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「妊娠させたら結婚しなければ犯罪」・・・ミャンマーで立法中!?

昨年末、隣国ミャンマーで、「女性を妊娠させた男は、
その女性と結婚しなければならない」という法律を
策定中だとのニュースが伝わってきた。



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女性の地位がなお低く、いわば‘明治維新’のような
時期にあるミャンマーだが、女性の地位向上を図ろうとしている。


妊娠させて結婚しない男には、最長7年の刑が科される。
このほかにも、DV(家庭内暴力)も犯罪とされ、集団レイプには
死刑が適用される予定だという。



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もっとも、まだまだ女性蔑視の慣習は強いようで、
女性の下半身を覆った衣類はけがれているから、
男性の衣類と別に洗わなければならないとか・・・。


前年にも、仏教徒強硬派の後押しで、仏教徒の女性は、
この多民族国家において、他の宗教の男性との結婚が
制限されたそうだ。



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妊娠させたら結婚しなければならない法律が、
タイや日本で通ったらどうなるだろうか?


種付けしたら、養育費も払わず、飛び立ってしまう男が多い
タイでは、まず考えられない立法だが、
仮にできたら、いっそう少子化が進むのだろうか!?
それとも、結婚世帯が増えるのだろうか?


日本では?
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by ucci-h | 2017-01-16 20:12 | ミャンマー・ラオス・カンボジア | Comments(0)
ミャンマーへの外国人入国者は、開放後2年でどれだけ増えたか?
ミャンマーへの外国人旅行客が増えている。

2011年の開放路線への転換以来、
「ホテルが少ない、高い」、「インフラが整備されていない」と
多くの問題点も出てきたミャンマーだが、
ここにきてホテルの供給も増え、価格も適正化されてきて、
いっそう行きやすくなってきた
(ただし、まだ入国ビザを取らなければならないが・・・)。

ヤンゴンの街は、古いポンコツ車どころか、
日本ブランドの新車で溢れている。
時代の変化は一挙にやってくる。

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 「ヤンゴン周辺見て歩る記(1) ヤンゴンの交通事情 2013-10-16」
  http://uccih.exblog.jp/19827148/


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ミャンマーへの外国人観光客数は、
2011年の100万人に達しない82万人から
2年後の昨2013年には204万人へと、
2年間で2.5倍に急増している。
今2014年は300万人を超えるかと見られる。


2013年の204万人は、観光大国タイランドの
年間2,670万人には比ぶべくもないが、
成長するミャンマー経済にとっても、
観光は一大成長セクターになってきている。
56%が陸路国境越え、4割が商都ヤンゴンからの空路入国だ。

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ホテル・観光省の数字によれば、
2013年には、外国人旅行客は、計9億2,600万ドル(935億円)を
落としてくれているという。
2年前の2011年から2年間で2.9倍となっている。


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ミャンマーの国内が開けてくれば(格安航空の国内各地への
乗り入れなどにもっと柔軟になれば)、
タイ人が好む仏教遺跡だけでなく、
北の雪を冠った山々(タイにはない)から、南のアンダマン海の
青い海まで、豊かな大自然が、外国人をいっそう招くことになるだろう。

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by ucci-h | 2014-04-23 12:37 | ミャンマー・ラオス・カンボジア | Comments(2)
一筋縄ではいかない(?)ミャンマーの国際合弁事業
開放ミャンマーでは、1年前の2012年11月に
「外国人投資法」ができ、2013年2月から運用と
なっている。

 「ミャンマーの新しい外国人投資法出る 2012-11-11」
  http://uccih.exblog.jp/17150457/


必要な外国資本(及び技術)に門戸を開いた形だが、
過去の軍政下での既得権のしがらみもあり、
一筋縄でスムーズに展開するとはいかないようだ。


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人口6千万人をかかえ、ビールの一人当たり消費量が
なお低いミャンマーは、ビール会社にとって垂涎の
マーケットだ。


現時点でも、トップの「ミャンマー・ビール」社は
独自の財務諸表は公開していないが、ミャンマー最大の
納税企業だ。

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ミャンマーにおけるビール消費量は、年間一人当たり
わずか4リッターと言われる。
大瓶わずか6本強だ。赤ん坊から年寄りまで入れた一人当たりでである。
日本のざっと10分の一だ。


