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なお続くタイの住宅建設ブームの余韻
2012年のタイ貢献党政権の需要先食い政策
(自動車の新規購入物品税還付や住宅振興策など)で、
2013年は、輸出環境もよくなく、低空飛行を続ける
タイ経済だが、住宅販売の余韻はなお残っている。


昨年の住宅建設は過去最高を記録したが、
2013年もこれを上回りそうだ。
バンコク広域圏だけの数字だが、
今年前半の新規住宅登録件数は57300件にのぼり、
前年同期比+7%、年間でも125000件に達しようと見られる。


もっとも、タイにおける耐久消費財購入増の背景には
家計の借金の膨らみがあり、警戒されている。

なお続くタイの住宅建設ブームの余韻_d0159325_19332696.jpg


北の街チェンマイも住宅ブームが続いている。
もちろんバンコクの金持ちが比較的安いチェンマイの
不動産を買っていることが背景にあるが、
チェンマイの場合は、これに加えて、シンガポール人、さらに
最近は中国人の資本が、比較的住みやすく安価なチェンマイの
不動産に投資し、値を引き上げていると言われる。


ゆったりした風情を残すチェンマイの街も今や
多くのコンドーが建設され、野原が開発されつつある。
2012~2013年は、チェンマイの街が大きく変貌した
年として歴史に残るのだろうか?
# by ucci-h | 2013-11-06 19:34 | タイの不動産とコンドー | Comments(4)
タイ人の訪日ビザ免除が制限される?とのうわさ
タイ人の日本行きのビザが2013年7月1日から免除になって
(15日間滞在まで)、3ヶ月以上経った。
両国にとっていいことだが、早くも制限されるのではとの
うわさが、タイの方では立っている。


当初から一部懸念されていたことだが、これによりタイ人
(主に若い女性)の入国が増え、そのまま不法なオーバーステイが
増加してしまうのではないかという懸念だ。
それにより、ビザ免除が制限されるようにならないかという懸念である。

 「訪日ビザ免除に対するタイの反応 2013-7-8」
  http://uccih.exblog.jp/19216474/


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タイ人の訪日ビザ免除が制限される?とのうわさ_d0159325_193522.jpg


こちらで報じられるところによれば、
ビザ免除以降、月に平均50人ほどのオーバーステイが
発生しているという。約200人ほどが、不法滞在になっているそうだ。


日本の入管は、チェックを厳しくすると言っている。
帰りのチケットと宿泊先をチェックするという。


ビザがあっても、不法滞在はある。
タイの場合は、一人30万バーツもの大金をとって、
日本滞在をあっせんするブローカーが暗躍しているそうだ。
タイの女性は、マッサージ屋などで働く。


なお、日本のバンコクの大使館は、年末にビザ免除を廃止するとの
うわさは、否定しているとのことだ。
せっかくの両国にとって好ましいことが、小さなことから
ほころびを生じなければいい。
# by ucci-h | 2013-10-25 19:04 | エアライン・観光業 | Comments(5)
ヤンゴン周辺見て歩る記(4/終) ヤンゴン市内を巡ってみると・・・
開放された国なら、列車に乗るには、
駅へ早めに行って切符を買えばいい。
ところがここはミャンマーである。


ヤンゴンへ帰る列車の時間を確かめにバゴー駅へ
行ったら、15時58分発のヤンゴン行き
急行列車があるという。
そして、「1時間前に駅に来て切符を買うよう」告げられた。

ヤンゴン周辺見て歩る記(4/終) ヤンゴン市内を巡ってみると・・・_d0159325_2124036.jpg


街の観光を終えて、午後3時ごろ駅へ行く。
駅前は水溜りで、お世辞にもミャンマーの主要駅には見えない。
外国人が切符を買うには、奥の係員のいる部屋まで行き、
パスポートを見せて買う仕組みとなっていた。
なお外国人の行動はチェックされるお国柄である。
アッパークラスを1枚取った。
ヤンゴンまで2時間、4ドル(400円)である。

ヤンゴン周辺見て歩る記(4/終) ヤンゴン市内を巡ってみると・・・_d0159325_21404728.jpg


列車が来たら、駅員は親切にも車両へ案内してくれた。
列車もエアコンこそないが、横1席+2席=3席でゆったりしている。
窓から眺めるすすきと田んぼの景色が気持ちいい。

