「トラックマン」でゴルフ・スウィングをチェックすると

ゴルフ仲間のSさんのご紹介で、
ノースヒル・ゴルフクラブの練習場で、
プロコーチのノートさんから、「トラックマン」を
使ってのスイング分析をしてもらった。
 
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トラックマンは、ご存知のように、
もともとミサイル弾道の解析のために
生まれた装置だが、今ではPGAツアーでも使われている。
ヘッドスピード、ボールの初速、スピン量、飛距離、
打ち出し角度、方向など、26ものパラメーターが
得られる。
 

 
自分はまだ本調子ではないが、ようやく思い切り
振れるようになってきたので、見てもらうことにした。
7番アイアンとドライバーでひと箱ほど打った。
 
 
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自分の感覚と違って、けっこうプッシュアウトして
打っていたり、またカット打ちになっていたり、
クラブの入っていく角度、軌道の方向、フォロースルーの方向などが
具体的に、左へ5度とか、右へ3度とか、数字で示されるのがよい。
 
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3点ほど、改善ポイントがわかった。
① スタンスを取った時の身体のアラインメントを
もう少し左へ向けること(筆者は左打)。
どうしても目標に体が向きがちで、ピンより右に行きがちだからだ。
 
 
② スナップを柔らかく効かせること。
力むとワッグルも忘れてボールを叩きに行きがちだ。
いい当たりが出ても、スナップが固いと、左方向へ行ってしまう。
十分スナップを柔らかく効かせて打つのが、方向も距離もよくする。
 

③ もう少しストロング・グリップにすること。
しっかりボールをとらえて、気持ちよく打ち抜くためには、
もう少しグリップをストロング気味にした方がいいと
プロの指摘を受けた。
ふだん自分でも少し感じていたことなので、試してみよう。
 

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実際の打ち出し方向(左右)と飛距離を見て、
意外だったのは、ドライバーのドローボールよりも
フェードボールの方が距離が出ていたことだ。
 
 
距離は、200ヤードちょっと、せいぜい240ヤード程しか
出ないが、やや左にプッシュ気味にスウィングした方が、
スピン量も多めで、ボールも低く飛び距離が出ていた。
これに対してドローボールは(ドローボールと聞こえはいいが)、
ややフック気味の高いボールになりがちだった。
クラブの軌道は少し左でまっすぐ打ち抜くような練習をしよう。
 
 
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自分の34回のショットのデータを送ってもらった。
自分のスウィングをPGAの男子プロの平均数字と比べても仕方ないが、
LPGA女子プロの数字と比べると面白かった。

(続く)



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# by ucci-h | 2017-10-13 00:04 | ゴルフの工夫 | Comments(0)
タイ語読み書き60時間集中講座(13) ーー「マイ」の6つの言葉を整理するとーー

タイ語読み書き60時間集中講座(13)


ーー「マイ」の6つの言葉を整理するとーー




「アイ」母音の言葉の中で、


「マイ」はたくさんあるので、声調を間違えやすい。


声調の順を整理するのに格好の単語なので、


「マイ」の整理をしてみよう。


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ใหม่マイ↓(新しい)の「マイ↓」に、ไม่ マイ(ノー否定)の「マイ」。


そして、ต้นไม้ トンマイ↑(木)のไม้ 「マイ↑」。


さらに、ここでは掲げなかったが、


ไฟไหม้
ファイ→マイ(火事)のไหม้
マイ(燃える)や、


ไมล์
マイ→(マイル)の「マイ→」、


そして、ไหม
マイ(シルク、疑問符の~か?)の「マイ」がある。


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なお、マイルのタイ語化したไมล์
マイ→の最後の子音
lの上に


ついている6を寝かせたような符号は、


無声化を示す「ガーラン」  である。


主に英語をタイ語化した場合など、rlの音も書くが


発音しない場合に、その上にガーランを付ける。






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つごう、6つの「マイ」をどう位置付けたら、覚えられるか?


これは、タイ語の発音の基本となる、5声調の格好の例になる。


5声調の順、つまり平・低・落・高・昇の順に「マイ」を並べておこう。




ไมล์
マイ→(マイル) ใหม่ マイ↓(新しい) ไม่ マイ(ノー否定) 


ไหม้
 
マイ
(燃える) ไม้ マイ↑(木)  ไหม
マイ(シルク、疑問符の~か?)


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ここで、否定のマイは、燃えるのマイと同じ落声である。


同じ発音であるが、綴りは違う。






そしてここでは、低子音のmは、高子音のhを借りてきて、


ใหม่ マイ↓(新しい) ไหม้
  マイ(燃える)


ไหม
 マイ(シルク、疑問符の~か?)と、3つの単語を作っている。








5声調表で並べるなら、




           平声→      低声↓      落声⤵      高声↑     昇声⤴


H付き   ーーー    ใหม่ ไหม้ ーーー  ไห


Mだけ ไมล์ ーーー  ไม่  ไม้      ---



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いずれも「マイ」だが、


mだけのマイが平声→、落声高声↑をなすのに対し、


hを借りてきたマイは、低声↓、落声昇声をなす。


だから、落声だけは、ダブる。






低子音mだけだと、低声↓と昇声の所が不足するが、


h付きのmでこれを補っている形だ。


言い換えると、声調符号がないと、mだけだと平声→、


hが付いたものは、昇声となる。






そして、第1声調符号マイ・エーク、第2声調符号マイ・トーが


付くと、mだけだと順に落声高声↑、hが付いたmだと、


順に低声↓、落声と入る。


これが、低子音グループの基本形となる。






別の章で一覧しよう。




アムと-アオについては、次回に説明しよう。






(14に続く)