ミャンマーのビール消費水準が低いのは、
タイに似ている(それでもタイはミャンマーより6.6倍高いが)。
高いビールより、安い国産蒸留酒が好まれるからだ。
しかし、ミャンマーのビール消費は、経済開放にあわせ、
今後大きく増えていきそうだ。


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このミャンマー・ビール社は、以前お伝えしたように、
シンガポールの「フレーザー・ニーブ」が55%、
ミャンマーの軍の経済組織である「UMEHL」(または単にMEHL)が
45%を持つ国際合弁会社となっている。

 「外国企業に門戸を開いたミャンマーのビール業界 2013-5-22」
  http://uccih.exblog.jp/18823538/


ミャンマーへの外資進出は、資本の過半数を超えてもいいが、
ミャンマーの企業との合弁が条件となっているものが多い。


UMEHLは「MEC」と並ぶ、軍の2大企業組織である。
ヒスイやルビー、サファイアの鉱山も持っている。
MECの方は、第2位のダゴン・ビールを持っている。
またこちらは、セメント、鉄鋼事業も持った同じくコングロである。


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この合弁会社ミャンマービールを巡って係争が起きている。
フレーザー・ニーブは、2012年9月から2013年初めにかけて
タイ・ベバレッジ社(タイの富豪、チャーン・ビールでタイでのトップシェアに
のし上げたチャルーンが創業)が、子会社化している。

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2013年8月末にUMEHLからクレームが来た。
合弁を営んでいるフレーザー・ニーブが、UMEHLの事前承認なしに
自社株をタイ・ベバレッジに売り渡したのは、合弁契約の規約違反で、
UMEHLの方に株式獲得の優先権がある。
契約違反だから、合弁会社ミャンマー・ビールの株式も
引き渡せということになる。


係争の結末は未定だが、
UMEHLがミャンマービールを100%子会社にしたい
(ビール製造の技術はそう要らないだろうから)との
思惑からクレームをつけたのだとしたら、
その他の外資との合弁事業にも不安を与えかねないと見られる。


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UMEHLは、中国の国営「Norinco」(北方工業)の子会社とも
合弁で、中部サガインで銅山開発を行なっているが、
土地収用費未払いとの地元民の抗議から、開発が
一時ストップしたりしている。


また、ヤンゴン市の北部の住宅地で
ベトナムの資本による商業コンプレックスの建設が
この6月にスタートしたが、うわさによれば、
政府(担当は観光省)は、この建設に10月待ったをかけた
と伝えられる。


ミャンマーの外資開放路線も、
既存権益グループの抵抗などもあり
ストレートには進まないようである。
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by ucci-h | 2013-11-21 22:47 | ミャンマー・ラオス・カンボジア | Comments(0)
ミャンマーへの入国ビザをネットで申請してみた・・・
10月にヤンゴン中心にミャンマーへ行くことにしたのだが、
ミャンマーへ入国するにはビザが要る。

タイの近隣諸国では、ラオスもカンボジアもインドネシアも
空港に到着してからの「アライバル・ビザ」の取得で入国
できたけれど、後発国ミャンマーは、事前申請して取得
しなければならない。

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北タイのメーサイから陸路でミャンマーのタチレクに入るときは、
橋の上で、500バーツか10ドル払えば入れるが、
これはタチレク地域への入国の特別許可だ。

考えたら、ビザを申請してから外国に入るのは、
むかしアフリカの国へ入国して以来で、最近の記憶にはない。

ここチェンマイは、ミャンマーから数百キロしか離れておらず、
一番近い隣国なのに、入国が一番難しいとは皮肉なことだ。

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チェンマイには、ミャンマーの領事館はない。
バンコクのミャンマー大使館まで出かけて行って、
ビザをとるのも面倒だ。

チェンマイの旅行会社にたのんでやってもらう手があるが、
ネットを見ていたら、「Myanmar Visa. com」という
ビザ取得の手続きをやってくれる会社が見つかったので
ためしてみた。

料金は、ビザ発行費用30ドルを含めて、95.32シンガポール・ドル
(約7500円)。旅行会社にたのんでもそのくらいはかかろう。
ミャンマーの会社だ。
なお、ミャンマーへの観光ビザの滞在期限は28日間だ。

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ネット上で、必要項目を記入して、パスポートの写真を添付して、
送信、さらに95.32シンガポール・ドルの送金場面が・・。

ここでちょっと考えた。
先に送金して、うまく取れないときは困るなあ。

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まあ、しかし、画面の構成は信用できそう。
しかもクレジット・カード払いだ。
クリックしたら、Paypalが出てきたが、さて送金できたのか?

