンマーク王子ハムレットの悲劇」となる。
「To Be Or Not To Be」は、加入すべきか、
すべからざるべきか、となる(笑)。

6月21日、デンマークのラース・ロッケ・ラスムセン首相(自由党)は、
今年に予定されていたユーロ圏入りの国民投票は、「時期尚早」と
見送りの姿勢を示した。
与党自由党はユーロ導入に前向きだが、国民の意識がユーロ離れ
している中での国民投票で「ノー」を、2000年以来、再び得ても
意味がないということだ。

6月前半に行なわれた大手ダンスケ・バンクの調査では、
ユーロ導入反対が56.7%と3月時点での53.7%から
さらに増加、ユーロ賛成の40.2%(3月は43.8%)を
引き離し、過去最大の差となった。

2008年の金融危機の後は、一時ユーロ圏へ団結するのが
いいのかと思われたが、昨年来のギリシャ、アイルランドの
危機を見て、ユーロへの夢は減退している。

ラスムセン首相は、「いつか、わが国の劣等感を拭いさるべく、
ユーロ圏のフル・メンバーにはいるべきだ」と言っているが、
こんな感情的な理由でユーロを採用されたら、将来国民が
苦しむだけだろう。
もっとも、ユーロ圏の発足自体が、経済的配慮を欠いた、
極めて政治的な出来事ではあったのだが・・。

60年代終わり、自分が初めて欧州の地に降り立った
デンマークは、まさにアンデルセンの童話の世界のような
きれいな町並みであった。チボリ公園もなおある。
ユーロ圏に巻き込まれないで、経済的自主性を貫いて欲しい。

それにしても、デンマークの女子テニスの世界No1、
ウォズニアッキー選手、がんばって一度はメジャーで優勝してね!
[PR]
by ucci-h | 2011-06-24 10:52 | 日本・米国・欧州 | Comments(3)
  

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
by バンディ
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
検索
最新のコメント
そうですね。末子音です。..
by ucci-h at 20:14
影武者の話。 タイ語で..
by takeshi_kanazaw at 10:09
文字を文法的に(構造的に..
by ucci-h at 20:35
うーん・・。 マイカオチ..
by takeshi_kanazaw at 21:03
パズルの解法をおぼえてい..
by ucci-h at 13:49
タイ語、本とテープだけ買..
by takeshi_kanazaw at 10:20
アルパインは、日本の悪し..
by ucci-h at 21:06
シーズンでの価格差が大き..
by じゃいあん at 00:37
とんでもない。大事なのは..
by ucci-h at 20:58
う~さんは英語ができるか..
by 銀ちゃん at 08:23
その3に記しますが、言わ..
by ucci-h at 19:46
ベトナムは、社会主義国で..
by ucci-h at 19:44
ハロン湾まで3時間半から..
by 銀ちゃん at 17:29
ベトナムも久しぶりに行っ..
by 摂津屋 at 13:31
お久しぶりです。 ベト..
by 銀ちゃん at 07:45
7-8月のオフシーズンが..
by ucci-h at 21:07
ブログパーツ
ファン
ブログジャンル
海外生活
時事・ニュース