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# by ucci-h | 2017-10-12 23:47 | タイ語の話 | Comments(0)
タイ語読み書き60時間集中講座(12) ーー“特別母音”のタイ語らしい母音「アム」と「アオ」ーー
タイ語読み書き60時間集中講座(12)
ーー“特別母音”のタイ語らしい母音「アム」と「アオ」ーー



前回、特別母音の二つの「アイ」ไ&ใを対比させて見た。
今回は4つの特別母音の残るふたつ、
ำアムとเ-าアオを見てみよう。
なお、特別母音は、いずれも基本、短母音と認識されている。

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ำアムを使った言葉としては、น้ำナム↑(水)が最もなじみ深い。
น้ำナム↑には、้第2声調符号「マイ・トー」が付いているので、
何もなければ平声のところが(นは低子音)、「高声」となる。
声調全般については、後刻まとめる。

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タイ語を始めたころ、「トイレ」ห้อง น้ำ ホン⤵ナム↑を伝えるのに苦労した。
ホン・ナムは‘水の部屋’だが、まだ声調が合っていなかった。
子音自体の発音はhもnも難しいわけではないが・・・。
ホンのオが横に開いたオになったり、末尾のง がนだったり、
また、ホンの音が落ちなかったり、ナムが下がったりしていたのだろう。
言葉というものは、現地でよく聞き、よく繰り返して自分のものにできる。

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เ-าアオについては、最もよく使われるのが、
เอา アオ(欲しい)だろう。
何かを求めるときに良く使う。
ただ、「欲しい!」と直截的な言い方だから、
多くの場面で、ขอ コー⤴(~したい)で依頼した方が良いだろう。

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それと助動詞的に良く使われるのが、
เอา アオ + 目的語 + 動詞 だろう。

「連れて行く」や、「持ってくる」は、
英語なら、take や bringの一語動詞でいいが、
タイ語は、モノを‘支配’して、それをどうかするという
言い方になる。

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「これを持っていく」なら、เอา อันนี้ ไป アオ→・アンニイ↑・パイ→となる。
アオで、これを支配して、そして行くという感じだ。
「氷を袋に入れる」も、英語なら、put the ice in the bag と、動詞は一つで済むが、
“アオ支配の国”タイでは、เอา น้ำแข็ง ใส่ ถุง
アオ→・ナムケン⤴・サイ↓・トゥング⤴と、
アオで氷を支配し、そして袋に入れる、となる。


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閑話休題。
アオは「アオガン」เอา กันのアオでもある。
タイに来たての頃は、‘青姦’と覚えたものだ。
“共に欲する”とは、しゃれた言い方だと思う。


(13に続く)



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# by ucci-h | 2017-10-11 23:24 | タイ語の話 | Comments(0)
タイ語読み書き60時間集中講座(11) ーーไアイ&ใアイは違う木の形!?ーー
タイ語読み書き60時間集中講座(11)
ーーไアイ&ใアイは違う木の形!?ーー


前回、丁寧語คำ สุภาพカム→・スパープ⤵を説明したが、
この単語คำカム→(単語)の綴りに、4つの「特別母音」の一つの
ำ アムが出てきた。
ここで、4つの特別母音について説明しておこう。

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4つの特別母音とは、ำ(アム)と、
二つのアイไ&ใ、
それとアオเ-าである。
みな、アが付く二重母音風だ。



タイ語では、それぞれ、
ำ サラ・アム、ไ&ใサラ・アイ、เ-าサラ・アオと呼ばれるが、
サラ・アイだけは二つある。
サラ・アイは区別して、上が枝分かれしている方ไ を、「サラ・アイ・マイマラーイ」と呼び、
上が丸まった方ใを、「サラ・アイ・マイムアン」と呼ぶ。

สระ ไอ ไม้ มลาย( サラ・アイ・マイマラーイไ )の
ไม้ マイ↑は、「木」の意味。
มลายマ ラーイは、「破裂する」の意味。
なるほど、木が上の方で破裂しているのが、マイマラーイไ か。

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สระ ไอ ไม้ ม้วน (サラ・アイ・マイムアン)の
ม้วนムアン→は、丸まったの意味。
確かに、木の上方が丸まっている。

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ところで、同じアイの発音なのに、二つの母音記号が共存している。
さて、どちらがより多く使われるのか?
枝分かれしたไ サラ・アイ・マイマラーイの方が良く使われる。
証拠がある。賢明な読者はすでに見つけたと思う。
そう、สระไอサラ・アイ(アイ母音)の綴りの中で、
すでに、丸まったサラ・アイに対しても、枝分かれマークไを使っているのだ。
ไマイ・マラーイの方が汎用性があることが見て取れる。

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ไマイ・マラーイを使った単語は従って多い。主なものでは、
ไปパイ→(行く)、ไอ アイ→(咳)、 ไฟ ファイ→(火)、
ไทย タイ→(タイ国)、อะไรアライ→(何)、 ไกลグライ→(遠い)、
ทำไม タムマイ→(なぜ)、 ยังไงヤンガイ→(どうやって) 

ไม่ マイ⤵(ノー)、ไส้サイ⤵(腸)、 ไข่ カイ↓(卵)、 ไก่  ガイ↓(鶏)、  

ต้นไม้ トン⤵マイ↑(木)、 ไว้  ワイ↑(置く)、   
ไฝ ファイ⤴(ほくろ)、 ที่ ไหน  ティー⤵ナイ⤴(どこ)
などなどである。   

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ใマイ・ムアンを使う単語は、
ใจジャイ→(心)、 ในナイ→(~の中)、 ใบ バイ→(葉)、 ใครクライ→(誰)、
ใหญ่ヤイ↓(大きい)、ใหม่マイ↓(新しい)、 ใส่サイ↓(入れる)、
ใช่チャイ⤵(はい)、 ให้ハイ⤵(与える)、 ใต้タイ⤵(~の下)、 ใกล้グライ⤵(近い)