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ミャンマーのオフィスに電話してみた。
幸い、タイとの時差30分遅いヤンゴンとスカイプでつながった。
わかりにくい英語だったが、メールアドレス(travel.evisa)を教えてもらい、
メールでも念のため申し込むことにした。

幸いメールも届き、メールでも申し込んだ。
そして、1週間後に、入金の確認も含め、プロセスにはいった
旨の安心するメールを、ミャンマーのワイさんからもらった。

それから1週間たってもメールが来ないので、
催促のメールを送ったら、その4日後に以下のような、
ビザ取得の手続きが済み、書類をコピーして空港の
アライバルビザに持ってくるようメールが来た。
ヤンゴン空港では係員が待っていてくれると言う。

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やれやれ。
まるで、宝くじに当たったような、おめでとう風な
メールだったので添付しておこう。
こちらも7500円払ったことを忘れて、喜んでいた!


Warm Greetings!

We are glad to inform you that your visa is approved and would like to send
you visa approval letter now.Let me know you get it or not.
Please see attached file for our visa approval letter (Applicant's list
signed by the officer, Letter Head signed by the officer from Ministry of
Hotel and Tourism and Airport arrival layout which you have to follow at
Yangon International airport)
Please print all the documents and show at the airline to board the flight.

One of my representatives will wait you at the airport near VOA counter
through the Glass window and will corporate with the Immigration officer.
Please note our phone number in case you need help.
+95-9 7320 6349,9 8623435.

I would like to inform you.You don't need to pay anything at the
immigration Cos we have already
paid to them for you.

Have a nice trip in Myanmar!

Best Regards,
Zar Zar for Wai
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by ucci-h | 2013-09-26 21:07 | ミャンマー・ラオス・カンボジア | Comments(0)
ヤンゴンの国際空港拡張と新空港建設が落札されたが・・
開放が進むミャンマーにはビジネス&観光客の入国が増えている。
商都ヤンゴンのヤンゴン国際空港の能力は、270万人と
言われるが、乗降客は昨年すでに300万人に達している。

そのために、現ヤンゴン国際空港の拡張と新空港の建設が
急がれるが、2013年8月10日にその入札結果が発表された。

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現空港の扱い能力を倍の530万人に増やす拡張工事については、
日本の中部国際空港や日揮が候補に残っていたが、
地元ミャンマーの資本(アジア・ワールドのロー財閥)と組んだ
中国・シンガポール連合に落ちた。

スティーブン・ローは、この7月に亡くなった麻薬王ロー・シンハンの
息子であり、米国財務省の要注意人物リストに載っており、
米国企業がビジネス相手に出来ない人物である。

2017年12月に1200万人の扱いを目指す
ヤンゴン市内から北方に75kmほど離れた「ハンタワディ新国際空港」の
建設(総額2000億円といわれる)については、
日本の新関西国際空港・大成建設グループが残っていたが、
こちらは、韓国の国営仁川国際空港に決まった。

日本勢では、北方マンダレー国際空港の改修で
三菱商事・JAL連合に落札された。

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韓国勢と中国・シンガポールの中華勢に主要な事業は
落札された形となった。

日本勢にとっては残念な結果だが、ミャンマーは前回の
携帯電話通信の落札に次ぎ、空港建設の国際入札も
なんとか公正に見える形で行なった事になる。

 「ミャンマーのスマートフォン運営に外国の2社 2013-6-29」
http://uccih.exblog.jp/19095914/

次回は、12月に石油・ガス開発の大きな国際入札が
控えている。これも大過なく行なわれれば、国際信用を
築いていくことができるだろう。
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by ucci-h | 2013-09-06 18:47 | ミャンマー・ラオス・カンボジア | Comments(1)
なお残るビルマとミャンマーの呼称談議
2013年6月5日から7日までミャンマーの首都ネピトーで
「第22回東アジア世界経済フォーラム」が、50カ国900人の
参加者を得て開かれた。
開放ミャンマーとして、初めての大きな国際会議だった。

