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賑わうバンコク・ウィークエンド市場の経営が国鉄に返されるが、影で泣くベンダーたち
“世界最大のウィークエンド・マーケット”と称される
バンコクの北部にあるチャトゥチャック市場。
旅行ガイドブックには、市場の見取り図が必ずと言っていいほど載っている。

賑わうチャトゥチャック市場は、土地は「SRT」(タイ国有鉄道)の
所有だが、この1月1日まで「BMA」(バンコク都)が1987年以来
25年間借り上げ、大きな利益を上げてきた。
BMAがSRTに支払った土地のリース代は、1億バーツに過ぎないと
言われる。

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チャトゥチャック市場には8,000にのぼる店が出店しており、
BMAの年間レント収入は、1億バーツをくだらないと見られる。

そして、この1月2日から、所有主のSRTに市場の経営権が移る。
もうかる経営権を赤字の国鉄に渡して、
国有鉄道の財務にカツを入れようと政府が決定したということか。

市場の経営権が、都から国鉄に移ったわけだが、公共体の経営で
あることには変わりはない。
その中でこの機に、権益その他を巡って、ベンダーの不満や不公平感が
噴出してきている。

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問題は2つあるようだ。

ひとつは、レンタル土地を借り占め、これを小さなショップ700ほどへ又貸しする
グループの存在がる。その名をチャルーン・プラザ社と言う。
直接借りているショップは、月に250バーツ程度の小額のレンタル料で
済んでいるところもあるが、このグループから又貸しでしか借りられず、
月に16,500バーツも支払っているショップもあると言う。

さらに場所を確保するために、袖の下を12万~15万バーツ要求されると言う。
これでは競争にならないが、又貸し(再リース)グループは排除されていないようだ。
新しく経営することになったSRTもチャルーン・プラザを排除するつもりはないと言う。

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もうひとつは、通路などで勝手にござを引き、安く売る路上販売者。
もちろん禁止されているが、取り締まりは薄く、観光客などに買われている。
これも、レンタル料はなしだから(どこかで袖の下マネーを、月に3000-6000
バーツくらい払っているのかもしれないが)、
先の高いレンタル料を払っているショップは競争にならない。

公共体が経営する商売の権益には、不正がはびこると言うつもりは
ないが、経営体とサブリース業者がつるんでいそうだ。
経営がSRTに移って、改善されるのだろうか?
警察がこれから捜査に入ると言われる。
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by ucci-h | 2012-01-20 11:54 | エアライン・観光業 | Comments(2)
11月20日になったが、バンコクの水は?
11月も20日が過ぎた。
タイの洪水による死者は602人となった。
感電死も多いと聞く。
首都バンコクの洪水のピークは過ぎたものの、
水はなお残っている。

11月20日は、灌漑局がバンコクから水が引くだろうと言う
希望的観測を11日前に出した希望日だ。
 「11月20日でバンコクの水は引けるかも!? 2011-11-11」
  http://uccih.exblog.jp/14920815/

何が希望観測どおりには行かなかったのか?
実はその後、11月16日に、FROC(洪水救済作業本部)が
10月11日以降、洪水の都、オランダから呼んだ洪水の専門家、
アドリ・ヴェアウェイ氏の予想が出ている。

氏は、バンコクの水が引くのは、異常事態が今後発生しなければ、
12月になろうと予想している(何日とは言っていない)。
灌漑局の11月20日予想との違いを、こう説明している。
「バンコクには多くの排水ポンプが用意されており、
その稼動によって、1日の排水量は4~5億トンにのぼると
予想されたが、実際はポンプを同時にそう効率的に
作動させられるものではない」

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灌漑局の予想は、入水量55億トン÷排水量1日5億トン=11日と
なっていた。この1日排水量5億とんはかなり背伸びした数字の
わけだ。それ以前の情報でも、1日3億8000万トンがいいところと
出ていた。
ベアウェイ氏の見通しだと、1日1億5千万トン程度だろうと
言うことになろう。

政治的に楽観度が大きな予想が出て、民衆の信頼度を損なっていると、
氏もみている。
また、各関係局の横の協力が不十分(むしろ対立?)なことも、
被害を大きくしていると見ている
11月20日、バンコクのスクンバン知事は、「水は引いており、大晦日まで
には完全に引くだろう」と言っている。
今後は、衛星情報やモデル・シミュレーションを使うことによって、
もっと洪水の予測度を上げられるとも見る。

