<   2014年 07月 ( 19 )   > この月の画像一覧
バンコクの最大病院がチェンマイにやってきた!
タイ一番の病院チェーンが、チェンマイにやってきた。
我が家の近くのスーパー・ハイウェイのビッグC・スーパー
(ドンチャン)のそばに、「バンコク・ホスピタル」が建った。

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チェンマイには、ここ数年、いろいろな形でバンコクの
資本が乗り出してきている。


バンコク・ホスピタルも、首都まで行かずとも、また
チェンマイの外国人居住者や旅行者を対象に、
さらに今後の南中国からの訪問者を目当てに、
‘高級医療サービス’を北タイのこの地で提供しようというものだ。


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「バンコク・ドゥシット・メディカルサービス」社(株式コード:BGH)は、
バンコク・ホスピタル、スクンビットにあるサミティベート病院などを
持つ、タイ最大の私立病院チェーンである。


BGHグループは、43の病院、5616ベッドを持っており、
毎日22000人の患者が通うと言われる。


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チェンマイのバンコク・ホスピタルには、17.2億バーツ(54億円)を
投資し、当初36ベッドだが、180ベッドを3年後にめざし、
初年度は一日500人の外来患者、いずれは1000人を受け入れる。

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チェンマイ・バンコク・ホスピタルは、
今回の一棟だけでなく、隣接の土地に、
さらにもう一棟病院を建てるようである。
300ベッドに増える。


バンコク並みの高級医療に加えて、
いずれ高齢者介護にも進出すると言われる。


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北の田舎町チェンマイに高級病院が来るのはけっこうなことだが、
最近は、バンコクのレストラン、バンコク風の住宅地、
バンコクの動物病院がやってきている。
近所のタイ人は、バンコク・ホスピタルは最高らしいよと
言っている。


当然、価格は、バンコク並みの‘高級価格’だ。
チェンマイでのんびり暮らしている身には、
‘高級価格’は、ありがたいものではない。
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by ucci-h | 2014-07-31 22:41 | アジア的な生活 | Comments(4)
イタリア料理「カチャトーラ」をご存知ですか?
イタリア料理「カチャトーラ」をご存知ですか?
カチャトーラをご存知でしたら、
かなりのイタリア料理通ですね・・・。


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前回記しましたように、
チェンマイには多くのイタリア料理店があり、
それなりの味を競っています。

 「イタリアン料理店の街チェンマイ 2014-7-29」
  http://uccih.exblog.jp/20957981/

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ただ外食だけでは、面白くありません。
イタリア料理は作るのも比較的簡単なので、
スパゲティはじめ家で作って食べることが多い。
幸い我が家には買っておいたエキストラ・バージンの
オリーブ・オイルと、ホールトマトの大きな缶詰があります。


オリーブ油とトマトを使えば、もはや立派なイタリア料理です。
さて、これで何を作ろうかなと考え付いたのが、
そう、カチャトーラです。


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スーパーで買ってきた大きなホール・トマトの缶。
これを活用すべく、タイのおいしい鶏のもも肉を買ってきた。
あとは、たまねぎとにんにく。それと小麦粉。
オリーブ・オイルは、エクストラ・バージンのいいやつが買ってある。


そうです。
カチャトーラとは、何のことはない、日本人なら
子供でも好きな「鶏肉のトマト煮」である。


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カチャトーラは、簡単な狩人料理の意味。
オリーブ・オイルとホール・トマトを使うから、
イタリア料理である。


レシピは書くまでもない。
たまねぎとにんにくを細かく切って、
軽く味付けして、なべの中でオリーブ油で炒める。
そして、ホール・トマトを丸ごと加え、切り裂く。
コンソメを少々加え、じっくりとトマト・ソースを作る。


別のフライパンで、小麦粉をまぶし
塩、こしょうした鶏のもも肉を焼く。
こんがり黄金色に焼けたのがうまそうだ。


そして、この鶏肉をトマト・ソースのなべの中に入れ、
15分ほどじっくり似る。
これで出来上がり。


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見かけは、トマトソースが多く、
鶏肉を覆ってしまったが、
これはこれで、沢山野菜が取れてうれしい。
トマト、たまねぎ、にんにくの香りがいい。


次は、何のイタリアンをつくろうかな?
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by ucci-h | 2014-07-30 21:02 | タイでの食 | Comments(0)
イタリアン・レストランの街チェンマイ
北タイのチェンマイは“国際田舎”ですので、
各国料理店が街に多くあります。
外国料理のトップは、フランス料理でも
中国料理でも、日本料理でもなく
イタリア料理です。


旅行ウエッブの「トリップ・アドバイザー」の
チェンマイのレストランを見ると、紹介されている
各国別レストランのうち、トップはイタリアンの71店で、
日本料理38店、フランス料理37店、中国料理30店を
引き離している。

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最近またイタリア料理のおいしい店を3軒ほど見つけた。
チェンマイは、チーズやワインが高いけれど、
イタリア料理店は、比較的リーズナブルな値段で
ピザ、パスタはじめイタリア料理を提供してくれる。


日本人は‘麺食い’なので、スパゲティはじめパスタが好きだが、
クエティオなどの麺をよく食べるタイ人も、
パスタが大好きである。

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チェンマイのイタリアンについて記すと長くなる。
チェンマイのイタリアンはいろいろある。
ピザやパスタといったでんぷん系のものだけでなく、
いろいろな料理があるのがうれしい。