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ASEANの経済統合など、開発途上国の経済問題が主題だったが、
もちろん大方の興味は、ホスト国ミャンマーの経済開放にあった。
パネル・ディスカッションでは、アウンサン・スーチー、大統領府の
ウ・ソー・テイン大臣、かつての政治犯ズィンマー・アウンの参加があった。

ここで面白いのは、国名の呼び方だった。
司会者、アウンサン・スーチー、ズィンマー・アウンは「バーマ(ビルマ)」
の呼び方を好んだのに対し、ソー・テイン大臣および会場の質問者は
「ミャンマー」を好んだ。

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ミャンマーが開放路線を取ってから、英米のマスメディアも呼称を
ビルマからミャンマーに変えたが、国内にはなおビルマの呼び方が
残っているということだ。

 「英字紙のビルマの呼称がミャンマーに変わった 2012-1-21」
  http://uccih.exblog.jp/15306861/

ビルマとミャンマーの呼称の切り替えには、歴史的なことと政治的なことが
絡んでいる。

日本のバブル晩年の1989年、往時のビルマの軍事政権は「ユニオン・オブ・
ビルマ」の名を「ユニオン・オブ・ミャンマー」に代えた
(今は、「レパブリック・オブ・ザ・ユニオン・オブ・ミャンマー」(ミャンマー連邦共和国)と、
2010年以降レパブリックがついた)。

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イギリスの植民地時代につけられたビルマと言う名を、独自に自ら
ミャンマーに変えたというのだ(アフリカの国々やインドにも見られた)。

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ビルマとミャンマーの呼び方には、意味の違いがあるのだろうか?

「ビルマは国の主となるビルマ族を指し、ミャンマーはもっと広く、
マイノリティ民族まで含む」と言うのはウソだ。
第一、ビルマ族+少数民族で以前に国を作ったことはないので、
国名があったはずがない。

ビルマは国の話し言葉の呼び方で、ミャンマーは書き言葉の呼び方と
言った方が正しいのだろう。
いずれも、ビルマ族のテリトリーであることは否めない。

ちなみに、タイではミャンマーのことを「パーマ」と呼ぶ。
バーマのBという有声破裂音が、面倒くさがり屋のタイ人らしく無声破裂音の
Pに変わっているのだろう。

バーマとミャンマの違いも、喉で破裂する破裂音と鼻に抜ける鼻音との
違いなのだろう。話し言葉は破裂させて伝えやすく、書き言葉は品良く
鼻にかけるといったような気がする。

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ビルマの呼称にこだわる派は、ミャンマーと言う名はビルマ(バーマ)と
なんら変わらない、軍事政権が軍事体制の下でつけた名だ、だから
ミャンマーの名を使うなら、民主的な制度の下で、再確認すべきであると、
やはり政治的な経緯にこだわっている。

いずれミャンマーになっていくのだろうが、ビルマの呼称も
今しばらく残りそうだ。

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ところで、ビルマ人のことは英語でバーマン(またはバーミーズ)。
ミャンマーだと、ミャンマー人はなんてなるのだろう?
「ミャンマリーズ」になるはずだが、英米がまだビルマにこだわっているので、
なかなか出てこない。
それとも国名はミャンマー、国民名はバーマンで行くのかな?
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by ucci-h | 2013-07-05 11:50 | ミャンマー・ラオス・カンボジア | Comments(3)
ミャンマーのスマートフォン網を担う外国2社が選ばれた
かつて‘手紙文化の国’フランスでは、電話が
ひどく遅れていた。主要駅のガール・ドゥ・ノール(北駅)へ
行っても、公衆電話は故障中のものばかりだった。
しかし、いったんデジタル電話が導入されると、
過去のしがらみがなかった分、世界最先端の電話網が導入できた。