ใช้チャイ↑(使う)、 ใส サイ⤴(透明な)
などの20語のみだそうだ。

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ไとใの「アイ」では面白い対比が見られる。
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例のタイ語の紛らわしい「近い」と「遠い」である。
カタカナ、アルファベットで書けば、いずれもグライ、glaiに
なってしまう。
最初は、「タイ人は近いも遠いも似たようなものに思っているのかい?」
などと思ってしまう。

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実は、「近い」は、 ใกล้ 丸まった方で、音声符号 ้ マイトーが付くので、
落声グライ⤵なのである。
一方、「遠い」は、 ไกล こちらは枝分かれした方で、音声符号もなく、
低声グライ↓なのである。

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「近い道は、丸まった落ち葉が落ちている」
「遠い道は、分岐しており、低くなっている」
などとイメージして、覚えたい。

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なお、「グライ・グライ⤵」(近い近い)のように、
タイ語は副詞を繰り返すことが多いが、
これはいうなれば“副詞的用法”。
名詞の後ろに形容詞として付けるときは、
一語で片づける。
例えば、近い場所 ที่ ใกล้ ティー⤵・グライ⤵とグライは一回にする。


また「アイ」の単語の中では、
「マイ」は、たくさんあり、混同しやすい単語だ。
次回は、マイを整理してみよう。


(12に続く)


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# by ucci-h | 2017-10-10 14:15 | タイ語の話 | Comments(0)
タイ語読み書き60時間集中講座(10) ーー案外難しいクラッ(プ)「はい」の発声ーー
タイ語読み書き60時間集中講座(10)
ーー案外難しいクラッ(プ)「はい」の発声ーー


タイ語の言葉には、(頭)子音+(長短)母音+末子音で
構成されるものが多い。
「口」のปากパー(ク)や「噛む」のกัดガッ(ト)などである。

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また文字の構成を見ると、長母音の言葉には
3文字が連なって見えるものがある(上記のปาก)のに対し、
短母音のもの(上記のกัด)は、2文字構成に見えるものが多い。


これは、母音記号のつけ方による。
タイ語の母音記号は、上に付いたり下に付いたり、
横に付いたり、韓国語みたいだ(韓国語は1字になっているが)が、
韓国語と違って、横に母音が付くと、長く見える。


アーの伸ばす音าは、右側に付くなどして横に広がっているが、
上下に母音記号が付いて、横幅を取らないのは、
このアの変化形ัと、イิีと、2つのウึื ุูの
長短母音くらいだ。


@@@@@


ところで、タイ語は年長者、年少者に対する使い分けや、
「ていねい語」คำ สุภาพカム→・スパープ⤵が良く使われる言葉だ。
日本語に似ている。
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上記 คำ カム→(単語)のำ アムは、「特別母音」と呼ばれる
4つの特別な母音の一つだが、これについては、別の章で説明する。


@@@@@

言葉の後ろに、女性ならค่ะ 「カ⤵」をつける。落声だ。


最初、タイで聞いたときは、相槌「はい」にも使われるので、
ラジオから流れるのは、女性カラスの鳴き声ばかりのようだった。

男性の場合は、ครับクラッ(プ)↑が付く(高声)。
こんにちわは、สวัสดี ครับサワディー→・クラッ(プ)↑だ。
ありがとうは、ขอบคุณ ครับ コー(プ)クン→・クラッ(プ)↑だ。
クラッ(プ)を付けないと、軽い言い方というより
ぞんざいな言い方になるから、必ずつけよう。

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女声同様、相槌にも良く使われる。
「はい」というとき、ใช่「チャイ⤵」(そうです)ばかりでなく、
ครับ!「クラッ(プ)↑」(はい!)と答えられるようになると
タイ語のベテランだ。


女声のค่ะ「カ」がカラスの鳴き声にそっくりなのに比べ、
男声のครับ「クラッ(プ)↑」の方が発音がやや難しい。
タイ人が良くやるr,lの音の省略と、末子音pの無発声、
それと声調(上声)が絡むからだ。


khrapの末子音pを発声してしまうのは、外国人だから許されるとして、
タイ人のまねをして、rの音を省いて、カッ(プ)とやってしまうと、
落声になりがちで(女性のカに近くなり)、タイ人から
「お前はおかまか?」とからかわれてしまう。


ちなみに、rを省いて発音すると、
คับカッ(プ)と同じ発音になる。このカッ(プ)は、
「きつい、タイトだ」の意味になる。
確かに、タイ人の警官や女子大生の制服は、
カッ(プ)、きつめであるが・・・。

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外国人は外国人らしく、きちんと丁寧な発音に
徹した方がいいだろう。ครับクラッ(プ)↑と、rの音も入れて、
高いままで発音しよう。



(11に続く)



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# by ucci-h | 2017-10-09 20:03 | タイ語の話 | Comments(0)
タイ語読み書き60時間集中講座(9) ーータイ語の表記は“変身”するから面白いーー

タイ語読み書き60時間集中講座(9)
ーータイ語の表記は“変身”するから面白いーー


(ふたつのオ)