チェンマイには、チェンマイ・プラザ・ホテルのそばの
タイの王室も行くという高級イタリア・レストラン
「ピッコラ・ローマ・パレス」から、
チェンマイ門の内側で、タイ人がやっている
イタリアン食堂「マリオ・ピザ」まで、いろいろある。


古くからは、ナイトバサール南の「ジョルジオ」や
その姉妹店で比較的新しいエンプレス・ホテルそばの
「カサ・アントニオ」がある。
さらに、リンピン・コンドーのそばには、「アルコバレーノ」がある。


ニマンヘミンのソイ5にある庭園レストラン「パスタ・カフェ」もいい店だ。
また、以前は、サンデー・マーケット通りから入った
イタリア人がピザを焼く窯のある店
「ラ・ビラ」にも行ったものだ。


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以前、タイ人の若い人がやっているナワラット橋のそばの
イタリアン「ラパン」(うさぎ)を紹介したが、その後人気も
高まり、日本語メニューも出来て、値段もやや高くなったが、
カニ・グラタンのおいしい店である。

 「チェンマイのおいしい店15選 第1回 2012-11-21」
  http://uccih.exblog.jp/17205380/


このラパンの近くになるが、
ナワラット橋外側のピン川沿いの道路南に100mほど
行った所に、最近日本語新聞「チャ~オ」にも紹介された
「サクセス・イタリアン・フード」がある。イタリア人がやっている
店だが、価格もリーズナブルでいい店だ。ニョッキがうまい。

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風通しがよく、道路越しに見えるピン川と
ナワラット橋がチェンマイにいることを教えてくれる。

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このサクセスのそばになるが、
ナワラット橋を渡り、街の中へ西側に進み、
ナイトバサールの入口の向かい当たりにある
倉庫のようなお店がある。これも「チャ~オ」で紹介されている
「ストリート・ピザ」である。

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ここは、ピザ専門の店だ。
あと、サラダもさっぱりしていておいしい。
他には、フライド・ポテトとズッキーニにフライが
ビールのつまみにいい。
夕風に吹かれながらビールを飲むのにいい店だ。

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最後に、友人のWさんに紹介されたが、
チェンマイ郊外ドイ・サケットの田んぼの中に
隠れ家的にイタリア人ロベルトがやっている
「フィオーレ・ローサ」(薔薇の花)がある。

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チェンラーイに向かう118号線を途中でUターンし、
左へ入った道を行くとある。
建物は、古いイタリアの街角のレストランへ入った感じだ。

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サラダもピザもスパゲティもカルパッチョもみなうまい。
食後のエスプレッソのサービスがうれしかった。
二晩とも借り切りのようにゆっくり過ごせた。


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チェンマイのイタリアンは豊かである。


値段も以前より高くなったが、一皿120~
240バーツ(400~900円)なので、
あまり懐が痛まないで食べられる。
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by ucci-h | 2014-07-29 22:33 | タイでの食 | Comments(4)
タイの税制改革を目指す軍事政権にも‘政治のカベ’
前回、タイの軍事政権が最優先課題に掲げた
エネルギー政策について、この物価高の環境で、
なかなか思い通り、市場価格にもっていけない状況を
お伝えした。


タイ軍事政権は、また、タイの税制の包括的改定も
重要政策として掲げている。
ここまで2ヶ月、タイの税制の変化は見えてきたのだろうか?


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タイの税制の最大のポイントは、高所得者への課税を強め、
経済成長に不可欠な、貧富の分化を正し、中間所得層の
拡充にある。

 「資産再配分より資産集積を目指すタイの税制 2012-4-22」
  http://uccih.exblog.jp/15760350/


そのためには、懸案の資産税を導入し、
税収の拡大を図ると同時に、貧富の差を少しでも縮めることが
必要で、軍事政権も、財務省からの資産税の提言には耳を傾けている。

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以前から提案されてきて、日の目を見ないでいる
土地・建物にかける不動産税は低所得層も含めすべてにかかるので
嫌われるのなら(もちろん、用途により税率は大きく変わるのだが)、
“富裕税”はどうかという案が出てきている。

 「貧困層の味方であるはずのタイ貢献党政権に葬り去られる不動産税法案 2012-4-5」
  http://uccih.exblog.jp/15674915/

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富裕税は、各世帯の資産額に応じて税を課そうというものだが、
むしろこちらの方が、課税対象資産の算定にてこずりそうだが・・。


また、株式の譲渡益にキャピタルゲイン税のないタイだが、
1年未満の短期利得に対し5%の譲渡利得税をかける案も出てきている。
もっとも、財務省は及び腰で、証券取引所からの提案待ちである。

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しかし、前インラック政権の消長を見てきた
軍政権は、世論の動向に敏感になっている。


長年ポピュリスト的甘やかし政策に慣れてきた
タイ国民に対して、課税を強化することは、今のハネムーン的な
軍政権に対する人気が、急速に剥げ落ちかねないことを知っている。


税の徴収を増やすというより、
軍政権も、今の芳しくない景気動向を見て、むしろ
減税に傾きそうな気配である。


軍政権のトップ、プラユット陸軍司令官は、
クーデター1週間後の5月末に、早くも、
「付加価値税の現行の7%を下げれないか検討してくれ」と言っている。
タイの付加価値税は、10%への引き上げが、ずっと延ばされて来ている。