こういうのを何というのだろう?
“テクノロジー後続者のアドバンテージ”とでも呼べばいいのだろうか。

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後進国ミャンマーの経済開放が進み、携帯電話の普及率が9%と
北朝鮮を除いて最低だった国に、いよいよスマートフォン網が敷かれる。
単に、ミャンマーに無線電話網が広がると言うだけでなく、
情報が広まらなかったこの国、金融が遅れたこの国、
企業取引が遅れたこの国に、革命的影響を及ぼすだろう。

 「ミャンマーの通信革命は急速に広まるだろうか 2013-5-16」
  http://uccih.exblog.jp/18783758/

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(写真はミジマ・ニュースより)
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ミャンマー政府は、外国企業にも通信網を運営させるため、
興味を示した世界91社を、4月11日に12社に絞り込んだ。
その中から、6月27日に2社が選ばれることになった。
ミャンマーの無線通信網は、ここまで国営の「MPT」(ミャンマー郵便通信)と
「ヤタナポーン・テレポート」(MPTの配信会社)が担ってきたが、
この国営2社の無線通信網も、外国2社の導入と合わせ整備させる。

12社は以下の通り。

単独で名乗りを上げたのが、
①ノルウェイのテレノール
②カタールのQテル
③ベトナムのビエッテル
④マレーシアのアクシアータ
⑤ルクセンブルグのミリコム

コンソーシアムを組んで出てきたのが、
⑥ボダフォーンとチャイナ・モバイル
⑦フランス・テレコムと丸紅
⑧KDDIと住友とMICTDS(ミャンマー)とA1
⑨シンガポールのシンテルとRMT、MTEL(ミャンマー)
⑩南アのMTNとレバノンのM1テレコムとアマラ(ミャンマー)
⑪インドのバルティ・エアテルとキプロスのパラジオ
⑫ジャマイカのディジセルとジョージ・ソロスのカンタムとヨマ(ミャンマー)

これらのうち、最大のボダフォーンとチャイナ・モバイルは、
採算性を理由に事前に撤退したと言うが、
さて、6月27日にはどのふたつが選ばれたのだろうか?

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選考は、透明性を高めるため、
ミュンヘンにあるマーケティング戦略のコンサルタント会社
ローランド・ベルガー社に委託された。
技術的側面が1000点、財務的側面が500点、計1500点で
採点されたと言う。

選考された会社には、
15年(さらに10年の延長付き)のライセンスが与えられる。
9月までに正式なライセンスが降り、ライセンスの発効日から
9ヶ月以内に商業サービスを開始することが求められる。

音声のサービスは国内の25%を、データ・サービスは10%を
1年以内にカバーするよう求められる。
900メガヘルツと2100メガヘルツ帯を使う。
当局は、2016年までにモバイルの普及率が50%まで行くよう
求めている。

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さて、選ばれた2社はどこだったろうか?

ノルウェイのテレノールとカタールのQテルだった。
いずれも単独で立候補した会社だった。
テレノールはタイのDTACの親会社でもある。
議会が、通信法を通してからと、選考を延長する動きもあったが、
まずは発表された。
選考理由など事情は示されていない。

いずれにせよ、ミャンマーの通信革命が動き出した。
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by ucci-h | 2013-06-29 12:49 | ミャンマー・ラオス・カンボジア | Comments(1)
ミャンマーの3大経済特区プロジェクトの現況
お隣の土地に大きな果樹園の候補地があるので、
ぜひ一緒に開発しましょう、お手伝いしましょうと言う話があったとする。
しかし、果実が成るとほとんどがこちらの土地に落ちてくると
なると、お隣はどんな反応をするだろうか?

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開放が進むミャンマーには、大きな3つの経済特区の
開発が進んでいる。

一番進んでいるのは、軍政下でもっとも近かった中国と
開発を進めているミャンマーの西海岸ベンガル湾に面する
ラカイン州(ムスリムとの騒乱がある土地)チャウピュー経済特区だ。
ヤンゴンから400km北西となる。

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2009年から開発を進めており、港湾を作り、石油パイプラインを
中国まで引き、さらに鉄道を中国昆明までつなぐ予定だ。
30万トンのオイル・タンカーが接岸できることになる。

 「ミャンマーの石油・ガスパイプラインは中国のため!? 2011-9-9」
  http://uccih.exblog.jp/14523243/

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中国のミャンマー石油資源の確保地であるとともに、
中国のインド洋へ進出する動脈となる。
新しいミャンマー政府は、もちろん中国への一方的依存を
排除したいが・・・。