ちなみに、インド洋のダイポール(海面水温偏差)現象と太平洋の
ラニーニャ現象(ペルー沖の海水温が低下)から、今年のインドシナ
半島の大量降雨を予想したと言われる日本のJAMSTEC
(海洋研究開発機構)は、来年初夏には弱いダイポールが発生するが、
ラニーニャは、夏には弱まると見ている。
http://www.jamstec.go.jp/frcgc/research/d1/iod/

水が引いた後の、タイ政府の今後への対策は
どう出てくるのだろうか?
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by ucci-h | 2011-11-21 17:29 | アジア的な生活 | Comments(0)
「11月20日でバンコクの水は引ける!?」
11月10日のバンコク・ポスト紙の一面は、
「首都はあと11日で乾くかも」と言う、
洪水が首都バンコクの北・西の半分を浸してから
はじめてのポジティブな見通しを掲げた。

11日の根拠はこういうことだ。
灌漑局によると、今年の北からの洪水の量は
推計140億トン。
このうちすでに4割ほどの55億トンが海に流れ込んだという。
ほぼ35日間で55億トンの流出、1日当たり約1億5700万トン。
チャオプラヤ川の流出量1日1億トンプラスその他運河等で6千万トン、
ほぼ納得のいく数字だ。

推計は続く。
残る85億トンのうち、30億トンがチャオプラヤの水を増やし、
35億トンが、中部平原とパトゥム・タニなどのバンコク北方の
土地に溜まっていると言う。そして、残る20億トンほどが、
岸壁を超え、バンコク北部や西部を水浸しにしている。

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従って、バンコク当局としては、計55億トンほどの水を
排出すればよい(川に流入した分を除く)。
バンコクは、以前見たように、1日あたり4~5億トンの排水能力を
持っているから、55億トン÷5億トン=11日となり、あと11日で
排水できると読んでいる。
 「バンコクへの洪水はどのくらいの量か 2011-10-22」
  http://uccih.exblog.jp/14806374/

当然、もう降雨はないものとしてだ。また、効率よく1日5億トンずつ
排水できるか疑問も残るが、あと11日と言うことは、11月20日となる。
前記の記事で、10月21日にFROC(洪水対策センター)の技術者が、
「あと2~4週間はバンコクは洪水と覚悟した方がいい」と言った
4週間後とほぼ一致する。

もし、この調子で、排水が進むなら、バンコクの2つの東方の工業団地は
水没を免れ、スワナプーム空港も使用不可にはならないということだ。
そうなればけっこうなことである。
この予測どおりになりますように!
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by ucci-h | 2011-11-11 00:24 | アジア的な生活 | Comments(5)
東西にうまく水を分けれないバンコク洪水の行方は?
10月25日時点での報道によれば、
北からの水を東西に分けて流し、バンコク市街を
洪水から守る作戦は、うまくいかないようだ。
そうこうするうちに、アユタヤ方面からのプミポン・ダムの
満水量の3割にあたる40億㎥の水は、明日にもバンコクに到達しそうだという。
もっとも高低差の小さいタイの平原のこと、ひたひたと少しずつやってくる。

バンコクにおける1日の排水量は、以前見たように、せいぜい
4億㎥だから、その10倍の水の処理は容易ではない。

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バンコクの西側を見れば、昨日お伝えしたように、
市の北西のノンタブリからさらに西のナコン・パトムに
水は広がりそうだ。ノンタブリの南のタウィ・ワッタナーの運河に
流れ、チャオプラヤ川と西のタチン川に流れ込み、海に出てくれれば
いいが、タウィ・ワッタナーにあるバンコク市内を守る2.7Mの高さの
鉄道盛り土が、浸水が3mとなれば、超えられる恐れがあるという。

頼みは、タチン川に流れ込む3つの運河の浚渫が終わったところだが、
平らな土地のため、まだ水がうまく流れ込まないと言う。
水量が増えたとき、うまく流れ込んでいくことが期待される。

チャオプラヤの水位は昨日10月24日、海抜2.3Mの史上最高
となっている。1995年の洪水の時は、2.27Mであったという。
すでにチャオプラヤの上流にあるバン・プラでは堤防から水が入り、
街に浸水している。

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(地図は、バンコク・ポスト紙より)

北のランシット(パトゥム・タニ)の運河の水流は強く、高く、
水門を超えて流れていると言う。
タウィ・ワッタナーなど西側は、3mの水深になりそうだと言う。
バンコク南の低地やトンブリも水面下になる危険があると
インラック首相は警告している。

