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スイスはついにやった!日本は?
ついにスイスはやった!
前回お伝えしたように、異常なスイス・フラン高に苦しむスイスは、
以前は考えられなかったような、フランのユーロへのペッグに
9月6日に踏み切った。1ユーロ=1.20フランを最低目標にする
というものだ。
 「もう耐えられない、スイス・フランへの投機 2011-8-15」
  http://uccih.exblog.jp/14354126/

この結果、為替市場では、フランはユーロに対して一挙に
8.5%も下落、過去最大の調整となった。
1ユーロ=1.1フランしていたのが、目標に近い
1ユーロ=1.203フランまで、フランが下がったのだ。

スイス国立銀行は、かつてない強い言葉で、
「他の通貨を無制限に買いまくる」と言っている。
これにはわけがある。
リーマン・ショック以降、ユーロ安、ドル安もあり、安全通貨
スイス・フランへの逃避が進行、フランは3割以上も高くなった。
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このため、今やスイス経済は、輸出価格の高騰による輸出不振、
観光立国なのにフラン高による泊り客の減少と、
経済への打撃が、かつてないところまでやってきたからだ。
第2四半期こそGDPは2.3%の伸びを見せたが、8月のデフレは
予想を上回るものになっていた。
さらに、国際的に展開するスイス企業にも減収減益の懸念が増えてきた。

8月始めにはスイス中銀は、政策金利をゼロにまで下げ、
銀行への流動性を増した。1ユーロ=1フラン近くまで上昇していた
フランは、1.18フランまで下落したが、9月に入って再び上昇していたのだ。

d0159325_1471840.png

(Exchage-rates.orgより)

もはや、これ以上、スイス・フランを為替投機にさらすわけには行かないという
強い決意が、ここにきて出てきたわけだ。
もちろん、通貨を守るのは、アナウンスメント効果だけでは出来ない。
多大なコストがかかる。昨年も他通貨買いの大きな為替損で
スイス国立銀行の総裁の首が飛ぶところだった。

今後どうなるかは、スイス当局の打つ手にもよるが、
ユーロ圏が安定するかどうかに大きくかかっている。

注目されるのは、日本円の動きだ。
このスイス・フランの動きで日本円への投機筋も少したじろいた。
日本も強い決意と覚悟を示せられるのだろうか?
野田新首相は、財務相をやっていたが・・。

今週末のG7で、各国の協調介入を要請する程度なら、
日本円への投機は収まらないだろう。
スイス同様の強い措置が出てくるだろうか?
日本経済も深刻なはずだ。

スイス同様、どんどん外貨を買い取って、市中の流動性を増やしたらいい。
日本のマネーストック(旧マネーサプライ)の伸びは、M2もM3も
2%台の伸びに留まっている。
外貨準備をドル債保有で放って置いて、どうせ多額の為替損を喫して
いるのだから、為替損などにかまっている時ではないだろう。
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by ucci-h | 2011-09-08 14:10 | 日本・米国・欧州 | Comments(5)
  

北タイのチェンマイをベースにメコン、アセアンの経済、見所、食べ物を日本と比較して紹介します。ただし投資をアドバイスするものではありません。コメント記入は題字をクリック下さい。
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