ミャンマーにとっては、シンガポール港に次ぐ規模の
石油化学コンプレックスを目指す。
総額20億ドルのプロジェクトと言われる。

チャウピュー経済特区の開発はこれからだ。
2013年中に詳細プランをまとめ、
第1フェーズ2016年の完成を目論んでいる。

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第2の経済特区は、ここにきて安倍首相のミャンマー訪問でも
後押しされた、ヤンゴンの南25kmのティラワ経済特区だ。

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ティラワSEZ(経済特区)は、ヤンゴン経済圏の中でもあり、
中国の影響力を減らしたいミャンマーにとって、
日本の協力は望ましいところだ。

ティラワは、2012年12月に日本とミャンマーの間でMOUが取り交わされ、
フィージビリティー・スタディー(主に環境への影響)の最中だが、
2013年8月には終わり、建設が始まれば、2015年に1期が完成する予定だ。
ヤンゴン港に代わるティラワ港の整備も進む。
日本からは、当初2億ドルのソフト・ローンが提供される。

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完成すれば、20万人以上の雇用増となり、広域ヤンゴンの
人口も2040年には現在の倍の1000万人になろうと期待される。
4000ヘクタールの工業地区に6800の工場が建設される予定だ。

@@@@@

第3の経済特区ダウェイの開発はなかなか離陸しない。
冒頭のたとえ話のように、ミャンマーの南、アンダマン海に面し
タイから西の海に抜けるのにかっこうの臨海工業地帯の案である。
タイは、このダウェイと東側のレム・チャバン港をつなげたいのだが。

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ティラワSEZの10倍という大規模な開発案だが、
もともと浅い海に深い港湾を作ったりするので、コストもかかる。
当初の投資額だけでも85億ドル必要と言われるが、
メリットの薄いミャンマーはタイ頼みだし、有力なスポンサー候補
日本は、ティラワの方に注力している。

 「開始後1年たったダウェイ・メガプロジェクトだが 2012-2-16」
  http://uccih.exblog.jp/15439619/

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メリットの大きいタイだが、国内のインフラ開発大計画で、
他国のプロジェクトに金を使う余裕はない。
また、もともとタクシン元首相の推進で、ITD社(イタリアン・タイ開発)を
中心に進められてきているが、今のところ宙に浮いた感じだ。

というわけで、ダウェイは資金的に突破口が図れないでいる。
中国も、ラオス、タイを経由しインド洋へつながるアンダマン海への
ルートを確保することになるが、こちらもチャウピューのルート確保で
手一杯だ。

@@@@@

どうやら今のところ、ミャンマーの経済特区の開発は、
中国の進めるチャウピューSEZと日本のバックアップする
ティラワSEZの2つが中心になって進みそうだ。
日本としては、中国の影響力を減らしたいミャンマーとの
関係を密にする絶好のチャンスだろう。
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by ucci-h | 2013-06-28 01:56 | ミャンマー・ラオス・カンボジア | Comments(0)
外国ブルワリーに門戸を開いたミャンマーに進出するビール会社は?
ラオスには、おいしい「ラオ・ビール」がある。
ミャンマー領タチレクに行った時は、
「ミャンマー・ビール」を買ってみるが、ことさら
うまいとも思わない(もちろん、人によって好みは違うが)。
国営醸造所で作っているからか?

@@@@@

ミャンマーの開放路線に乗って、
ミャンマーでも国産ビールから広がっていく動きがある。
ビール好きにとっては、競争歓迎である。

ミャンマーのビール製造は、国家(つまり軍政)資本の
入った3つのビール会社によって、現在のところ行なわれている。

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1.「ミャンマー・ビール」(MBL)が最大だ。
年産100万ヘクトリッター生産している。
銘柄は、「タイガー」、「ミャンマー」、「ABGスタウト」、
「ミャンマー・ダブル・ストロング」、「バロンズ・ストロング」、「アンダマン・ゴールド」
と多岐にわたる。
MBLは、「フレーザー・ニーブ」(シンガポール)55%、
「ユニオン・オブ・ミャンマー・エコノミック・ホールディング」(UMEHL)45%の
合弁会社だ。