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結局、軍政権は、税制については、今の段階で改定は行なわず、
新しい内閣に任せる意向のようである。

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タイの税制をどうするかの中で、典型的な議論が
「LTF」(長期株式ファンド)と「RMF」(退職投資信託)の
非課税をどうするかという議論だ。


LTF(資産23億バーツ)とRMF(資産1500億バーツ)は、
投資奨励のため、これらへの給与からの拠出分
(年収の15%か50万バーツまでの低い方)が所得課税
対象から引かれるが、2016年末までとなっている。


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「これらの非課税奨励の効果が薄くなってきたので、
もう非課税扱いは止めにしよう」と言うのが、財務省の言い分だ。
非課税分は、年間200億バーツに達するというから、
それが本当なら、確かに大きい。


確かにこの非課税措置で大きな恩恵を受けるのは、
高所得者層のはずだから、キャピタルゲイン非課税に加えての
投資ファンド非課税では、高所得者層に恩恵を与え過ぎというわけだ。


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証券界の方からは、もちろん投資奨励のため、
また高齢化の中、不足している退職基金積立のため、
この制度の継続を求めている。


RMFの非課税措置は、退職基金充実のために残りそうだが、
LTFは、わずか70万人しか所有しておらず、実質3年強持てば
(暦年で足掛け5年)非課税とされるため、
高所得者層の節税ツールとなっているようで、
消される可能性がある。


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この議論の中でも、税金をしっかりとって、
所得格差を減らしていくべきだが、
エネルギー価格と同じで、税は誰にとっても低い方がよいと
いう民意に迎合して行きたいという為政者の思いが顔を覗かせる。


低い税金に慣れたこの国において、
税制改革は容易ではないだろう。
もっとも税収もさりながら、前政権の政策を見ていると、
税の支出の方向に、さらに大きな問題がありそうだ。
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by ucci-h | 2014-07-25 21:25 | タイの財政・税金 | Comments(0)
決断の速いタイの軍政権も、物価高の中、エネルギー政策の策定に戸惑う
決断の速い軍政権になったが、
タイのエネルギー政策はなお
混迷を続けているようだ。


一国のエネルギー政策は、
①エネルギーの無駄使いを排し、輸入依存度を下げたい
一方で、②補助金制度で国民の生計費を抑え、安く使わせたい、
と二律背反の中で決められる。


また、③補助金、課徴金制度でいろいろなエネルギー価格に
ひずみが生じるので、公平を図るようにしたいが、
④高めの商品の価格を抑えれば国の財政負担が増し、
低めのものの補助を外せば値上げとなり、国民の反発を買う
という矛盾の中にある。


要するに、ねらいの優先序列がつけられていないと、
どんな政策を敷こうとも、お互い矛盾しがちで、
相容れないのだから、改革が頓挫してしまうわけだ。


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日本が最大の外国人直接投資家であるタイランドの
アキレス腱は、
エネルギー供給の安定性と継続性への懸念にある。


電気の70%は天然ガスに頼っている。
10年前の60%から上がってきている。
そして、その半近くがミャンマーからの輸入と
マレーシアとの共同開発ガス田からの供給だ。

 「タイの電力事情の問題点 2012-11-20」
  http://uccih.exblog.jp/17200358/

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ここ数年、ガス供給のが途絶える件数が増えている
(我が家の電気も時々停まるが・・・)。
2013年の4月と12月には、ミャンマーからのガス供給が
1週間途絶えたが、
2014年6月には、タイランド湾の共同ガス田からの供給が
途絶し、南部の工場は電力使用の10%カットを余儀なくされた。


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従って、石油・ガス輸入国のタイとしては、
①国内及び近隣の石油・ガス田開発の推進と、
②補助金による安値販売によるエネルギー過剰消費傾向の
抑制が課題になるのだが、これが進まない。


タイランド湾のガス田開発にしても、
ここ7年ほど新たなコンセッションが行なわれていない。

 「クーデターがなかったらタイのエネルギー事情は変わっていた!?2011-7-26」
  http://uccih.exblog.jp/14195215/


また、かつての原油輸出国ながら補助金で石油過剰消費に
陥ったインドネシアを他山の石として、補助金を減らし、実勢コストベースの
市場価格で行くべきだとの‘正論’もあるが、価格引き上げには
政治的になかなか踏み切れない。

 「インドネシアを他山の石に、タイはエネルギー補助金を見直すか 2011-9-11」
  http://uccih.exblog.jp/14538049/ 


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2014年6月9日、軍政権は「国家エネルギー政策諮問委員会」
(NEPC)を設立し、包括的なエネルギー政策の立案に乗り出した。
委員長は、経済担当のプラジン空軍司令官である。

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しかし、当初安値で抑えられている家庭用のクッキングLPGガスの
価格を、前政権の決めたとおり、6月1日からキロ当たり22.63バーツから
23.13バーツに0.5バーツ引き上げたが、なんと翌日には、これを元に戻した。

 「年間350億バーツにのぼるタイのLPGへの補助金 2013-1-30」
  http://uccih.exblog.jp/17728615/

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家庭用クッキング・ガスは我が家でも使っているが、
5.0kgのボンベで調理に手頃な大きさで、半年以上も使える。
デリバリーしてくれて、値段は、以前より上がったが、160バーツ(500円)と安い。