ア、イ、ウ、エの音については触れてきたが、
「オ」については説明していなかった。
ウ、エの2つの音と同様、オにも
口の開け方で異なる2つのオがある。
โ (サラ・オー)のついた「オ」โ-ะは、日本語のオに近い普通のオだ。
発音記号で記すなら「O」であろう。
もう一つのサラ・オッは เ-าะ。こちらは口を丸めた「オッ」。
発音記号で表すなら、「Ɔ」であろう。

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長母音化するには、 โ-ะ「O」の方なら、
ะを取るだけでいいが、เ-าะ「Ɔ」の方となると、
ะを取ると、別の特別母音である เ-า(アオ)になってしまう。
こちらの方の「オー」は、「-อ 」となる。
อ は、子音の「オー・アーン」であると同時に、
母音のオーとしても働くのだ。発音は、口を丸めた「Ɔー」である。


@@@@@


そして、それぞれのオ(短母音)の“変身術”も
異なっていて面白い。
口を丸めた「オ」เ-าะ は、エเ-ะと同様、マイ・タイクー記号็を
用いて、็อ と書くようになる。
具体的な例では、、これも以前触れたが、
จ + เ-าะ (ジョ)+ บ = จ็อบ (ジョ(プ))と習う。


これに対して、普通の「オ」โ-ะ の変身はユニークだ。
全部記号を取ってしまって、子音だけにする‘捨て身作戦’だ。
有名な例が、นม「ノム」(ミルク)である。
タイ語を始めた当初、「飲む(ノム)のはミルクだ!」と言って覚えたものだ。

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つまり、「ノム」は、結論から言えば、นม と、nとmの子音二文字だけで
済まされてしまう。 サラ・オー記号โだけでも残しておけばと思ったが、
記号はすべてはぎとってしまう。
น + โ-ะ + ม =นม


(あいまい母音)
基本母音の最後に、あいまい母音เ-อะ(アゥ)に触れておかなければならない。
アゥと書いたが、これは英語の音にもあるようなあいまい母音で、
アの口の形でウと言ったような音になるか。
音声記号で記せばₔとなろうか。


タイ語だと、「たくさん」のเยอะ(ユッ)が、「あいまい短母音」เ-อะ である。
そして、「歩く」のเดิน(ドゥーン)が、あいまい長母音เ-อとなる。
これは、変身している。後ろで説明。
「たくさん歩く」はเดิน เยอะ แยะ(ドゥーン・ユッ・イェ)となろう。

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なお、「たくさん、たくさん」を表すเยอะ แยะ(ユッ・イェ)は、
タイでの会話で毎日のように使われる。
発音は、ユッツ・ユッツでもユー・ユーでもなく、
カタカナで書くのは難しいが、「 ユッ・イェ」である(ユッがあいまい母音)。



そして、あいまい母音の変身術は一風変わっている!
母音の変身は、アも、ふたつのエも、ふたつのオも、
いずれも“短母音”の変身である。
いずれにも付いているะ(サラ・オ)が語中では邪魔で、
これを消したいからだ。

ところが、あいまい短母音เ-อะ(アゥ)の場合は、
ะが付いているにもかかわらず、変身しない。
変身しないというより、
変身するための後ろに付く末子音が見つからない。

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代わりにというか、ほかの母音と違って、
あいまい“長母音”アゥーเ-อの方が変化する。
例えば、先ほどのเดินドゥーン(歩く)だが、
ด +เ-อ +น ⇒ เดินのように変化している。
そのままเดอนでもよさそうなものだが、
これだと อがはさまるのが鬱陶しいのだろう。
あいまい長母音เ-อは、เิの形に変化すると覚えておこう。


あいまい長母音アゥーเ-อの変身は実はもう一つある。
最後に付く子音がย の時に限っては、
三日月ิは要らず、サラ・エーเだけでいい。
あいまい長母音アゥーเ-ยの形は、
例外的なケースだが、目で覚えるしかない。
เนย ヌーイ(バター)とเคย クーイ(~したことがある)が
代表的な例だ。

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いずれも、以下のような変化だ。
いずれも、低子音字の平声である。
น + เ-อ +ย ⇒ ⇒ เนย
ค + เ-อ +ย ⇒ ⇒ เคย


これで、母音の変身術は7つになった。
残る一つは二重母音の変身なので、これはまた後述しよう。


(10に続く)



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# by ucci-h | 2017-10-07 21:05 | アジア的な生活 | Comments(0)
あまりあめ色にしないオニオン・スープ

家でオニオン・スープを作る。


玉ねぎにミニトマトも加え、
バターたっぷりで炒める。


さらにバターと小麦粉を混ぜて作った
ブールマニエを加え、とろみをつける。
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簡単な料理だが、玉ねぎのほのかな甘みを
伴った味がたまらない。
最後にたっぷりチーズも入れる。


今回の特徴は、
あまり、あめ色というか濃い茶色にまではしない。
熱しすぎると、甘くはなるが、豊かな栄養素が
逃げると聞く。
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ほどよい玉ねぎ色でも、オニオン・スープは
十分おいしい。


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# by ucci-h | 2017-10-06 12:53 | タイでの食 | Comments(0)
タイ語読み書き60時間集中講座(8) ーータイ語の主な母音は9種類あるーー
タイ語読み書き60時間集中講座(8)
ーータイ語の主な母音は9種類あるーー


タイ語は、文字がつながると、表記が
変化することを伝えたが、これがあるから面白い。
もう一度復習しよう。
d0159325_12355397.jpg

まず出てくるのが、短母音の「ア」ะ(サラ・アというが)の変化。
ふつうは、จะジャのように、「ジョー・ジャーンจ(お皿のジョー)」に
ะ アを付け加えて、จะジャと書く。