東側に流す水も思い通りにはいかないようだ。
東側は、運河を伝わり、バン・パコン川に水が流れ込み、
海に出ることが理想だが、ポンプが足りないと言う。
つまり、南にずっと下がっていく地形なら良いが、水流の
登りの箇所も数多くある。ポンプが足りないと流しきれない。

また東には、ボトルネックになっている運河もあるという。
草や藻が密生していて、水の流れを妨げると言う。
まだ藻の除去作業は行なわれていない。

大量の水がなお北から迫っている中で、
東西への水の分岐は、思ったほどには行かない。
バンコク洪水は、市内の浸水もさりながら、
トンブリや南の低地、バンコクの南サムート・プラカン
までも飲み込むことになるのか。

サムート・プラカンには、バン・プリ、バンプーの
2つの工業団地(合わせて550工場、従業員9万人)、
そしてスワナプーム国際空港がある。
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by ucci-h | 2011-10-25 21:40 | アジア的な生活 | Comments(0)
バンコクの洪水の広がりと収束のゆくえ
バンコクになお水がひたひたとやってきている。

バンコクの北、パトゥム・タニにあるタマサート大学の
ランシット・キャンパスの体育館は洪水の避難所になっていたが、
ここにも水がやってきたため、10月23日には、
避難していた3500人が、避難所からの避難となった。

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北からの水は、バンコク中心街の西側を縦断するチャオプラヤ川の
東側だけでなく、チャオプラヤ川の西側、トンブリ方面にもやってきている。
北からの水が数日で8億㎥、のべ100億㎥やってくるというのだから、
なお浸水は続くだろう。

バンコクの北側パトゥム・タニを浸した水は、チャオプラヤをはさんで
西南のノンタブリ県にもやってきており、その西側のナコン・パトムにも
ここ数日で浸水しようと専門家は見ている。
ここまで入ってきた水は、東のチャオプラヤ川、西のタチン川の
両方に流すことになるという。

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(バンコク・ポスト紙10月24日付けより。写真も)

しかし、トンブリのポンプの台数が十分でないため、
今週末の前後、高波が来る時期には、トンブリの一部にも水が入るかと
見られている。
バンコク近辺の浸水は、なお1週間~10日ほどは続きそうだ。

一方で、北部は雨季明けが間近である。
チェンマイはもう雨季明けかもしれない。
中部平原の入り口スコータイ、ピチット、ナコンサワンに溜まっている水は、
チャオプラヤを中心とする川に、11月の第1週(つまり来週)には
多く流れ込み始め、状況は、北から改善されていくと見られる。

タイ、バンコクの洪水は、ここ1~2週間がピークとなりそうだ。


しかし、トンブリのポンプの台数が十分でないため、
今週末の前後、高波が来る時期には、トンブリの一部にも水が入るかと
見られている。
バンコク近辺の浸水は、なお1週間~10日ほどは続きそうだ。

一方で、北部は雨季明けが間近である。
チェンマイはもう雨季明けかもしれない。
中部平原の入り口スコータイ、ピチット、ナコンサワンに溜まっている水は、
チャオプラヤを中心とする川に、11月の第1週(つまり来週)には
多く流れ込み始め、状況は、北から改善されていくと見られる。

タイ、バンコクの洪水は、ここ1~2週間がピークとなりそうだ。
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by ucci-h | 2011-10-25 01:27 | アジア的な生活 | Comments(0)
過去2度のバンコク洪水と比べると・・・
記録作家吉村昭が1970年(昭和45年)に、三陸方面を
訪ね、聞き、記した「三陸海岸大津波」という本を読んだ。

過去、明治29年(1896年)6月、昭和8年(1933年)3月と大津波の
被害を経験した東北の三陸地方だが(その他にも、江戸時代
以降の400年間で、15回も津波に襲われている)、その都度
高い防波堤を築いたりしてきたが、「もう安心だ」は裏切られ、
2011年3月の大津波は、大きな犠牲者をもたらした。

今回の東日本大震災は、死者・行方不明者23700余名をもたらしたが、
明治29年の大津波は26360名、昭和8年のそれは2995名の
死者を出したと言う。
過去の大津波の教訓が十分生かされなかったのは残念だが、
何十年に一度やってくるかもしれない災害に対し、人の心は
十分備えられないかもしれないとも思う。

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バンコクの洪水も、近年では1983年と1995年の2回あった。
その都度、地形を考えない首都の乱開発が洪水の被害を
招くと言われたものだが(今回も同様だ)、今回も水が引けば、
その場しのぎの策で終わってしまうかもしれない。