前政権のとき、2013年9月より、それまで6年間キロ18.13バーツで
据え置かれてきたガス価格を毎月0.5バーツずつ、市場価格に近い
24.82バーツまで1年強かけて持っていくプランが、5ヶ月を残して
ストップを喰らった状況だ。


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包括的な政策が決まるまでは、上げないと言うわけだ。
総合エネルギー政策は、市場価格の導入と公平な価格だが、
前インラック政権のポピュリスト政策が負の遺産として残した
当面の物価上昇下では、物価上昇抑制が優先した。


同じく6月13日には、リッター当たり30バーツ以下の低価格に抑えられている
ディーゼル油価格についても、マーケティング・マージンを抑えて、
末端価格を29.85バーツへ0.14バーツだが引き下げを指導している。
ディーゼル油への補助金は、年間1000億バーツに達する。

 「どうなるかタイで一番売れているディーゼル油の価格」
  http://uccih.exblog.jp/15459857/

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NEPCは、6ヶ月かけて年内には包括的な
エネルギー政策を出すと言うが、
この物価高の中で、どこまで価格の引き上げにつながる
市場価格政策を出せるだろうか?
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by ucci-h | 2014-07-25 01:50 | 電力・エネルギー | Comments(0)
「体調整備・体力増強の90日間プログラム」30日経ったが・・・
人生にこういう時期があるのも面白いだろう。
ほぼ3ヶ月間を、ゴルフ・コースにも出ず、
旅行にも行かず、アルコールも控えめにして、
体を内外から改善することにもっぱら向き合う。


学生時代や、仕事のあるときはまず無理だったが、
暖かい南国タイに居て、タイの野菜ジュースを飲み、
タイの薬草ボールのマッサージを受け、
朝夕、タイ式ストレッチで足腰を柔軟にする90日間だ。

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「体調整備・体力増強90日プログラム」を
はじめて30日、全体の3分の一が経過した。

 「タイ式ストレッチと薬草マッサージで体力作り 2014-7-1」
  http://uccih.exblog.jp/20831645/

 「楽しく楽にタイ式体調整備プログラム10日間の成果!? 2014-7-1」
  http://uccih.exblog.jp/20864512/


朝夕、薬草マッサージで背中や足の血行を良くし、
コリをほぐし、その後、負荷をかけた足腰のストレッチで
背中や腰の筋肉、関節の柔軟性を増す。

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そのあと、自家製のトマト・ジュースとキャロット・ジュースを飲む。
ときには、南国産の免疫性を高めると言われる
バイ・ヤー・ナンとバイ・トゥーイの薬草ミックス・ジュースも飲む。
まずくない。
ミネラルとビタミンを多く含み、体の免疫性を高めるという。

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バイ・ヤー・ナンは、タイのゲーン・ノーマイ(たけのこスープ)の
とろみ剤として使われる。
バイ・トゥーイは、豚肉をくるんで揚げる葉として使われる。
‘アジアのバニラ’と呼ばれるだけに甘い香りがする。

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友人から自転車をもらったので、
朝夕自転車でムバーン(住宅地)内を5周ほどするのを加えた。
これも軽いが、いい運動だ。


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30日行なってきたので、体の柔軟性はずいぶん良くなってきた。
腰や股関節が以前より伸びる。
もっとも、毎日やっても、相変わらず毎日筋肉痛は続く。
気持ちのいい痛みだが、体の固さは30日ではほぐれないということか。


運動を始めるきっかけとなった背中の左下の痛みは、
そこを押すとまだ痛む。
しこっているのか、なお時間がかかりそうだ。

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(クロもストレッチのお手伝い!?)


運動だけでなく、栄養にも興味を持ち、
野菜ジュース中心に野菜を多く取るようにしたので、
体の中も、心なしか軽く感じてきた。


タイの市場に行くといろいろな南国の野菜にお目にかかれる。
これに加えて、洋食の普及で、欧州にあるような野菜も買える。
野菜の栄養、ビタミン・ミネラルの含有量も調べて行こう。


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次回は、半分の45日か3分の2の60日ほど経ったら、
経過を載せよう。
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by ucci-h | 2014-07-22 23:59 | アジア的な生活 | Comments(2)
軍政権の見直しで、タイのインフラ大投資計画はどうなるか?
インラック・タイ貢献党政権が瓦解して
プラユット陸軍司令官率いる軍政権に
なってから、2ヶ月になる。

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軍政権の施策は、問題の多かったタイ貢献党政権を
おおかた覆すものだが、その打つ手の速さと
具体的な説明で出だしの評判は上々である。


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以下のような地元の新聞に載ったチェンマイ市内における
市民団体の軍に対する物価引き下げの嘆願書の文章は、
軍を持ち上げているが、市民の軍に対する気持ちを表していよう
(チャ~オ紙の翻訳を引用)。


ちなみに、タイ貢献党政権下での最低賃金大幅引き上げや、
自動車購入奨励策、コメ高値買い取り政策など
いろいろなポピュリスト政策で、街の諸物価はずいぶん上がってしまった。


「食用油や電気ガスが高くなりました。
投資家や悪徳政治家などの特権階級をはじめ、
彼等とのコネを利用して甘い汁を吸っている者たちへメスを入れる
ことを軍政に期待しています。


軍政に変わってから、深夜の騒音が減り、街の治安も良くなりました。
軍は意思決定のスピードが速く、我々市民の要求に耳を傾けてくれます。
これからも前政権が放置してきた諸問題の解決に取り組んでいって
ほしいです」。