ヤンゴン周辺見て歩る記(4/終) ヤンゴン市内を巡ってみると・・・_d0159325_21412335.jpg


@@@@@


ヤンゴン駅に着いたのは夕方6時。
現地通貨チャットでの支払いが思ったより多かったので、
チャットが足りなくなっていた。
ガイドブックによれば、駅の近くのトレーダーズ・ホテルの隣の
「セントラル・ホテル」で夕方でも両替できるという。助かった。


カンボジアはほとんどドル支払いだが、
今のミャンマーは、ドル払いとチャット払いが入場料などでも
混在している。
これは何か?


2012年に現実的な為替レートでスタートしたチャットは、
今年4月頃は1ドル=885チャットほどだったのが、
その後米連銀の金融緩和措置縮小の思惑で下落、
7月には980チャットまで下落、1ドル=1000チャットに迫った。
その後1ドル=970チャットくらいまで持ち直している。
開放ミャンマーへの外資流入もあり、必ずしもドル選好ではないようだ。

 「通貨チャットの変動相場入り 2012-3-23」
  http://uccih.exblog.jp/15616022/

ヤンゴン周辺見て歩る記(4/終) ヤンゴン市内を巡ってみると・・・_d0159325_22255488.png


夕食は、近くのサクラ・タワー20階にあるスカイ・ビストロで
ミャンマー・ビールとあわせ洋食セットをとった。
ヤンゴンの街が一望できるが、なお光の量は他の国の商都に
比べ少ない。


@@@@@


翌日のヤンゴン市内一日観光は、朝まず、かつての名門
ヤンゴン大学に行ってみようと決めていた。
かつての東南アジア随一の大学も、軍事政権下で縮小され、
今は、学部はなく、修士課程のみだという。

 「教育空白の半世紀 ヤンゴン大学 2013-4-17」
  http://uccih.exblog.jp/18567917/

ヤンゴン周辺見て歩る記(4/終) ヤンゴン市内を巡ってみると・・・_d0159325_222894.jpg


北方郊外のインヤー湖公園南西角に大学はある。
手前には大きな新しいアメリカ大使館の建物が見えた。


大学の入口にタクシーで着いたが、外国人は許可証が
ないと構内に入れないと守衛は言う。
構内をタクシーで回ってみるだけだと言うが埒が明かない。
あとで運転手は、「後部座席に伏せていれば入れたよ」と
言ったが、そうもいかないだろう。
ミャンマー政府の外国人排斥の伝統を朝から見せてもらった。


@@@@@


しかたないので、ヤンゴンで一番人が集まるという
シンボリックなシュエダゴン・パヤー(パゴダ)へ行った。
建立は紀元前にさかのぼると伝えられる。

ヤンゴン周辺見て歩る記(4/終) ヤンゴン市内を巡ってみると・・・_d0159325_2229364.jpg


ここでも外国人は入場料をとられる。
外国人観光客が増えてきたせいか、10月1日から入場料は
5ドルから8ドルに60%値上げされていた。
入場料を増すなら、境内の英語の説明札ぐらい増やして欲しい。
外国人観光客の増加は、ミャンマー政府、政府関係者を
潤すように見える。


ミャンマーへの観光客数は、以前は年間30万人ほどだったのが、
開放により2012年には100万人に乗せた。
といっても、人口でほぼ同規模のタイの年間2000万人超とは桁違い。
仏教遺跡も豊富なことから、今後さらなる増加が望めそうだ。

 「伸びるアジアへの観光客 2011-9-7」
  http://uccih.exblog.jp/14512736/


境内はビルマ人の善男善女の参拝客でにぎわっていた。
日本人、韓国人など外国人の姿も目立つ。
仏塔を囲む八曜仏には英語の札がついていた。
自分の誕生曜日の水曜日夜(水曜だけは、タイもそうだが、
昼と夜に分かれ、八曜となる)を探したが、Wednesday morningが
ダブっていて、見つからなかった。


@@@@@


お寺を出て日差しが暑くなったので、隣の「人民公園」で
休もうかと思った。そしたら、素っ気無い公園なのに
外国人ビジターは入場料5ドルときた。
外国人となると政府からお金を取られる国だ。
木々も少なそうな公園に入るのはやめ、
タクシーをつかまえ、涼しい国立博物館へ向かった。