もっとも、津波の襲来に比べれば、時間をかけてやってきて、
津波よりは水位も低い洪水に対しては、かなり守りができそうだが、
そこは楽天的なタイの国民性かと言ったら、叱られるか。

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(1983年の洪水で水浸しになったスクンビット通り。バンコクポスト紙より)

参考までに、83年と95年のバンコク洪水のデータを示しておこう
(10月23日のバンコクポスト紙電子版より)。

水浸しの期間:
1983年 9月から12月までの4ヶ月間
1995年 10~11月の2ヶ月間
今回も、予想される1ヶ月では水が引かないかもしれない。

洪水の被害:
1983年 バンコクの55人を含め死者400人以上 数万所帯移動 倒壊家屋17000戸
1995年 死者400人以上 バンコクで260万人、その他地域で168万人被災 6万所帯移動
今回も死者数は全国で300人以上となってきている。

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(同じく1995年の洪水のもよう)

物的損害:
1983年 バンコクの農地、果樹園4億バーツ損害 バンコクの東部地域で20万住宅損害
バンコクの道路4億3200万バーツ損害
1995年 26の主要道路著しく損害

経済的損失:
1983年 66億バーツ
1995年 数百億バーツ
今回は、7つの工業団地(現在まで)の損害が大きい。
1000億バーツを超えるか。

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(同じく、今回ドンムアンの東より水が入る)

バンコクも灌漑用の運河だけでなく、洪水排水用の
水路を整備する必要があるのかもしれない。
水がひたひたとバンコクの一部を浸し始めた。
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by ucci-h | 2011-10-23 23:25 | アジア的な生活 | Comments(3)
バンコクへの洪水はどの程度で来て、排水に何日ほどかかるのか
バンコクの洪水危機は、なお目を離せない状況だ。
こちらのテレビを見ても、新聞を読んでも、現在の
現象を伝えてくれるだけで、水量の程度や、この
洪水が引いていくだろう時間の見通しなどについて、
なかなかわからない。

と、思っていたら、10月22日付のバンコク・ポスト紙に、
「ポスト・ツデー」が「FROC」(洪水救済活動センター)の
技術者であるプロドプラソップ氏へに対して行なった
インタビューが紹介されていた。

ここまで耳にした洪水の水量と違うところもあるが、
バンコクの洪水危機の見通しをするうえで、参考になる。
以下は、インタビューの骨子である(カッコ内は筆者の注)。

@@@@@

タイの中心部には、この雨季には10月なかばまでに、およそ
200億㎥の雨が降ったり、流れ込んだりしてきた
(この数字は、昨日の報道で伝えられたバンコクに8億㎥の
水が押し寄せてきているという数字を含むものとなるか)。

政府は80億㎥の水をここまで海に流したので、
あと100億㎥ほどの水を処理しなければならない
(100億㎥といえば、琵琶湖の3分の一強の水が
すでに、また、これからバンコクまで来ることになる)。

バンコクの洪水の危機はピークを過ぎたわけではない。
ナコン・サワンに39億㎥、アユタヤに40億㎥、その他
バンコクの北隣パトゥム・タニ等も合わせて、100億㎥の
水を排除せねばならない。

これらの過去経験したことのない大量の水は、
どどっと来るのではなく、徐々にバンコクへやってくる。
地域によっては、地形によるが、浅く浸水するところも、深くなるところも、
水が来ないところもある。

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(バンコク・ポスト紙10月22日電子版より)

ここまで、後講釈だが、政府の洪水マネジメントはうまくいかなかった。
その要因は2つある。

一つ目は、プミポン、シリキットの大きなダムに、水を貯め過ぎたことだ。
灌漑局は、6月に、早くも水位が上がったのに、あまり水を流さなかった。
雨季米の収穫時(12~1月)と、乾季の水枯れに備えたのだ。
その後の大雨により、放流を余儀なくされた。

二つ目は、雨季が、例年より、1.5ヶ月早くやってきたことだ。
そして、今年の雨季は、また長く続いていることだ。
ほとんど毎日のように、各地で同時に降り、田畑やダムに水を
溜めていった。
この雨季の雨量は、例年の30~45%多い量となった。

二つ目の失敗について言えば、なお大量の雨が降ると予測できず、
ダムから大量に流れてきた水をナコンサワンから、下流の
チャイ・ナートに溜まった後、西のスパンブリ方面に流さず、
東のチャオプラヤ川からシンブリー、アユタヤ方面に流して
しまったことだ。スパンブリは今でも乾いている。