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比較的明確に、諸懸案の是非を出してきている軍政権だが、
前政権でアドバルーンだけ大きく上げ、ストップしてしまった
「インフラ2兆バーツ大プロジェクト」の今後については、
報道を見る限り、ある程度の方向性は出てきたが、その
全体像と規模については、なお明確ではない。


前政権が打ち上げた、高速鉄道(新幹線)網を中心に、
7年間で2兆バーツ(6兆円)にのぼる大インフラ・プロジェクトと、
2011年のバンコク大洪水対策としての
3500億バーツ(1.1兆円)の支出プラン、
合わせて2兆3500億バーツのプロジェクトはほぼ手付かずのままである。
これは、公共投資の伸び悩みとなって、景気にも影響している。

 「タイは過去にない大インフラ投資の時代を迎えるのか 2012-10-20」
  http://uccih.exblog.jp/17024162/


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軍政権は全プロジェクトの見直しを、政権発足後、
運輸省はじめ関係官庁に命じた。
そして1ヶ月ほどした6月下旬になって、
①新幹線網建設の経済性などの見直し、
②洪水対策プランのずさんさの修正を、命じた。


つまり全2兆バーツプロジェクトの4割(7800億バーツ、
約2.5兆円)を占め大金のかかる新幹線網が今のタイに
本当に必要なのか、再度検討することとなった。

 「タイの国家プロジェクトの中身は? 2013-5-28」
  http://uccih.exblog.jp/18866415/
 

また、洪水対策は、土地収用などに関し地元の反対も多く、
これも作り直す方向となった。


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洪水対策については、前政権の怠慢さが問われるかもしれない。
大洪水の起こったのは、2011年10月。
その後、各地の工場団地などが水没した。

 「タイ政府の洪水対策の進捗状況は? 2012-2-24」
  http://uccih.exblog.jp/15477797/

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政府は、外国資本がタイを離れてしまうことを恐れ、
早々に洪水対策を打つと言ったが、1年後の雨季の盛り
までにやったのは、川の土手の盛り上げや工場団地の
壁を高くすることぐらいだった。

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3500億バーツの総合洪水対策は
ほぼ手付かずで、2年半が過ぎてしまった。
幸いここ2年の雨季には大雨はなかったが・・。


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2013年5月には、チェンマイに37カ国2,000人の政治家を集めて、
「第2回アジア太平洋ウォーター・サミット」を開き、
当時のプロトプラソップ副首相は、メンラーイ王(13世紀にチェンマイを建立
したランナーの王)時代の衣装を着て、チェンマイのお堀のごとく
水資源開発を説いたが、反対する環境保護運動家たちを‘くず’と呼び、
逆効果となってしまった。


この会議の後、韓国の国営の水資源会社(Kウォーター)に
1,630億バーツにのぼる開発契約が与えられた。
2011年11月に国外にいるタクシンが賓客として、
韓国のこの会社に迎えられている。


しかし、この後、この会社の財務状況の悪さが明らかになり
水資源開発プロジェクトへの反対はいっそう強まってしまった。


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タイの新幹線計画は、フィージビリティー・スタディに詳細なものがなく、
その経済性がどうのとすったもんだの挙句、憲法裁判所から
次期の政府に負担をかける借り入れの方法は違法との判決が出て、
途絶えてしまった。

 「進まないタイのインフラ大投資計画 2014-3-5」
  http://uccih.exblog.jp/20427703/

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軍事政権は、いま現在における
高速鉄道の必要性を認めていないように見える。


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むしろ鉄道建設で、今後優先的に進められるのは、
複線鉄道への拡張と、在来線のメンテ、修復、首都大量輸送網
の増強になりそうだ。
これだけでも、7年間で2,500億バーツ(7,900億円ほど)見込まれる。


タイは、車優先で、鉄道利用は少ない。
国鉄は赤字で、国有鉄道の路線は老朽化してきている。
これへのてこ入れは必要だろう。

 「脱線事故が頻発するタイの国有鉄道 2013-9-27」
  http://uccih.exblog.jp/19726639/

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バンコクのMRT(地下鉄中心の大量輸送機関)は、
現在のブルー・ライン(延伸工事中)に加え、
グリーン・ラインとパープル・ラインが建設中だが、
これらに加え、オレンジ、ピンク、イエローの3路線が計画されている。

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道路建設、道路拡張は、今後の公共投資の中心になろう。
道路関係の支出は、3,900億バーツ(1.2兆円)ほどと見込まれていたが、
このうち4分の3の2,900億バーツほどは、4車線拡張工事として
優先されそうだ。

 「タイの公共投資、最優先は4車線道路拡張 2014-4-24」
  http://uccih.exblog.jp/20613902/

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また、バンコクから東北地方の玄関ナコン・ラチャシマへの
196kmの新たな高速道路などの道路作りも入ってきそうだ。


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道路、鉄道在来線を優先し、新幹線は当面見送るという
ほぼまっとうな方向が、軍政権下で出てきそうだ。
洪水対策は見直しを行ない、その後手が打たれよう。


しかし、プロジェクトの規模全体で見ると、
縮小よりも、見直しに乗じての運輸省などからの提案も多く、
全体の規模がむしろ膨らむ可能性を秘めている。


2兆バーツから新幹線の7,800億バーツが削られるとすると、
1兆2,200億バーツとなる。
しかし、省庁からの全体の要望は3兆バーツほどに膨らんだ。
これを軍政権は2兆4千億バーツに抑えると言われる。