朝から面白くもないヤンゴン観光となったが、
南のダウンタウン西にあるこの大規模な国立博物館だけは別だった。
1階から5階まで王の玉座、各地の寺院のミニチュアの展示、
古墳時代のミャンマー、ミャンマーの伝統工芸品、ミャンマーの絵画、
さらにミャンマーの各地の民族の紹介など、広く多彩に陳列されている。


全フロアー5階分を見てさすがに足は疲れたが、
5ドルの入場料は安く、充分興味深く鑑賞できた。


@@@@@


昼メシは、近くのダウンタウンの狭苦しい路地を入った
ミャンマー・カレーの有名店「ダヌピュー」へ。
混んでいた。自分で好きなカレーを選ぶが、評判どおり、
ポーク、マトン・カレーはうまかった。

ヤンゴン周辺見て歩る記(4/終) ヤンゴン市内を巡ってみると・・・_d0159325_223010100.jpg


昼食後、歩いて、駅のそばの衣料品などおみやげ物を売る
1926年設立の「ボージョー・アウンサン市場」へ。
途中路上で、桜の枝の前で傘をさすアウンサン・スーチーの
来年のカレンダーが売られていた。日本人かと思った。
2階建てのマーケットでミャンマー製のシャツを3枚ほど買う。
ここは、地元のマーケットというより、おみやげ市場だ。

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@@@@@


夕方は、夕食前に、ホテルから近い、カンドージ湖にある
ミャンマー・マッサージの店に行ってみる。
90分7000チャット(700円)とチェンマイ並みに安い。

ヤンゴン周辺見て歩る記(4/終) ヤンゴン市内を巡ってみると・・・_d0159325_2232781.jpg


いい雰囲気の店だったが、出てきたのは、何と若い女の子。
年を聞いたら、18歳だという。
そういえば、北タイのメーサイのビルマ人・マッサージ嬢も
若かったなあ。
ミャンマーは平均年齢が若い国だからだろうか(!?)。
話をしながら、まじめにマッサージをしてくれた(ほんとに)。
女子大生にやってもらった気分だ。


ーーーーー


ちなみに、アジア16カ国の平均年齢(中位数)は、
CIAの2013年推定によれば、以下のようになっている。


若い国ベスト5:

1.ラオス 21.6歳
2.パキスタン 22.2歳
3.フィリピン 23.3歳
4.カンボジア 23.7歳
5.バングラデッシュ 23.9歳

アセアンでは、ラオス、フィリピン、カンボジアが圧倒的に若い。


それに続く若い国5カ国:

6.インド 26.7歳
7.マレーシア 27.4歳
8.ミャンマー 27.6歳
9.ベトナム 28.7歳
10.インドネシア 28.9歳

ミャンマーはほどほどに若い国となる(世界平均は29.4歳)。


アジアの高齢国(世界の平均以上)を並べると
以下のような6カ国となる:

11.シンガポール 33.6歳
12.タイ 35.1歳
13.中国 36.3歳
(アメリカ 37.2歳)
14.台湾 38.7歳
15.韓国 39.7歳
16.日本 45.8歳

日本の46歳はダントツだが、タイはシンガポール、中国と並んで
はや‘中年国’となっている。


@@@@@


あすはチェンマイに帰る。
ヤンゴン周辺を見て回った印象をまとめると;


1.ホテル代が上がり、ホテルの数が少ないと言われるが、
探せば、それなりのホテルは見つかる。

2.宿泊施設より、道路、交通などインフラの整備を
して欲しい。携帯電話や電気、テレビなども足りない。

3.サービス業の人々の訓練をして欲しいが、
それ以上に、外国人にもっと門戸を広げて欲しい。


2013年10月のヤンゴン周辺を回った印象である。

(終わり)
# by ucci-h | 2013-10-23 22:35 | ミャンマー・ラオス・カンボジア | Comments(2)
ヤンゴン周辺見て歩る記(3) タイと因縁深い古都バゴーはどうなっている?
ミャンマー2日目のゴールデン・ロックのふもとのホテルは
新しく、部屋も広々していたが、夜中に大音響で起こされた。


時計を見たら夜中の3時!
隣の部屋の酔っ払いが、夜中にテレビを大音響で
点けたかと最初思ったが、よく聞くとホテルの外の広場から聞こえる。
スピーカーの音楽に女性の歌も交じっている。