それが、จับジャッ(プ)(捕まえる)のようにบプが付くと、
サラ・アの記号ะ は末尾専用だから、変身後の「サラ・アั」に
変わり、この記号が子音の頭に乗る。จับ
語の中間にサラ・アะ が挟まるのがいやなのだ。
d0159325_20024146.jpg

この嫌われ者サラ・アะ のマークは、この場合だけでなく、
「サラ・オッ(丸まったオ)เ-าะ」、「サラ・エッเ-ะ」、
「サラ・イェッแ-ะ」の表記にも見られるが、
やはり末子音が付くと、変えられてしまう。別の文字、‘マイタイクー็’で。

つまり、サラ・オッはเ-าะ このように書かれるが、
後ろに末子音が付くと、以下のように変身する。
เ-าะ ⇒ ็อ
例としては、以前掲げたように、
เจาะ ジョから、จ็อบ ジョ(プ)へのように、変身する。

サラ・エッเ-ะについても、第6回のマイ・タイクー็の説明で
触れたように、เ-ะが เ็に変化する。繰り返しになるが、
เ-ะ ⇒ เ็
例えば、「デッ」だけなら、เดะ で済むのだが、กが付いて「デッ(ク)」(子供)
となるなら、 เดะก ではなく、「เด็ก 」となる。
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以上の4つに加えて、あと4つほど母音の変身術がある。
それを見る前に、タイ語の母音記号を整理しておこう。


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タイ語の母音記号は全部で32個あると言った。
「主要母音」が長短9つずつの18個。
以下の9つの母音の長短である。

①ア-ะ (変身するとั )、 アー-า
②イิ 、 イーี (三日月に何もなしと棒一)
③ウ(口を横に開いたウ)ึ、 ウーื (三日月に丸と二本棒)
④ウ(口を丸めたウ)ุ、 ウー ู (短母音がqで長母音がuに見える)
⑤エเ-ะ(変身するとเ็ )、 エーเ-
⑥イェ(喉の奥から出すエ)แ-ะ(変身するとแ็ )、 イェーแ-
⑦オ(ふつうのオ)โ-ะ(変身すると記号がなくなる)、 オーโ-
⑧オ(口を丸めたオ)เ-าะ(変身すると็อ )、 オー-อ
⑨アゥ(あいまい母音)เ-อะ、 アゥーเ-อ
(変身すると基本อがとれて、子音の上にิ が乗る)


タイ語を始めたとき、短母音に ะ(サラ・ア)の記号が
短母音に付き、長母音ではなくなるのが、逆に思われ
不思議だった。


むしろ、長母音が先にあって、
この長母音の伸びを止めて、短母音化するストップ記号が
ะ(サラ・ア)なのだと覚えておきたい。
d0159325_17294366.jpg


@@@@@


これら9+9=18が主な母音である。
これに、いわゆる「二重母音」と言われる
母音が3+3=6。


そして、「特別母音」と呼ばれる母音が4つ
(これも音から言えば、二重母音だが、
すべて短母音の音として扱われる)。


そして最後に、普段は使われず、
子音を伴わず独立した「音節字母」が
4つある(サンスクリット、バーリ語からの借用語)。
総計18+6+4+4の32母音記号である。


二重母音以下は、あとの章で学んでいこう。


(9に続く)



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# by ucci-h | 2017-10-06 12:38 | アジア的な生活 | Comments(0)
タイ語読み書き60時間集中講座(7) ーー同じ末子音でも「開口音」のものは音が伸びたのと同じーー
タイ語読み書き60時間集中講座(7)
ーー同じ末子音でも「開口音」のものは音が伸びたのと同じーー


タイ語に頻繁に現れる末子音のことを書いたが、
この末子音には2種類あることは以前触れた。


ひとつは、k,t,pの破裂音で示した閉口末子音。
これは、「死んだ末子音」とも呼ばれる。
これに対し、n,g,mのような破裂しない開口音の末子音は
「生きている末子音」である。
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閉口音に対する開口音たち。
何が違うかと言えば、音が出ない死んだ末子音たちに対し、
こちらは、生きているのだから音を出す。中子音グループなら平声だ
(低子音グループも平声。高子音グループだとライジングの昇声)


例えば、「お皿」のจานジャーン→。「中国」のจีนジーン→。
「赤」のแดงデェーン→。
いずれも末尾のn,gの音は当然ながら発音される。
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開口末子音で終わるとき、注意しなくてはいけないのは、
nとgの区別だ。
例えば、タイでは毎日のように使われる単語「暑い!」。
ちなみに暑いも熱いも同じร้อนroonローン↑だ。
声調第2符号マイ・トー้ が付いているので、低子音である
rで始まる言葉は、「高声」となる(マイトーがなければ、平声だったが・・)。
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似たような言葉が、「歌う」のローン(グ)roong ↑ร้อง。
「暑い」とは、最後の一文字นnとงgが違うだけだ。
のどを詰めるか、詰めないかの違いだけだが、
いい加減にやると、タイ人からは違う!と言われる。
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@@@@@


そして、開口末子音付きのことばの声調は、
各高中低子音グループごとに、長母音だけのことばに準じている
(声調は重要だが、声調というと何やら辛気臭く
難しく聞こえるから、要するに「音の抑揚」、「トーン」と
言った方が親しみやすいかもしれない)。


つまり、長母音だけも、長母音+開口末子音も、
短母音+開口末子音も、各グループごとに声調トーンは
同じに決まっているということだ。
高子音グループなら、いずれも「昇声」。
中子音グループ・低子音グループなら、いずれも「平声」となる。
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言い換えると、開口末子音付きは、長母音だけと同じ声調。
中子音の場合、開口末子音付きは(声調符号が付かない限り)
みな「平声」だ。