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しかし、それでも、前政権の新幹線を除いた1兆2,200億バーツから
見ると、倍近くに膨れる計算になる。
空港、港湾の拡張、建設に力を入れるようだが、
それでも以前の空港・港湾関係の550億バーツが桁違いに
膨れようもないだろう。


まあ、タイのことだから、数字は後からついてくることになるのか。
タイの公共投資は、どうやら2015年度9月期から緒に就きそうだが、
その規模がどうなるのか、今のところ不明である。
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by ucci-h | 2014-07-21 20:59 | タイの政治・経済・金融・為替 | Comments(2)
ミャンマー人マ・ウィン(56歳)がタイで陥った苛酷な物語
こういう実話は、書き記しておいた方がいいだろう。


タイにおける不法外国人労働者の問題がクローズアップ
されているが、バンコク南の港町サムート・サコンは、
ミャンマー人が多く働いている漁業で成り立っている。

 「タイにおける外国人労働者の実態 2011-8-15」
  http://uccih.exblog.jp/14351204/


最近発覚したこの物語は、もちろんサムート・サコンの
漁業の実態のうちの一部の悪質な人身売買の例だろうが、
こういうこともあると知っておきたい、映画にでもなりそうな事件だ。
2014年6月末、バンコク・ポスト紙に載った記事を紹介しておく。

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主人公は、2年半前はヤンゴンの近くの村に住んでいた
マ・ウィン、当時54歳の男性である。
母を亡くし、仕事もなかった彼は、2012年はじめ、タイ国境の
ミヤワディ(メーソットの向こう側)の牧畜の仕事に向かう。


10日ほど働いた後、ミャンマー人の仲間から
「タイ側へ行って、サトウキビ農場で働かないか?」と
もちかけられる。
ミヤワディからメーソットへ越境労働するミャンマー人は多い。

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メーソットで、警官とおぼしき農場のオーナーの下で
2週間働く。そこに20人のミャンマー人を伴って
ソーレンと言うミャンマー人のブローカーが現れた。
マ・ウィンの苛酷な物語はここから始まる。


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そこで,警官は「月8,000バーツ(25,000円)払うパイナップル缶
工場がある。興味はないか?」とマ・ウィンを含めたミャンマー人達に
問うた。


マ・ウィンも興味アルと答えた一人だが、ミャンマー人達は、
就職のための‘交通費’として、ひとり7,000バーツずつ取られた。
20人いれば、14万バーツ(44万円)。けっこうな収入だ。

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夜になって彼らは山歩きに出発し、4日間かけて、
他のミャンマー人グループとも一緒になり、
15台のピックアップ・トラックが待つ集合地点に落ち合ったのは
午前3時だった。
もちろん、全員パスポートも労働許可証も持っていない。


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パイナップル缶工場のある南のカンチャナブリ
(戦場にかける橋で知られる町)に着いたのは、8時間後の午前11時。
しかし交通費の支払い要求は、先の7,000バーツだけではすまなかった。

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車から降りると、ミャンマー人の夫婦ククとマツサがブローカーとして現れ、
工場に案内する交通費13,000バーツを請求された。
もうお金のないマ・ウィンは、「工場で働く賃金から月々返すから」と
了承してもらう。

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4ヶ月働き、9,000バーツ支払った。
毎月の賃金から3割近くを払ったことになる。
しかし、ここに落とし穴の仕掛けがあった。


ブローカー夫婦は、「支払いが遅すぎる。マハチャイで
働いて、残金を払ってもらわなくてはならない」と彼に告げた。
マハチャイとは、サムート・サコンの漁港である。


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別の3人のミャンマー人ブローカーがやってきて、
夫婦に1万バーツ払い、マ・ウィンを連れ去った。
ブローカー夫婦は、マ・ウィンを‘売った’ことで、
都合19,000バーツを手にした事になる。


マハチャイに着くと、マ・ウィンは2日間、監禁される。
そして、3人のブローカーのひとりソーウェンが彼を
埠頭の漁船に連れて行く。

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漁船のタイ人船長が、ソーウェンに3万バーツ支払うのを
マ・ウィンは見た。彼のほかに二人のミャンマー人も船に乗せられた。
ソーウェンは彼に「月9,000バーツもらえるよ」と言った
(実際は、月3000バーツの休みなしの過酷労働だった)。
ミャンマー人35人、カンボジア人3人が乗った漁船は
インドネシア沖を目指した。


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マ・ウィンが自分は売られたと悟ったのは遅すぎた。
船が港を離れるときで、海に出てしまえば
もはや逃げることはできない。


インドネシア沖で、彼は小さな漁船に移される。
5人のミャンマー人と2人のタイ人が乗組員である。
インドネシアに入るので、パスポートも手渡される(もちろん偽造)。

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ここから、マ・ウィンの地獄の23ヶ月間が始まる。
タイ人の船長からは、魚を取り落としたと殴られ、
体調が優れないので起きれないと蹴飛ばされた。


休みの日はなく、逃げたくても海の上、逃げられない。
こうした苛酷な日々が結局630日、21ヶ月も続いた。


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21ヶ月目、インドネシアの埠頭に上がった時に、
ひとりのミャンマー人の漁船員に出会った。
彼はマ・ウィンに国連職員の電話番号を渡し、
同時にインドネシアの警察に行くように奨めてくれた。