2.「ダゴン・ビール」が次に来る(ダゴンとは、ヤンゴンの西にある地名)。
ここは、「ミャンマー・エコノミック・コーポレーション」(MEC)が100%持っている
(国策会社は似たような名前でややっこしい)。

3.3番目が「マンダレー・ビール」だ。
人によると、マンダレー・ビールが一番おいしいとか・・。
ここは、「ミャンマー・エコノミック・ホールディングス」(MEHL)が100%持っている。
ビール醸造業は、軍政にとっておいしいビジネスだった。

@@@@@

そして、外資に対し投資魅力を見せるために、
「ミャンマー投資委員会」(MIC)は、2013年1月外国醸造会社に対し、
ビール製造のライセンスを4つ用意した。

外国投資法に基づき、
国内企業との合弁が条件だが、外資は51%持てる上に、
将来は100%所有も可能のようだ。

翌2月、タイのチャーン・ビールで知られる「タイ・ベバレッジ」社と、
世界第4位のデンマークのビール老舗の「カールスバーグ」に
ライセンスが与えられた。
フィリピンの「サンミゲル」は落とされたようだ。
なお2つ残っている。

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ここで面白いことに、タイのタイ・ベバレッジ社は、
今年、シンガポールのフレイザー・ニーブ社を買収している。
この結果、ミャンマーのビール製造トップのミャンマー・ビールの55%、
新しいミャンマーでのチャーン・ビールの51%を、タイ・ベバレッジが
握ることになる。
チャーン・ビールの大きな飛躍になるのだろうか。
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by ucci-h | 2013-05-22 17:45 | ミャンマー・ラオス・カンボジア | Comments(0)
タイの格安航空ノックエアーいよいよ各地からミャンマーに乗り入れる
タイは開放されるミャンマーへの玄関口になる。

空路についても、ミャンマーの航空サービスが
いまいちなので、タイの格安航空「ノックエアー」が
今年から、タイの諸都市からミャンマーの都市へ
定期便を飛ばすことを考えている。

@@@@@

ノックエアー(ノックはタイ語で鳥のこと)は、
9年前の2004年に設立された格安航空会社で、
2007年にはインド、ベトナムへの国際線も飛ばしたが、
経営悪化に陥り、国内路線だけに絞り、生き残ってきた。
タイ航空が今は株式の49%を持つ。

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(バンコクポスト紙より)

近距離が得意だから、タイの地方都市間に
ボーイング737-800(189人乗り)のほかに、
ターボプロップのサーブ340B(スウェーデン製34人乗り)5機と
ATR72(仏伊製66人乗り)4機を所有している。
チェンマイからは、ハットヤイ、メーホンソン、メーソット、
ウドンタニに飛んでいる。

ノックエアーにとって、ミャンマーは国際線と言っても、
タイの裏庭みたいなもので、距離もそう変わらない。
国際線をかつて放棄したノックエアーだが、
未開拓市場のミャンマー各地に乗り入れることにした。

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(「ミャンマー地図」より)

ハブ空港のバンコクのドンムアン空港からは
ボーイング737-800でヤンゴンに、2013年第4四半期に
乗り入れる。エアアジアの同規模のエアバス320と競うことになる。

ドンムアン以外では、チェンマイ、メーソット、ラノン(南部アンダマン海沿い)と、
ミャンマーに近い県からミャンマー各地に飛ぶ。
メーソットからミャンマー第3の都市のモーラミャイン(旧名モールメイン、
モン州の州都で人口30万人)へ9月に飛ぶのが第1号になりそうだ。
メーソットからは、そのあとヤンゴンにも飛ぶことになる予定だ。

チェンマイからは、マンダレーとバガンに飛ぶ予定だ
(かつてはチェンマイ⇔マンダレー間にマンダレー航空だったか
飛んでいたが・・・)。
チェンマイからミャンマーへ行くのに便利になる。

値段はどのくらいになるのだろうか?
チェンマイからドンムアンに乗ったことがあるけれど、
格安航空でそんなに高くなかったなあ。
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by ucci-h | 2013-05-21 01:32 | エアライン・観光業 | Comments(0)
  

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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