@@@@@


繰り返すが、生きている末子音、つまり開口音が付いたものは、
長母音語同様とみなされ、高中低子音それぞれの
グループの長母音の言葉と同じトーンになるのだ。
開口末子音は、n,g,m,y,wの5つほどである。


つまり、開口音は音の続きの様なものだから、
長母音のものも短母音のものも、長母音視されると
覚えておけばいい。


具体的な例を挙げるとわかりやすい。
たとえば、「登る」のปีนピーン→。「年」のปีピー→に
นnが付いたようなものだが、ピー同様、
平音である。
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短母音の言葉も同様だ。
ドアの取っ手の所に書いてある「引く」ドゥン(グ)→ดึง、
「いっぱい」のテム→เต็ม、タイにたくさんいる「蚊」ユン→ยุง、
いずれも短母音の言葉だが、長母音だけのガー→กา(カラス)や
長母音+開口末子音のジャーン→จาน(お皿)と同じ
「平声」である。
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(8に続く)



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# by ucci-h | 2017-10-05 11:14 | アジア的な生活 | Comments(0)
タイ語読み書き60時間集中講座(6) ーー末子音は発音されないのに区別できるの?ーー
タイ語読み書き60時間集中講座(6)
ーー末子音は発音されないのに区別できるの?ーー



末子音の話があちこち広がってしまったが、
この破裂閉口音の末子音がタイ語の言葉にはごまんとある。
省略はできないが、音には出さない。
言葉として覚えるとき、アルファベットやカタカナ表記だと
やっかいだ。


まだアルファベット表記なら、書いても無音とすることができるが、
カタカナは書いた以上音が出る文字だ。
そこで、「パー(ク)」ปาก(口のこと)などと括弧付きで書かざるを得ない。

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タイ語会話を習い始めたころ、
「マー・ジャー(ク)・ティーナイ」(どちらからいらっしゃいましたか?)が
必ず出てくる。バーで女の子と会話するためだ。
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ここで、caak(=from) จาก を
覚えるのだが、発音もジャークと
してしまう。ここからタイ語の発音の間違いが始まる。
ジャーと言って、クの口の形で終わることは学ばれない。


@@@@@


普通名詞も、固有名詞も、閉口末子音は無声だ。

たとえば、タイ北部に、チェンマイの南だが、
ミャンマーとの国境の町メ―ソートがあるTaak県がある。
発音は、あくまでター(ク)だが、ウィキペディアの
表記などは、どうしてもターク県になってしまう。
我々も日本語の会話の中ならそうなる。
ター県では、なにか間が抜けた感じだ。
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末子音はタイ語の言葉を締めている。
同時に、タイらしく無駄な発音はしないようにしている。
末子音を発音せず、なおかつ破裂閉口音の口の形で止められたら、
その人はタイ語の上級者なのだろう。


@@@@@


末子音がつくと、中子音の場合、長母音、短母音語に関係なく
(高子音もそうなんだが)、
低声になることも、順に学んでいくと合点がいく。
閉口末子音が付くと低声で終わるのがなんともおさまりがいい。
たとえば、ピッ(ト)↓ปิด(閉める)、デッ(ク)↓เด็ก(子供)、
ゴー(ト)↓กอด(抱く)、パー(ク)↓ปาก(口)など。


ところで、デッ(ク)↓เด็ก(子供)が出てきたので、
็の符号「マイ・タイクー」に触れないわけにはいかない。
1番目の変形母音ั (サラ・ア、サラはタイ語で母音のこと。+ะの変形体)に続く
2~4番目に学ぶ変形母音に付く ็(マイ・タイクー)に触れざるを得ない。
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2~4番目の変形母音は、末子音が後ろに来た時に、以下のように変化する:
② サラ・オ(丸まったオ)เ-าะが、็อに変化する。
例えば、จ+เ-าะ なら、เจาะ (ジョ)だが、
これに末子音บ が付いて、「ジョ(プ)」(英語のjob)になると、
เจาะบではなく、「จ็อบ 」になる。


③ サラ・エ เ-ะが เ็に変化する。
例えば、「デッ」だけなら、เดะ で、済むのだが、กが付いて「デッ(ク)」(子供)
となるなら、 เดะก ではなく、「เด็ก 」となる。
④ サラ・イェ(喉の奥からのエ) แ-ะ がแ็に変化する。
これも②と同様、例えば、「ゲェッ」だけなら、แกะ で済むのだが、
ปが付いて「ゲッ(プ)」(cap)となるなら、
แกะก ではなく、「แก็ป 」となる。


マイ・タイクー็は、末尾に子音が付くとき、
+ะ(サラ・ア、短母音)に変わって、
中央を短く引き締める短母音符号だと
思っていたらいい。


@@@@@


閉口末子音が付くと低声で終わるといったが、
もっとも、低声で終わるのは中・高子音に限られる。
低子音は別で、逆に短母音の語だと高声になり、
長母音の語だと落声になる。


低子音・短母音に閉口末子音が付くと、逆に「高声」になるのは面白い。
例を挙げると、キッ(ト)↑คิด(考える)、ポッ(プ)↑พบ(会う)、ラッ(ク)↑รัก(愛する)など、
少し“興奮気味になる”言葉が多い。
こういう言葉を発するときは、気持ちも高揚するのだろう???
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@@@@@


先にパッ(ト)↓ผัดとパッ(ク)↓ผัก
(いずれも高子音・短母音に閉口末子音が付いたもの)
を比べたが、これとは別に、
長母音に閉口末子音が付いて終わる中子音語を、
長母音だけの似た言葉とを比べてみるのも面白い。
中子音+長母音の場合、末子音がなければ、「平声」だが、
閉口末子音が付くと、末子音は音に出ないが口の形は残り、
こちらは「低声」になる。