彼のアドバイスに従って、マ・ウィンは3度、インドネシアの
警察に行った。しかし、その都度、船に戻されるだけだった。


マ・ウィンは意を決して、国連職員に電話した。
職員は彼をただちにインドネシアのミャンマー大使館に
連れて行ってくれた。
彼は、病院に収容されメディカル・チェックを受けた。


しかし、苛酷な物語は、ここで終わらなかった・・・。


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大使館職員は、彼に新しい本物のパスポートを与え、
船長に彼をマハチャイの港まで連れ帰るように命令した。
しかし、これは犯人に被害者を護送せよと言っている様なものだ。


マ・ウィンは、帰途の船中で、眠れぬ夜を9夜過ごすことになる。
殺されそうになったからだ。
仲間のミャンマー人船員が船長から、パスポートの偽造がばれるので、
彼を殺すように言われていたのだ。


幸いこの船員は、自分の父親のような同国人を殺すのは
忍びないと告白してくれた。


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マ・ウィンは2014年6月7日、23ヶ月ぶりに
無事マハチャイに帰還した。
人権団体「労働権利推進ネットワーク」が迎えてくれた。


今や56歳になったマ・ウィンは、この団体に言っている。
「自分の船や他の船で出会った他のミャンマー人達の
運命は知らない・・・」と。


タイの軍政権は、これらのミャンマー人・タイ人連携の
人身売買シンディケートにメスを入れられるだろうか?
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by ucci-h | 2014-07-16 00:18 | アジア諸国の賃金 | Comments(4)
第1話:タイへの税関申告が厳しくなった。続く第2話は?
タイ人と言うのは、よく言えば、柔軟である。
何か規則を決めても、それに不都合な面が
出れば、躊躇なく規則を変えるか、その規則をやめてしまう。


しっかり練ってから不退転の決意で出してくる
官僚王国ニッポンのやり方とは大違いだ。
一度決めたものをそう簡単に変えれるか?
変えられるのである。


数年前に、タイの警察で、勤務不良の警察官には
キティちゃんの腕章をはめさせるという愉快なアイデアが出た。
どうなるか見ていたら、版元のサンリオから著作権の承諾を
取っていなかったということで、すぐに沙汰止みになった。


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先だっては、タイへノービザで入国し、タイに住み着き、
出入国を繰り返し、仕事までしてしまう外国人を締め出すために、
タイの入管は、ノービザでの数次出入国に対し
厳しく当たることにした。

 「ビザなし滞在者への規制強化とタイの入管 2014-5-17」
  http://uccih.exblog.jp/20715578/


そして2014年7月、今度は、タイ人の外国旅行の増加に伴い、
税金を申告しないで、外国から多額の品物を持ち込み、
国内で売りさばく連中を取り締まるために、
空港税関での申告漏れに厳しく当たることにしたという。

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もっとも、軍政で新しくなった税関長は、
「軍政になってきびしくするようにしたわけではない」と
この情報を否定している。
後述の空港のビラも、前任者の時に、旅行者への
一般的注意事項として張られたものだという。


タイの税関は、報奨制度で血眼になって禁制品を
見つけるよう奨励しているが、そこはタイ人のこと、
普段の空港の通関はのんびりしたものである。

 「高い罰金と報奨制度で動くタイの税関 2011-3-9」
  http://uccih.exblog.jp/13088854/


タイでは、お土産やブランド品など海外で買ったものが
総額1万バーツ(3万1千円)を超えると、税関申告し、
税金を払わなければならない。
また、タバコは200本まで、アルコールは1リッターまでである。


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総額わずか1万バーツである(日本は20万円枠でしたか・・)。
海外で、衣料品や靴、バッグなどを買えば、
ブランド品でなくても、1万バーツに行ってしまう。


X線の機械を通る前に申告しないで見つかると、
税金を払わされるだけでなく、価額の4倍の罰金が科せられる。
取締りの強化は、空港にその旨のビラが貼られ、厳しいものとなったと
見られた。

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さて、ここまでが税関取締り強化の話。
第2話は何でしょう?


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第2話は、その数日後、このビラが撤去されるところから
始まる。
厳しすぎるとの声が上がったからだ。


そして、柔軟な税関当局は、今度は
課税基準の見直しに入る。
これが第2話。


総額1万バーツの非課税枠は数十年前に
設定されたもので、さすがに低すぎるということで、
8万ないし10万バーツに引き上げることが検討され始めた。


一挙に8~10倍だが、この枠(25~32万円)なら現実的だろう。
なお、タイの税関は、最近国外へのお金の持ち出し上限を、
5万バーツから50万バーツに引き上げている。


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非課税枠を守らせることの強化が、
非課税枠の拡大につながりそうである。
タイの当局は、柔軟でプラクティカルである。
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by ucci-h | 2014-07-15 17:13 | エアライン・観光業 | Comments(2)
軍政権がメスを入れるというタイの宝くじ販売の重層構造
カジノや競輪(競馬はある)のないタイでは、
宝くじが、もっとも庶民的なギャンブルである。


2週間に一度、宝くじの発売日となると、
街の食堂に宝くじ売りがやってくるだけでなく、
道路沿いに宝くじ売りの店が並ぶ。
街の宝くじ売りの多さは、無職者救済の色を帯びる。