過ぎ去ったことを言っても、今はしかたない。
今、やるべきことは、バンコクの東にいくつかの運河を使って、
水を流出させることだ。運河は過去、浚渫されたことがなく、
難しいことだったが、今は浚渫がすみ、99台のポンプを使って、
一日3000万㎥の水量を排出できる。

これを含めて、政府は今、すべての川と運河で、一日4~5億㎥の水を
海に送り出せる。
従って、100億㎥の水を排出するのに、なお20日以上かかるだろう。
なぜもっと速いペースで水を送り出せないのかというと、
運河は、灌漑用にゆったり流れるよう作ってあり、洪水の排水用では
ないからだ。
今後は;、洪水の排出機能も付加するよう考えていかなければならないだろう。

バンコクはどうなるかと言えば、私は市内は大丈夫だと思う。
ポンプも備えた排水設備が広がっているからだ。
最も洪水の影響を受けるのは、東と西の地域、ラット・クラバン、ランシット、
ミン・ブリ、クロン・サムワといったところだと思う。

それらの地域は、土地によって、1~2mの深さになるかもしれない。
今後2~4週間、バンコク周辺は洪水だと思って、避難してほしい。
水は1日に2~3cmずつ増えるが、障壁が増えるに連れて、
運河や野原に水は多く流れ込む。

雨域は次第に北から南に移っている。

@@@@@

今後雨が降らなくなっても、
北からやってくる水の排水に3週間以上かかるということだが、
その間、雨が降れば、その分時間と被害も増えよう。
10月22日夜、バンコクは洪水警報を出した。
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by ucci-h | 2011-10-22 22:51 | タイの政治・経済・金融・為替 | Comments(2)
バンコクに流入、流出する水の量はどうなっているのか
タイの洪水はいまだ収束していない。
雨季明けが早く来て欲しいところだ。
首都バンコクを守るために、東西に
水を流し、水を多く排出する努力が
続けられている。

洪水をもたらす水量は、今どうなっているのだろう?
チェックしてみた。
以前、インラック首相も言っていたように、
アユタヤには80億㎥、80億トンの水が襲い掛かった。
上流のプミポン・ダムからの水、そして大雨で降り溜まる
雨を合わせた量だ。

巨大なプミポン・ダム(容量135億㎥)は満杯になり、
一日6千万㎥の放水量を1億㎥に増やし、ピン川に流し続けた。

比較のため、琵琶湖一杯(水量は275億㎥といわれる)
の水量と比べると、琵琶湖の3分の一ほどの水が何日かで
襲ったわけだ。
ナコンサワンもアユタヤの古都も、5つの工業団地も
水没した。

アユタヤまでで68億㎥ほどの水が吸収というか溜められたというから、
長さ300kmにわたるナコンサワン、アユタヤの中部大平原は、
琵琶湖の4分の一の水が溜まったことになる。

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(10月20日付けバンコク・ポスト紙に載った水の流れの図)

そして、残る12億㎥の水が、バンコクの北のパトゥム・タニ、ランシットを
襲ったといわれる。12億㎥と言われても見当がつかないが、日本の
黒四ダム(容量2億㎥)の6杯分の水量に見舞われたことになる。
これにより、パトゥム・タニのタイ最大のナワ・ナコーン工業団地も
水浸しとなり、ランシットの住宅街も水に浸かった。

そして、ここで4億㎥を費やした水は、8億㎥の水量をもって、
バンコクを狙っている。

一方、プミポン・ダムの方は、相変わらず満杯状態が続いている。
北部ではなお雨が降っており、ダムへの水の流入量はなお一日1億㎥
に達していると言う。従って、放水量も、一日5千万㎥~1億㎥と減らせない。
なお、雨だけでなく、ダムの放水が南への水量を増やしている。

バンコクは、北から来る水を東と西に流し、首都を守る構えだが
相変わらず予断は許さない。
チャオプラヤ川自体は、一日2億㎥の水を海に流しているが、
東西の運河を使って排水を進めるのも、一日8600万㎥であるという。
8億㎥の流入量に対して、3億㎥弱の流出量。
あとは、堤防や防水壁で食い止め、溜めて待つことになる。