フロントに電話して、夜中に何だ?と聞いたら、
お寺のお布施への呼びかけだという。
そう言えば、チャイティヨーへの道すがらも
大きなスピーカーでやっていた。寄進プロモート週間らしい。


しかし、夜中の3時にやることはないだろう。
幸い10分ほどで終わったが・・。

持ってきた耳栓が効果を発揮した。


@@@@@


翌朝。ゴールデン・ロックからヤンゴンへの帰路は、
バスで中間地のバゴーへ。


バゴー(旧名ペグー)は、13~16世紀にモン族の
王朝が栄えた街で、タイになじみが深いので行ってみたかった所だ。

ヤンゴン周辺見て歩る記(3) タイと因縁深い古都バゴーはどうなっている?_d0159325_13273417.jpg


モン族は東南アジアに南下してきた民族の中でも古い民族と言われ、
古くは紀元前にはタイのスパンブリーに興ったといわれる
「スワンナプーム王国」(バンコクの空港の名になっている。黄金の地の意)を
建国したと言われる。


また、7~8世紀に、チェンマイの南ランプーンに「ハリプンチャイ王国」を
建てたのもモン族と言われる。


@@@@@


そして何よりも、13世紀末(1287年)、モンゴルの襲来により
ビルマ族最初の王朝で450年続いたバガン王朝が崩壊すると、
モン族は、ここバゴーに「ペグー王朝」を独立建国し、その後250年間
下ビルマを支配した。


しかし、16世紀半ば(1539年)、勢いを盛り返したビルマ族の
「タウングー王朝」(1510-1752)にペグーは併合される。
タウングー王朝は、ここペグーを基地として、タイに攻め込むことになる。


タイの3大大王の一人、アユタヤ王朝を再興したナレスワン大王が
幼少の頃1560年代にアユタヤは陥落し、ビルマに人質に取られ、
いろいろ学んだ地がここペグーであった。
ビルまで学んだナレスワンは、のちにビルマからの独立を果たし、
16世紀末には逆にビルマに攻め込むことになる。

ヤンゴン周辺見て歩る記(3) タイと因縁深い古都バゴーはどうなっている?_d0159325_1331271.jpg


 「ハリウッドを凌ぐナレスワン大王3部作 2008-6-9」
  http://uccih.exblog.jp/11117992/


映画「ナレスワン大王」を見ると、ここペグーの別称である
“ハンサワディー”(ヤンゴンの新空港の名になる予定)がよく出てくる。
バゴーに寄って、ハンサワディーの王宮の発掘を見たいと思った。


@@@@@


ゴールデン・ロックのふもと、キンブンを9時に出た長距離バスは
なかなかバゴーに着かない。
行きのバスとルートが少し違うようだ。
また途中の街で何回も停車する。
その度に、隣の席のミャンマーのおばあさんにバゴーでないことを確かめる。


結局、キンブンから3時間半ほどかかって、バゴーにたどり着いた。
英語のできるバイク・タクシーに乗って、3時間バゴーの街を見ることにする。


ヤンゴンもそうだが、観光も政府の大きな収入源。
バゴーのお寺など見るのに、10ドルの入場券が必要となる。


@@@@@


この街の2大アトラクションのひとつは、9世紀に建てられた金色に輝く
「シュエモード・パヤー」だ。
パヤーはビルマ語で仏塔(パゴダ、チェディ)のこと。
825年に最初の建立というから、日本の平安初期の頃だ。
モン族の王によって建てられたものらしい。

ヤンゴン周辺見て歩る記(3) タイと因縁深い古都バゴーはどうなっている?_d0159325_1335119.jpg


その後地震で崩れたり、建て増しがされ、今では114mの高さ。
ヤンゴンの街のシンボルであるシュエダゴン・パヤーの99m
(こちらは紀元前の建立だと言われるが)をしのぎ、
ミャンマー一の高さを誇る仏塔だ。
ぐるっと塔の周りを一周するとその大きさがわかる。


@@@@@


バゴーのもうひとつのアトラクションは、「シュエターリャウン寝仏」。
994年にモン族の王ミガディパ王によって建立されたという。
屋内に横たわるが、全長55mの寝仏はさすがに大きい。