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タイの宝くじは、2枚同一番号一綴り(ここでは1枚と数える)で、
100バーツほどで売られている。
最低、下二桁が当たれば、賞金1000バーツずつ、
つまり2000バーツがもらえる。

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宝くじの国の取り分は、タイの場合40%。
日本の52%という高い分捕り率に比べれば少しましだが、
それでもあまり割に合わないギャンブルのはずだが。


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この宝くじ(ロッタリー)は、「政府ロッタリー・オフィス」(GLO)により、
毎回7千2百万枚(綴り)発売される。
2週に一度、うち5千万枚が外販されるが、
末端価額にすれば50億バーツ(150億円ほど)の市場である
(全部が売り切れるわけではないが)。
年間1300億バーツ(4000億円近く)の大きな市場である。

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この宝くじビジネスは、既得権者の大きな利益源になっている。
末端価格もかさ上げされているというので、2014年7月、
軍政権はこれの改革に乗り出すことになった。
業者との契約を見直し、販売価格を100バーツほどから80バーツに
抑えることを目指している。
バンコク・ポスト紙の情報をベースに分析してみよう。


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宝くじの販売ルートは複雑だが、基本3段階になっている。
まず販売元のGLOは、7,200万枚のうち、慈善目的の
2,200万枚(慈善目的ってどういう所に行くのかしら?)を差し引いた
5,000万枚を一般向けに売り出す。

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このうち1,500万枚は、1枚72.8バーツの比較的安い値で、
政府関係の基金などに割り当てられる(これも何のためだろう?)。


そして、残る3,500万枚が市販されるわけだが、
うち3,100万枚は、3万人いる個人のトレーダーに
74.4バーツで割り当てられる。


また400万枚は、72.8バーツの安値で、法律関係グループに
割り当てられるという。そのうち、300万枚が、“三頭のタイガー”と
呼ばれる3大大手配給業者に行くという。


この三頭の虎の業者には、法曹界の人間が
役員として参加しているというが、業者選定の経緯は、
いったいどういったものだったのだろう・・・。


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この三頭の虎に対して、軍政権はメスを入れるつもりだ。
彼等とGLOとの契約が、末端の宝くじ価格を高くし、
ここに多大な利益を落としていると見て、契約期限が
きたら改定するつもりだという。


実は、この三頭の虎は、300万枚を卸売業者に捌いているだけでなく、
個人トレーダーの扱う3,100万枚の8割がたも買い取り、合わせて卸売業者に
下ろしている。個人トレーダーの多くは、自らリスクをとって
捌ききれないので、三頭の虎にまかせるようだ。


3万人のトレーダーとは、普段何を商っている人たちなのだろう。
一人当たり平均1000枚強。
1枚74.4バーツで割り当てられ、81~86バーツで
三頭の虎に買い取ってもらう。


販売の手間とリスクを取らずに、一枚10バーツ(32円)転売に乗せるだけで、
2週間ごとに1万バーツ強の粗利が得られる計算になる。
正すべきは、この3万人のトレーダーにもあるように見えるが、
実態はどうなのだろう?


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三頭の虎は、従って、市販される宝くじ3,500万枚のうち、
ほぼ8割に当たる2,800万枚近く(300万枚+2,500万枚ほど)を
卸売り業者におろす。
そこからさらに街の小さな販売業者におろされる仕組みだ。


三頭の虎は、300万枚を1枚72.8バーツで入手し、
2,500枚近くは、個人トレーダーから81~86バーツで入手するようだ。
この仕組みが変わらない限り、軍政府は“末端価格を80バーツに抑える”と
言っているが、無理なことになる。


三頭の虎から卸業者に下ろされる価格は、86~91バーツ。
三頭の虎の平均仕入れコストを80~85バーツと見ると、
1枚6バーツ近い粗利が3社に入っているはずだ。
2週ごとに、1.7億バーツ(5.3億円)近くの粗利は大きい。
年間にすれば44億バーツ(140億円)ほどになる。


卸売業者は、86~91バーツで仕入れた宝くじに
5バーツほどの利を乗せて、90~96バーツで
街の宝くじ売りに卸す。
宝くじ売りは、従って、5~10バーツ利を乗せ、
末端では、100から110バーツで、お客に行く仕組みだ。


@@@@@


こう見てくると、ビジネスとして売れ残りのリスクを取る所というより、
仕組みが出来てその中にポジションを取った所に利が
落ちるようになっているように見える。


軍政府といえども三頭の虎を排除することは難しいようだが、
契約の更改を通じて、宝くじの価格抑制に乗り出すという。


将来は、売れ行き数に見合って、自動販売機を
通じて販売するようにすればコストも抑えられるというが、
そもそも利権を生み出す国営宝くじのビジネス。


国民がボイコットでもしない限り、形を変えながら
国の収益と利権者のために生き残るのだろう。


{追記}

当初は、売値低下が少し見られたが、
結局元に戻り、タイ軍政権の宝くじ価格抑制の試みは
不成功に終わる。

そもそも、売値100バーツそのものが高いと言えたかといえば、
80なら買うが、100なら買わないといった類の商品ではない。
また、三頭の虎に手をつけずの改革は、成算に乏しかった。
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by ucci-h | 2014-07-14 14:08 | アジア的な生活 | Comments(0)
  

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
by バンディ
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