去年の前半の乾季は日照りが続き、雨季入りした5月に、
はじめて雨が降ったときは欣喜雀躍したものだ。
その自分はどこへ行ったのだろうか。

 「雨ってこんなにうれしいものなのか 2010-5-11」
  http://uccih.exblog.jp/11310950/

いまは、早く、雨季が終わって、日差しにより、中部平原の
水が引いてくれるのを祈るばかりだ。
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by ucci-h | 2011-10-20 22:59 | アジア的な生活 | Comments(2)
賑わうソウル・バンコクの空
アジアの空の中でも、
バンコクとソウルを結ぶ路線が賑わっている。

韓国からタイを訪れる旅行客数は、今年1~8月で
50万8千人。前年同期比45%増(去年はバンコク動乱があった)。
今年はおそらく80万人ほどに達し、来年は100万人に迫りそうだ。

また、韓国とタイはビザ免除協定が結ばれているので、
タイ人観光客の韓国訪問も人気だ。

スワナプーム・インチョン間には、タイ航空、大韓航空はじめ多く
飛んでいるが、LCC(格安航空)の乗り入れも盛んである。
この10月15日からは、韓国のLCC「トゥウェイ航空」が新たに
ソウルとバンコクを毎日結ぶ。

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トゥウェイ航空は、チェジュ・エアー(済州航空)、
ジン・エアー(大韓航空の子会社)に次ぐ、第3の韓国LCCの
バンコク乗り入れとなる。
トゥウェイは、2004年にできて経営難に陥ったLCC
「ハンスン・エアラインズ」(韓星航空)を昨年8月、トマト銀行などが
出資して再建されたものだ。

当初の往復運賃は、17000バーツ(飲食付き、20キロ荷物可)と
いう。10月分はタイの旅行社がすべて買い取り、来月からは
18000バーツになるという。
会社は、80%のロード・ファクターを期待している。
乗客は7割が韓国人、3割がタイ人と見られる。

トゥウェイは、昨年9月、ボーイング737-800を新規に
購入し、さっそく国内線のキンポ・チェジュ島路線を飛ばしている。
今年中にB737-800を5機体制、来年9機体制にするという。
双発、一通路のB737-800は、189座席だという。

どこのLCCでもいいけど、チェンマイには飛んでこないかな?
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by ucci-h | 2011-10-10 21:27 | エアライン・観光業 | Comments(0)
タイの不動産市場の供給過剰はバブル破裂につながるか
「経済危機は、景気見通しに強気で
安心している中から生まれる」・・

脅かすわけではないが、2008年の信用危機後
拡大を続けて来、なお堅調なタイ経済の今後は、
新政権の経済政策に左右される面が多いが、
同時に、すでに起こっている物価上昇と金利アップ、
そして、昨年ブームだった不動産マーケットの今後の
行方次第では、安心してもいられない。

バンコクでは、2014年に、ドイツ人の設計による
タイ一ののっぽビル、77階建て、314メートルの、
高級ホテル「リッツ・カールトン」の入る「マハ・ナコーン」
(大きな都)ビルが完成する予定だ。
このシロアリに壁を食われたようなデザインのビルが
完成するころには、タイの経済はどうなっているだろうか?

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以前紹介したように、
昨年は、バンコクは不動産ブームだった
(その余波が、北タイのチェンマイにも今来ているか)。
低い金利に加えて、2年間無利子ローンの提供などで
集合住宅を中心に不動産建設が盛り上がった。
まるで、アメリカで起こったサブプライム客への
ローンの提供のようなことも出現したようだ。

まだ融資返済滞納の問題は出ていないが、
不動産の供給が膨れている。
現在、バンコク及び近郊では、13万5千戸のユニットが
売れずに残っているという。
来年には、さらに10万戸のユニットが市場に出回る。
来年、再来年と、住宅の供給過剰が心配される。
 「2012年は不動産バブルに注意 2011-1-24」
  http://uccih.exblog.jp/12747958/

こうなった時、単に供給過剰で、不動産市況の下落で
終わるのか、それとも投機的なお金がたくさん入っていて、
バブルが破裂するように、サブプライム客も投資家も、
そして金融機関も焦げ付くのか、今のところ定かではない。

楽観論は、仮に供給過剰現象が出ても、
不動産業界と関連する鉄鋼、セメント業界など限られたところが
影響を受けるだけとか、新しい政権が脅威を避けてくれると、
根拠のない理由を挙げて、希望的観測をしているが、
不動産市場が崩れ出すと、そんな状況ではなくなろう。

今年から来年にかけて、タイの、中でもバンコクの不動産市況から
目が離せない。
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by ucci-h | 2011-08-04 15:41 | タイの不動産とコンドー | Comments(0)
  

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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