ヤンゴン周辺見て歩る記(3) タイと因縁深い古都バゴーはどうなっている?_d0159325_13354670.jpg


タイのバンコクにあるワット・ポーの寝仏の46mを上回る。
アユタヤにあるワット・ロカヤスタの寝仏は28mだというから
これの倍の長さだ。
なお、ヤンゴンの新しいチャウタジー・パヤー内の寝仏は
全長65mで、シュエターリャウン寝仏より長くなっている。


釈迦の臨終時の説法の姿を描いたと言われる
寝仏(涅槃仏)は、タイでもミャンマーでも頭は北枕で
心臓を上にした西向きで横たわっている。


@@@@@


バゴーでの目的のハンサワディー王宮遺跡は、
掘り出されたチーク材の大きな柱が展示されている
王宮謁見の間を再建した建物があったが、
見ものに乏しかった。
敷地に入るのに別に5000チャット(500円)とられた。

ヤンゴン周辺見て歩る記(3) タイと因縁深い古都バゴーはどうなっている?_d0159325_1337473.jpg


あのタイのナレスワン大王が幼少時暮らしていた
ハンサワディー王宮の壮大な姿は、
残念ながら思い浮かべなかった。

ヤンゴン周辺見て歩る記(3) タイと因縁深い古都バゴーはどうなっている?_d0159325_13394640.jpg


バゴーからヤンゴンへは、
列車に乗って帰ってみることにした。

(次回最終回へ)
# by ucci-h | 2013-10-21 13:42 | ミャンマー・ラオス・カンボジア | Comments(0)
ヤンゴン周辺見て歩る記(2)奇岩ゴールデン・ロックへは辿り着けるのか?
旅行には、特に海外旅行の場合、
①目的地でいかに楽しむかを考える旅と、
②そこまでどう行くかを考える旅とがある。


ヤンゴン2日目は、東北75kmにある古都バゴー(旧名ペグー)を
経て、さらにその東75kmほどのチャイティヨーにある
奇岩“ゴールデン・ロック”までバスで足を伸ばすことにした。

ヤンゴン周辺見て歩る記(2)奇岩ゴールデン・ロックへは辿り着けるのか?_d0159325_2241383.jpg


タクシーよりもバスの方が、視点も高く、現地の人に混じって
印象深い体験になるだろう。
さて、しかしビルマ語も通じず、うまくたどり着けるだろうか?


計150kmほどの距離だが、ガイドブックによれば、
バス→ソンテウ→トラックと乗り継ぎ、10時間ほど、
1日がかりの行程になるようだ。
どうしてこんなに時間がかかるのだろう?
途中長い停車が多いからかな?


@@@@@


朝8時過ぎに市内のホテルを出て、街の北にあるバスターミナルまで、
タクシーで40分ほどかかった。
郊外へ出てやっと、市内では乗り入れ禁止のバイクの姿が見れる。


バスターミナルは広いが、昨日の雨でぬかるみになっている。
そこで切符を買って(前日にダウンタウンの切符売り場で買えとも言われたが)、
NEW TOKYOと書かれたバスの向こうのNARA KANKOのバスに乗り
9時半ごろ出発。片道7000チャット(700円)。ほぼ満員だ。

ヤンゴン周辺見て歩る記(2)奇岩ゴールデン・ロックへは辿り着けるのか?_d0159325_2242214.jpg


道路は片側1車線のやや凸凹した舗装道路。時間はかかる。
しかし、道路沿いの景色は緑が多くのんびりしている。
ミャンマーは緑の多い国だ。
エアコンのないバスだったが、緑の風が入ってきて快い。

ヤンゴン周辺見て歩る記(2)奇岩ゴールデン・ロックへは辿り着けるのか?_d0159325_2242521.jpg


途中から人が乗ってくるので、この長距離バスは
バゴーに昼前に着くころには、通路にまで人が立って満員だ。
目が大きく、日本人に似たビルマ人の若い女性が目に付く。

ヤンゴン周辺見て歩る記(2)奇岩ゴールデン・ロックへは辿り着けるのか?_d0159325_22432426.jpg


昼過ぎにチャイトーの街の手前の食堂で停車。
皆と同様に、はじめてビルマ料理の昼飯を食べる。
カレー味はうまく、韓国料理のようにつけあわせが出る。2500チャット。
ここまで4時間近く。日本のようにトイレ休憩などなかった。