例えば、末子音がない「ディー」→ดี(良い)は、自然と「平声」で
発音される。イイネ!「ディー!」といった感じだ。
この同じディーにtがつくとดีด(diit、弾く)、発音はディー(ト)↓だが、
平声でなく、「低声」でうまくおさまるようになる。
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仮に平声で頑張ると、末子音のtの口構えができにくいものだ。
だから、閉口末子音がついて平声というケースはどこにもない!
(高声なら、低子音・短母音の場合にあるが・・・)。


@@@@@


長母音に閉口末子音のあるなしを比べたが、
それでは、中子音・短母音の場合はどうだろう?
短母音に閉口末子音が付いて終わる場合なら、
短母音だけの言葉と比べても、「ともに低声」なので、
区別ができるのだろうか?


例えば、「未来形助動詞(~しよう)」のจะja↓は低声だが、
これにpのついたจับjap↓(捕まる)も低位でおさまっている。
ちなみに、タイ語のจ Jは、Jと記すものの、英語のJより、
d,chの音が入り込んだ音になっている。
chの音に空気が入らない、つまりdchとでも表記すべき無気音である。


では、ジャ↓とジャッ(プ)↓の発音の違いをどう聞き分けるか?
これも問題ない。発音の後、口が開いたままなのがจะjaだけれど、
จับjapなら、口が締まっている。
音は出なくても、「無言の誇示」がされている。
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@@@@@


繰り返すが、末子音がつくと、発音されず、中子音の言葉の場合、
「低声」になる。
例えば、先に見たように、「口」のปากパー(ク)↓や「噛む」のกัดガッ(ト)↓がそれだ。
でも、このルールから入るのではなく、発音を繰り返し練習するうちに、
「なるほど、音は聞こえず、低位におさまってるな」と
納得できるのが、タイ語表記を覚える恩恵だろう。



(7に続く)



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# by ucci-h | 2017-10-04 20:07 | アジア的な生活 | Comments(0)
タイ語読み書き60時間集中講座(5) ーータイ語には無言で誇示する“影武者”が付くーー
タイ語読み書き60時間集中講座(5)
ーータイ語には無言で誇示する“影武者”が付くーー


タイ語の「末子音」の学習に入る。
タイ語の閉口末子音は面白い存在だ。
つまり音に表れない“影武者”なのだ。

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最後に付く子音である末子音に対し、頭に付く普通の
子音のことを、区別するために「頭子音」ということもある。
例えば、アルファベットでpaak(口)と書けば、pが頭子音で
kが末子音にあたる。

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ちなみに、末子音とは、k,p,tといった末尾に付く破裂子音だが、
これらは音に出ない閉口音グループだ。
もう一種、n,g,m,y,wといった末子音のグループがあるが、
こちらは対照的に、音に出てかまわない開口音グループだ。
末子音には、閉口音グループと開口音グループの二つがあり、
どちらが付くかによって発音は変わってくるから大事だ。


k,p,tの無声破裂音(口の形は残すが)、閉口末子音グループは、
英語でDead Final Consonant (死んだ末子音)と習う。
もう一種のn,g,m,y,wグループは、そのまま口を開いて音を残すが(開口末子音)、
英語ではLive Final Consonent(生きた末子音)と習う。
閉口子音が付くか、開口子音が付くかで、声調が変わってくるから大事だ。
追って例を挙げていこう。


@@@@@

閉口末子音についてみると、例えば、タイ語で「口」のことはpaak↓(ปาก)、
「吸う」はduut↓( ดูด)、「キッス」はchuup↓ (จูบ)だが
(なんだか三題噺みたいだが)、
最後に付く子音「末子音」(k,t,p)は、いずれも発音されないのだ。

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といって、無視できるわけでなく、ク、トゥ、プの
口の形をして終わらなければ通じない。
破裂音を出したいが、我慢して終えることになる。
でも、音に出さなくても、これで十分区別がつくのだ。


例えば、「野菜炒め」。野菜はパッ(ク)↓ผัก。炒めるはパッ(ト)↓ผัด。
野菜と炒めるは似ている。
野菜炒めは「パッ(ト)・パッ(ク)」なので、「パッ・パッで火の感じはわかるが、
パッ・パッのどちらが野菜でどちらが炒めなのか?」なんて疑問は全然出ない。
なぜなら、パットの時「ト」で終わる口と、パックの時「ク」で終わる口とでは
終わる口の形が全然違うからだ。音が出なくても、息でわかる?

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@@@@@


話は少しずれるが、むしろ疑問を呈するなら、食堂のメニューだ。
野菜炒めは、前述のように「パッ(ト)・パッ(ク)」だ。
タイ語の目的語は、英語のように、動詞のあとにくるのが順当だから、
当然である(S+V+O)。
ほかにも、「トム・カーガイ」 ต้ม ข่า ไก่ (鶏のココナツミルク・スープ。
トムは煮もの、カーはしょうが、ガイは鶏である)や
「ヤム・ウンセン」 ยำวุ้นเส้น (春雨サラダ。ヤムは和え物、ウンセンは春雨)など、
動詞(調理法)+材料(肉や野菜)の料理名が多い。