ヤンゴン周辺見て歩る記(2)奇岩ゴールデン・ロックへは辿り着けるのか?_d0159325_2244155.jpg


@@@@@


食後同じバスに乗り、チャイトーの街まで。
そこで小型トラックのソンテウに乗り換え、ゴールデン・ロックの
山のふもとのキンブン(キンモン)へ。
若いお母さんが赤ちゃんに授乳していた。


キンブンに予約しておいたホテルは、ちょうどこのふもとの角にあった。
荷物を預け、いよいよ政府運営の大型トラックで山頂へ行く。
トラックには、荷物を前の方に積み、残りの荷台に人間が乗る。
時刻は2時半を回っていた。ヤンゴンのホテルを出てから6時間強だ。

ヤンゴン周辺見て歩る記(2)奇岩ゴールデン・ロックへは辿り着けるのか?_d0159325_2245672.jpg


@@@@@


ガイドブックによると、ここからトラックに揺られて45分。
そしてそこから山頂まで歩くか駕籠で1時間ほどとあった。


計算してみた。
3時に出発して、頂上に着くのは5時ごろになる。
帰りのトラックの出発時刻がわからないが、5時ごろだとすると、
ほとんど見て歩く時間はない。
夕方は夕陽がゴールデン・ロックに当たりきれいだと言うが、
明日の朝一番で行くことにするか?


すると、小型トラックの中で知り合った英語をしゃべる
ミャンマー人のチャオさんが、「行こうよ。何とかなるから」と
誘ってくれる。
もっとも、夕方のトラック便で登る人は、山の上のホテルに泊まったり、
野宿して日の出を拝む人が多いという。


帰りのトラックの時間は5時か6時だということではっきりしない。
「まあ行ける時に行ってしまえ。帰れなかったら野宿もいいだろう。
毛布とか持ってこなかったけど・・」と、ここはタイから来た
人間らしく、何とかなるだろうと、満員のトラックのチャオさんの隣に
座ることにした。


@@@@@


この政府運営のトラックの山登りは面白かった。
ちょうど今年の初め、北タイのパーイの近くの山に桜を見に行ったときに
劣らず、険しい山道を登るスリルに富んでいた。
30人ぐらい乗せて、急な山坂をトラックはどんどん登っていくのだ。
こちらは捉まるところがないから足腰でバランスをとる。
山の景色がすがすがしい。


4時ごろには終点のヤテタウンへ着いた。
確かに駕籠かき(4人ずつ)がいる。
駕籠に乗るのと歩くのとどちらが速いだろうか?


そしたら、バスから降りることなく、バスはここから
山頂までさらに10分くらいかけて登ってくれたのだ。
ラッキーである。


結局4時20分ころには、ゴールデン・ロックが目の前に見える
山頂まで来れた。それでも、ヤンゴンのホテルを出てからつごう
8時間かかったことになる。
もっと交通が整備されれば、来やすくなるだろう。
ヤンゴンからタクシーを使っても、総計5-6時間はかかりそうだ。


@@@@@


途中、外国人は6000チャット(600円)を入山にあたって
徴収されたが、金色に輝き、山の上の岩の上で落ちそうで落ちない
ゴールデン・ロックのパゴダを拝むことができた。
金箔を貼るのは、ここでもにんにくを使っているのだろうか?

ヤンゴン周辺見て歩る記(2)奇岩ゴールデン・ロックへは辿り着けるのか?_d0159325_22462448.jpg


帰りは、5時過ぎの下りのトラックに乗ることが出来た。


ふもとの新しいホテルに投宿し、そこで夕食。
店員は4-5人たむろしていたが、いらっしゃいのあいさつなどないし、
タイよりずっとぼやーっとしている。
ビールの後に「ウォーター!」と頼んだら、もう一本
口を開けたビールを持ってきたので、しかたないのでもう一本飲んだ(笑)。


静かな山のふもとの夜。外の広場も暗い。
一日の疲れにビールも効き、ぐっすり寝る。
そして、夜中、大音響で起こされることになる。


続きは次回に。
# by ucci-h | 2013-10-19 22:48 | ミャンマー・ラオス・カンボジア | Comments(0)
  

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
by バンディ
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