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しかし一方で、「焼き飯」は、パット・カーオではなくて、
「カーオ⤵・パット↓」ข้าวพัดである。
カーオは、タイ人の主食お米である。
また、「おかゆ」は、「カーオ⤵・トム⤵」ข้าวต้มである。トムは“煮る”の意。
お米の場合、タイの主食だから先に来る、というわけではないが、カーオは
最初に出てきがちな言葉なのだろう。
また、「鶏の炙り焼き」は、ヤーン・ガイではなく、「ガイ・ヤーン」ไก่ ย่างだし、
「豚の揚げ物」は、「ムー・トート」 หมู ทอด と、材料(肉)+動詞(焼き方)の順だ。

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お米(カーオ)のメニューが出たから、ついでに麺を見ると、
動詞+材料(麺)だ。
「焼きそば」を言うなら、「パット・バミー」 ผัดบะหมี่ となる。
バミー(黄色小麦麺)を炒めたもの。こちらは動詞が先行。
でもこの国には日本の様な焼きそばはほとんどなく、
よくあるのは「パット・タイ」 ผัดไทย だ。
タイ(国)を炒めたもの?食堂では時々間違ってผัดไทとつづられることもある。
バミーでなく、センレックเส้นเล็ก(米粉の白い細麺)を野菜などと炒めたものだ。
「タイ風炒め」となろう。

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理屈を言っても始まらない。習慣であろう。
日本でも、焼肉、揚げ豆腐もあれば、レンコン揚げ、里芋煮もある。


@@@@@


ところで、カーオ・パットのタイ文字のところで、
上に付く似たような符号がふたつ出てきた。
ั と ้ 。 
この際、ついでに母音記号を確認しておこう。

「パッ(ト)」ผัดのั は、母音記号の「ア」。
あれ?短母音のアはะ じゃなかったっけ?
ア・アー、イ・イー、ウ・ウーは、
アะアーา、イิイーี、ウุウーูとなると習った。

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ั は、ะ 短母音のアの変形体なのである。
タイ語の母音記号は、付く場所によって変形することが
いくつかある。いくつだろう?全部で8つほどか?
その中で、この「ア」の変形は一番最初に出てくるものだ。


このままアで終わるシラブル(音節)なら ะ でいいが、
その後に文字が付くと(たとえば、パッ(ト)やパッ(ク)のด ,กなどの末子音が付くと)、
 ะは  ้に変化する。
たとえば、「未来助詞(~しよう)」のja は จะ のままだが、
後ろにp が付いてjap(捕まえる)になると、
 +ะは้に変化し、จับとなる。

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60時間講座が終わる最後の日に総合テストが
あったが、一番間違った問題は、変化した文字の言葉の
起源を尋ねられる問題だった。
読めるのだが、もともとはどういう組み合わせだったかを
示すのを半分間違えた。
パッ(ト)(炒める)の例で示せば、ผ+ ะ +ด ⇒ ผัด である。


もうひとつ。数字の2にも見える้ 。
こちらは、母音記号ではなく、「声調符号」である。
声調符号は4つあるが、以前出てきた1番目の|่ (マイ・エーク)に
次ぐ、2番目の声調符号 ้ (マイ・トー)である。


1番目のマイ・エーク、は基本、声を下げる(低声)符号。
こちらの2番目のマイ・トーは、基本、声を落とす(落声)符号である。
基本と言ったのは、中・高子音にこれら声調符号が付いた場合、
低声、落声だということ。低子音に付いた場合は、
落声符号と高声符号になるからだ。
ここらの違いは、代表的な言葉を通して、覚えるしかない。

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ついでに、ัと้の見分け方。
大きな活字の時はいいのだが、小さな字の時は
丸が右回りか左回りかもわかりづらく、同じに見えてしまう。
やや丸が大きく横長なのがั、比較的ちょこっと縦長なのが้と
覚えておくと見間違いが減る。


もうひとつ。子音のด (ドーデック)とค(コークワイ)。
これも、大きければ、丸が右回りから始まるのと、左回りから始まるのとで
一目瞭然だが、小さな活字だと同じに見えてしまう。
ほぼ丸から左下に線が出ているのがด で、
คのときは、かなり上からほぼ横に線が出ていると見分けるといい。
これも、実際テストで見間違えた。


@@@@@


ベーシックとなる中子音で見ると、
符号なしが平声。
マイ・エークが付くと、低声。
そしてマイ・トーが付くと、落声になる。
実はこのあと、中子音の場合に限り、声調符号マイ・トゥリー ๊  と
マイ・チャタワー +  があり、それぞれ、高声、昇声になる。


平声、低声、落声、高声、昇声・・・タイ語の5声調。
順に5つは、タイ語の声調の基本である。
言い換えると、声調符号の助けを借りながら、
タイ語は、5つの声調を完成させていると言えるだろう。


(その6に続く)




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# by ucci-h | 2017-10-03 17:34 | アジア的な生活 | Comments(2)
近くに大きなゴルフ練習場がオープン

我が家の近く2km、車で5分のところに
9月なかば大きなゴルフ練習場がオープンした。
サンカンペーン旧道、宝石店の斜め前である。

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広い駐車場(樹木がない!)になぜか大きなロボット
人形が立っている。
座席数は、2階も入れて70打席。
オープンしたてなので、従業員のサービスもいい。

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距離も十分あり350ヤードの標識もある。
また、池やバンカーも多く配置されているので
アプローチの練習にいい。
ひと箱40バーツだが、回数券もある。
ただ、敷地は広いが、アプローチ・グリーンと
バンカー練習場がない。

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チェンマイ郊外では、ここ数年宅地開発のため
ゴルフ練習場がいくつかつぶされてきたが、
ここなら近いので、車を15km走らせて
練習に行かなくてすむ。





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# by ucci-h | 2017-10-02 21:05 | ゴルフの工夫 | Comments(0)
  

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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